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本能寺から相国寺へ 其の2
相国寺はイメージどおりの、京都の厳かな寺院という感じの雰囲気です。本能寺には悪いですが、なんだかようやく京都観光に来たなぁという実感がわきました。
静けさに包まれた、広い敷地。しぜん、足もゆっくりになります。
足利義政のお墓があるお寺。
足利義政は、戦国期の人物の中で(室町時代なので、ちょっと戦国期には早いですが)、もっとも現代にタイムトラベルさせたい人です。この争いのない時代に適応して、さまざまな事物(じぶつ)に興味を示すのではないでしょうか。あれほど現世にそっぽを向いた治世者もめずらしく、現代に連れてきて美術品芸術品などを見せ、手に取っていいと言ったら、まるで世間知らずの学者かのように周りの目など気にせずむしゃぶりつくのではないでしょうか。最も現世に適応できると思います。
弁天社、洪音楼、開山堂をゆっくり見ながら承天閣美術館へ。入って、売店を覗きました。
相国寺内にある大光明寺を見て、どんよりした重い空の下、ゆっくり歩いて広い敷地をあとにしました。
再び地下鉄に乗って、迷わず京都駅に向かいました。歩きまわっているとき、次に行く寺社が決まったのでした。
いただいたサポートは、今後書く小説の取材費や資料購入に充てたいと思います。もちろん、それだけ、というわけにはなかなかいきませんが……^_^;