鯛は古来より“魚の王様“
結婚のお祝い会席には、鯛の姿焼をご用意させていただくことが多い。
その語呂から"めでたい"魚として長い間重宝され続けています。
古来より真鯛は、"魚の王様"と呼ばれてきました。語呂合わせだけではない、その姿や色彩、味などで人々を魅了してきたのだと思います。煮ても焼いても、もちろん刺身も最高です。
“腐っても鯛“とも例えらるれるほど、高貴な存在なのですが、やっぱり腐った鯛は食べられませんよね!しかし深海に棲む鯛は他の魚と比べても、腐りにくいらしいです。
それと寿命が長いのも縁起が良いとされる所以です。普通の魚が5年から10年とすると鯛は40年程生きます。とても長寿な魚です。
祝いの魚にはうってつけなのですね。
いそいそと門をくぐりて祝い鯛深き縁と夫婦のちぎり
縁というのは不思議なものです。普段は近くにいるのが当たり前になっている人たちも少しのタイミングで、全く知らない誰かさんだったかもしれませんよね。良い縁はなが~く大事に育てたいものです。特に当店でお祝いをされたご夫婦には、末永く幸せな日々を送られますようにと願います。
ところで皆さん“鯛の中の鯛“を知っていますか?
鯛の兜煮や塩焼きを食べながら探してみて下さいませ!
小説の“澪つくし料理帳“の中に、年寄りが鯛頭を食べて元気になるみたいな描写があります。栄養もあるし、箸を使い指を動かすのは脳トレにもなりますから!(阿)