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思い出したように、ピリ辛の刺激が欲しくなる…

ピリ辛の人生を求めていたわけではないが、ふと考えてみると…
随分と無茶をしてたかなぁと思うこともある。

ピリ辛、甘辛、辛っから、旨辛の人生を生きてきたわけではなくて、どちらかと言うと甘々だったと思う。

私は料理を生業としているので、人生を料理になぞらえて考えてみたりもする。

料理でいう五味は「甘味」、「塩味」、「酸味」、「苦味」、「うま味」で「辛み」は入らない。この五味を人生の中の要素で考えると、多くの人がいろんな経験をしてきたことでしょう。

甘くひと時、しょっぱい涙、酸っぱい経験とか、苦しみとか、人生の旨み。この人生の様々な要素に時折「辛み」が訪れたりする。

“食に三徳あり“と言われます。命を継ぎ、心を癒し、力を与えるのが食だと理解しています。食は空腹を満たすばかりではないのはご存じの通り。

料理を食べた後に"あ〜ぁ幸せっ♪"とか"お腹もいっぱい、心もいっぱい"なんて言う。この仕事の醍醐味はここにある。この"醍醐味"も最高の味というところからきている。

さてっと、今日の逸品は海老の辛味噌マヨチーズ焼きです。辛味噌を常備しているので、おつまみに作ってみました。ご飯にも合います!

【辛味噌 ✖️ マヨネーズ ✖️ チーズ】

味噌とマヨネーズの相性は最高です。かれこれ30年ほど前からメニュー作りに役立っている。マヨネーズとチーズ、これもいい!てっぱんです。味噌とチーズはどうか?と言うと、何の問題もなく美味しい。

海老に辛味噌とマヨネーズを合わせた辛味噌マヨにボイル海老を絡めて、かるく焦げ目がつくよう天火で焼く。このタイミングで食べても美味い…けど、とろけるチーズでビョーンと味に変化をつけてみる。辛味噌では辛すぎるという方は、ネギ味噌でも作れます。

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生麩に味噌マヨチーズで焼き上げたおつまみ。

干からびていくだけの時過ごす君
味な浮世は手間暇かけて

マレーシア滞在時には唐辛子を食べる機会が多かった。適度な辛味は新陳代謝を良くして、食欲も増すけど食べすぎると脳にダメージを受けるらしい。人生に過度な刺激を求めるのはいただけない。(阿)