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【トリオの行末3回目】TORIO 東京パリ大阪 モダンアートコレクション 大阪中之島美術館

東京国立近代美術館で2回見て、自分が関西巡りの期間中にまさか当たるとは…

最初は観るつもりが無かったがジワジワ観たいという気持ちが湧いてくる。

・東京国立近代美術館と本当に同じラインナップなのか
・我らが東近美の作品が出張先でどんな様子なのか。
・美術館によって見え方って何か違うか?
・富井大裕さんの折り紙彫刻は無事なのか、再制作されてはいないか、この目で確かめたい


…もうダメだ、気になりすぎる。
観るしかない。むしろこんな機会もそう無い。
ネタと思われても良い…

展示内容の感想などは先に載せてる2つのレポへ。5月末に初回、7月初頭に2回目
。折り紙の話も下記記事に。


3美人

並び方が違う!

あー!3美人!


ガラスケース入りです。

おや、並びが違う。
モディリアーニ、鉄五郎、マティスの順序。



こちらは東京国立近代美術館の展示。
マティス、鉄五郎、モディリアーニの順序。


噂のジャン・メッツァンジェ

東京での展示中に某県立美術館の作品がほぼ贋作と判明した問題で大騒ぎされたジャン・メッツァンジェはなんか大阪で見ると良い。


しかし、これを見ると贋作と言われてしまった作品を改めて見たくなるな。
自転車乗りのやつ。見比べてみたい。
心苦しいかもしれないけれど、公開またしてくれないか。


贋作の作者と言われるベルトラッキ氏のインタビュー見ると、なんかこれは現代美術のインスタレーションの一つなのかな?と思ってしまう。ただ公費が費やされてしまった点が悲劇だけど…
ちょっとベルトラッキ展とかやったら見てみたいもの。不謹慎な欲望ですまない。でもAIではなく人間がその作者の作品っぽく描けてしまう、という技というかそれで人の目を欺けてしまう、ということにちょっと関心がある。どういう事なのだろうか。

そして、富井大裕さんの折り紙彫刻は?

富井大裕さんの「彫刻」、「roll(27paper foldings)」が好きでしてね…これが関西に上陸するとは。
しかし東京での会期が5月〜8月だっため、絶賛梅雨時期丸かぶり、美術館といえど多湿な日本の夏に耐えねばならないという状況だった富井大裕さんの折り紙彫刻。

2度目に観た時、若干しなっとしていた。

この企画展担当学芸員さんも「ちょっと…へたって来てしまって…大阪展までもつかどうか」と心配そうにおっしゃっていたのだ。
あれが、7月初頭ごろ。
どなたかのレポでその後の様子を見かけることができた。その時も無事だったのだ。

さぁ、大阪ではどうか。見届けねばなるまい。

バーン!

おる!

やっぱりみんな微妙な目で見てる!
え、ミスブランチに対する東京のアンサー、これなの?
これです!!!

おなじパターンである。
お、この様子は?!(大阪中之島美術館)



あ、これ東京展と同じやつやで!

こちらは東京国立近代美術館での展示風景。
赤丸のところにご注目(7月5日)


大阪中之島美術館での展示(9月20日)
赤丸部分に見覚えのある折れ目が。


えっ、ではこれ運んだのか。
これ美術品輸送したんか?折り紙を?
クロネ○ヤマト美術輸送か!?
え?どうやって?!
面白いな。
現代美術面白いなー!

大阪での展示で初めて気がついたが、透明なアクリルの細い板を輪に通して固定して、作品が転げ落ちない様にしてあった。


3回目を見終えて

勝手にやり切った感がある。 
東近美の所蔵品たちも出張先で輝いていた。

東京国立近代美術館お馴染みの古賀春江を大阪で見るという。
安井曽太郎「金蓉」さんも出張中。(画面右)


言わば、オムニバス・ベストアルバム見たいなラインナップなので、関西の皆様ぜひ!ぜひ見ていただきたい。
大阪中之島美術館の所蔵品もまとめて見るチャンスやで。

こっち見てる…(ヤノベケンジ)
大阪中之島美術館に東京国立近代美術館の案内板が。
お隣というか裏手にございます国立国際美術館と親戚やで。
東京展とポスタービジュアルも変えてきた。
こういうの良いですねぇ。


トピック絵画はマグリット。


こう見ると東京展のポスターは大人しいな。

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