死神・改

「俺だよ」
「な！誰だ！お前は！！」
「俺はな、死神だよ」
「死…神…？」
「ふん、そう警戒すんじゃねえよ。お前の寿命が長くねェからよォ、わざわざ伝えに来てやったまでよ」
「俺の…寿命…？」
「人間ってのは誰しも寿命を抱えて生きてるんだぜ？どんなに元気に暮らしていても寿命の炎が尽きれば一瞬でポックリ逝ってしまうってワケよ。ついてきな」

〜　〜　〜　〜　〜　〜　〜　

「…ここは？」
「現世の人間の命の焔が灯ってる場所だぜ？」
「……こういうのって、だいたいロウソクで表現されると思うんですけど、なんでチン毛が燃えているんですか？」
「フン、死神界隈もSDG'sに五月蝿くてよォ、使い道のない抜け落ちたチン毛を使ってるってワケよ」
「あの今にも消えそうなチン毛は誰のですか？」
「声優の櫻井孝宏のチン毛だよ」
「へぇー10年間隠していた不倫で炎上しても、チン毛は勢いよく燃えないんですね。あれ、あっちの燃え盛っているチン毛は？」
「誰のかはわからねェが、たぶん一戦交えてる」
「なるほど、確かに炎が立ちバックの動きをしているな…あれ、あっちのもう一つの消えそうなチン毛は？」
「あれはお前のチン毛だよ」
「俺のチン毛！？消えそうじゃないか！！」
「ふん、寿命を伸ばして生き存えたいなら方法はただ一つ。そこの消えかけのチン毛の炎を、お前の股間のチン毛に移し替えるんだよ。そうすれば生き存えられるぜ」
「わ、分かった！やるよ！
「ほぅら、チンコが震えているじゃァねェか…ほれほれ、慎重かつ大胆に火を移さねェと、消えるぞォ…」
「うっ…アツッ…クソ……よ、よし移すことができたぞ…（大きなため息）フゥ〜〜！」
（チン毛の炎が消える音）フッ
（男が倒れる音）バタン

落語「死神（チン毛ver）」の一席でした。