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オランダのボイラー会社にもしかしてぼったくられた話



「ぼったくりじゃん!」夫の一言に、また背筋がヒヤリ。

先日、ボイラーが壊れました。こういう家のメンテナンスは、壊れてからでないと動かないのが普通。夏にボイラーが壊れたことも数年前に経験があるけど、今回は冬なのでさらに気持ちが沈む。寒い日に暖房が効かないなんて、

本当に辛い。つらい。ツライ( ; ; )


🟢 オランダのボイラーは冬のカナメ

オランダは、最近太陽電池の普及に伴って、オール電化にする家も増えているようですが、我が家は1970年代に建てられた古くからの良いところを残した家なので、まだボイラーに頼っています。ボイラーが壊れるってことは、「暖房なし」「シャワーは水」というダブルパンチ。幸いにも料理は去年からポータブルの電磁調理器を使っていたので、ご飯には影響は出なかったけど。

あー・・・シャワーいつ入れるんだろう。

一般的に、メンテナンス会社へのオーダーはほぼ私の役目のような暗黙の了解がある。私は、この手のことに別に得意ではないけれど、夫はあまりこういう時動かないので私が動くことになる。夫には仕事など、別にやることがあると言えばあるけれど、こういうことについては、動かないことが多い。

仕方がないから、「Google翻訳」を駆使しながら、オランダのボイラー会社をあたることになる。オランダはどちらかというと、電話社会。メールの対応はことのほか対応がおそい。2週間後、1ヶ月後、永遠にコンタクトなし・・・なんてこともザラ。

🟢 オランダで業者に電話するとき

オランダでコンタクトを取りたいなら頑張って勇気を出して電話!!
📞 電話 言語の好感度も抑えておきたい
1位 オランダ語
2位英語も可能。ときに嫌がれる。

💬 次はチャット
ワッツアップ機能やチャット機能では割と反応してくれる。

💌 最後がメール
当てにしない方がいい。急がない案件にはいいかもしれない。

話は戻り、
オランダのボイラー会社にはワッツアップで頼んでみた。反応はまずまず。私は電話でいつもオランダ語から途中英語へ脱落してしまうので、なんとなく電話が嫌いです。

Whatsaap(ワッツアップ)の反応では、どうやら「今日」来てくれるらしい!これはどちらかというとラッキなー部類

さい先いいかも~♫と思いながら、提示されたコストは
175ユーロ+VAT(税金)。
うーん、高い。

🟢 見積もりを見たら、緊急度と相談

 経験的に、対応してくれる反応が良いところほど、ぼったくりが多い。わかっているけど、寒さには勝てない

夫にも一応報告した上で、「お願い」することにした。

 こういう時の注意はこの175ユーロは捨て金と思わなければならないところ。このお金では直してくれないと思わなければならない。

いわゆる「訪問とチェック」の代金と思うようにする。これが日本との違い。ちょっとサービスがいいといいな。と願うのは日本人としての甘えであると最近よく思う。この国の人は、「人が動くサービスに対するお金の執着が強い」いや、日本が弱いのか。

さて、訪問を受けてから、若いアラブ系の技術者は「これ、古い?メンテナンスされてないね。」
などと、ボヤボヤいっている。「あー。。。修理する気ないなこの人・・・」そして最後は、

「今この状態で運転すると危ないから、僕の見解からは使わない方がいい」とコンセントまで抜いてしまう。

おいおい。。

ボイラーを使う可能性も奪われてしまった気分で、「私がコンセントつないでもいいの?」とこっそり聞いてみる。と、笑いながら「だめだよ、危ない!」



🟢 心の葛藤に勝てないと思ったらお金が必要

えー、そうなん?ガスについていや、このボイラーの知識がないばかりにどこまでが「危険」なのかさっぱりだし。でもシャワーがない生活がもう4か目に入るけど。。。辛い。そろそろ髪にベタつきを感じる。

うーん、これは次の手を打たなければならない。そう、修理。

技術者がいうには、「ボイラー修理には870ユーロ必要」とのこと。そんなに部品が壊れている?のかどうかさえわからないのが悔しい。

新品にするには少なくとも4週間待つだろうね。とも。だれが本当のことを教えて欲しいと心で呟きつつ、これが追い詰められた人の心だよね。と冷静に自分を見る自分がいる。

あー悔しい。多分、
内容的には、絶対に870ユーロも払う必要はない
と思う。でも、暖房の効かない家にこれ以上いるのは辛い。もしかしら、本当に870ユーロの価値があるかもしれない。すごい工事なのかも!と良い面を無理やり探す自分に苦笑。

取り合えず、必要なら連絡する胸を伝え、帰ってもらう。ボイラーはコンセントごとOFFになっているところに「温かい家の復旧と温かいシャワー」に対する絶望感が隠せない

夫と、話しながら、「仕方ないか・・・払うか・・・」と意見を一致。

(次の日、実は意見が違ったことに対し口論になるけど。。。)

翌日に、改めて本部と連絡を取り、修理を依頼する。直接ワッツアップで昨日の技術者とつながり、
「まず手付金の半分を支払ってくれたら午後の修理に伺います。」と。



🟢 やっぱり不安感は隠せない

これが背に腹は変えられないという状況。本当はこういう業者は嫌いな私と夫。何もやっていないうちからお金を払えという。

「本当に修理できるのか?この人・・・」段々不審感も募る。でもやってみないとわからない。悔しい思いを腹に溜めながら、「半分」の値段を払う。

最終的に、技術者はボイラーを直したのでめでたしめでたし。。。という気には最後までならない。確かに技術者はちゃんとボイラーを直したけれど、その仕事量に870ユーロの金額に相当するものとは思えない時間だったと思う。30分かかったかどうか。


🟢 これらの苦い経験は色々な勉強を与えてくれる。

1:オランダの業者はぼったくりが多い。
 怪しいと思ったら、ホイホイ払ってはいけない。語学ができなくても計算機片手に、
 「言ったことと計算があっているかどうか」たしかめる。
 ついYES/OKと言いたくなったら、踏みとどまって、「相談する」と逃げるのも大切。

2:早くコンタクトが取れる業者ほど怪しい。

こういうぼったくりが集まるところはインターネットで広告をかけている「商売上手」がおおい。できれば、メンテナンス系は口コミを利用しよう。口コミでいい人が見つからない場合は、何社か比較しておくことをおすすめする。

3:簡単にOKと言わない。

一方で、これらの処世術は失敗を重ねてやっとこさ手に入れられる宝物だと思っています。
ですが、何かの形で共有したいなと思い、続けていこうと思います。

次回は、学力についての話。


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