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休校中チャレンジ~長唄三味線~4日目

舞台が全くない日々。
お弟子さんのお稽古も、自宅以外は休みかオンラインにしているので
1か月以上ぶりに今日は仕事で外出。ずっと家にいて子供達と一緒なので、私が出掛ける時すごく寂しがってくれました。

ラジオ大阪「hanasikaの時間」

今日は笑福亭鶴二さん・内海英華さんがパーソナリティを務める
ラジオ大阪「hanasikaの時間」にゲスト出演させて頂きました。

鶴二さんは私のお弟子さんで、去年の夏ごろから習われています。
今年の6月7日に松竹座で独演会をされ、そこで三味線を披露されるのです。私も師匠として、ゲスト出演させて頂き一緒に演奏します。
詳細はこちらで。

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普段から話すのが得意ではないので、ずっと緊張をしていました。
いざ始まると、流石に喋りを生業としているお二方のトーク場所に置かれた私は、口を差し込むスキがありませんでした(笑)
英華さんのお喋りは、関西弁の持つ大らかな魅力がありました。
ただの早口でなく、勢いよく滑らかで品があります。

リスナーからのメールで読み上げられた名前は、いつも長唄を応援してくれている方でした!その方のメールが取り上げられる事は知らなかったのですが、「鞍馬会を発足した経緯や意気込みを教えて下さい」との、タイムリーな質問は大変ありがたかったです。なかなかうまく話せませんでしたが…。お陰でさま鞍馬会の目指すところをラジオで発信する事が出来て、もはや裏工作レベルですね(笑)

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息子初舞台

昨日の記事で、息子の初めてのお稽古の事を書きました。
その2か月後、息子の祖父で私の父であり師である杵屋勝禄師匠のゆかた会で初舞台を踏みました。

ゆかた会とは、夏に行うこじんまりとした発表会。お弟子さんや身内で集まってこじんまりと、お稽古の成果を披露します。劇場で行う演奏会だと紋付きや振袖を着ますが、ここでは小さな舞台のある料亭などで、気軽に浴衣を着て…と、いう事で「ゆかた会」。伝統芸能の世界でごく普通に使用されている開催名ですが、実に風流なネーミングです。

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まだ発表会という概念も分からないので、まず舞台に素直に上がってくれるか。舞台に上がっても勝禄師匠のお弟子さんが一斉に観る中、固まってしまわないか、泣いてしまわないか。
お稽古ではどんなに上手く唄えていても、本番ではそうはいかない事は私が身に染みて経験しています。

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次世代への継承という意味だけでなく、お稽古を通しての子育て、父と子の時間。私の想いなどをお伝えし、感じて頂ければ幸いです。またアナログな長唄の世界、ネット配信など新たな試みに挑戦し、長唄の魅力を広めていきたいと考えています。宜しくお願い致します。