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らかんノート

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謎に満ちた北条石仏についてのノート
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#初詣

Cosmic

Cosmic

極寒の正月。鐘つきにも行かず、草舎に籠もっていた。
三日は青空が広がり、ようやく羅漢寺へ。

元日には雪に震えただろう石仏たち。この日は暖かく陽もふんだんに降る。参拝者もちらほらいて、のどかな初春の空気が漂っている。メジロが椿や侘助の蜜にうれしそうな声を零す。

小さならかんが持っているのは何の葉か。
隠れキリシタン研究家によると、このひとはミトラという帽子を被り、棕櫚の葉を捧げもっているらしい。

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新年の羅漢

新年の羅漢

元日の羅漢寺。駐車場には車が並ぶ。酒見寺、住吉神社、羅漢寺と回る人もいるのだろう。

マユミの実のほのかな赤さが正月を飾る。
ここのおみくじを見ると、この格子に止まっていたシロハラを思い出す。今年は渡ってきたのだろうか。

羅漢場の中央正面。
左から、阿弥陀如来—普賢菩薩—釈迦如来—文殊菩薩—大日如来。
ここの普賢・文殊両菩薩の乗っている動物は象と獅子には見えず、見る人を面白がらせたり、困惑させた

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