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すり抜けをしない! とは言いませんが・・・

渋滞してるとね、ついつい左側からスーっと前に出る、車列の間からササっと前に出る・・・。
すり抜けしたくなる気持ち、僕にはすっごく良くわかります。
すり抜け欲求を抑えるのはなかなか大変なものがあるので、僕もすり抜けしちゃうことはあります。

現役でバイク乗りだった時に、ある経験談を聞いたことがあります。
車の左側をけっこうな勢いですり抜けしてたら、助手席のドアが開いて止まりきれずにぶつかったっていう話です。
右ハンドルと車のドアがぶつかったらしいのですが、ハンドルですから、スロットルに右手があるわけで、ドアとハンドルの間に右手を挟む形でぶつかったと・・・。

聞いただけでも痛い話ですが、こんなこともあり得ない話ではないので、僕なりにどうしてもすり抜けをしたい時にはこんなことを考えながらすり抜けてました。
今でも時々やる方法ではありますが。

・渋滞の最後尾の車を後ろから見た時に、リアウィンドウ越に助手席の人の
    頭が見えるかをチェック。
・助手席に頭が見えたら助手席に人がいるということなので、すり抜ける前
   に車の左後方の角(車の左のフェンダーミラーが見える位置)で様子を見
   ながらパッシング、同時に助手席の頭が動いているかを見ます(もし動い
   ていたらドアを開けるかもしれない)。
   パッシングはドライバーさんに対してバイクがここにいるよと知らせるた 
   めです。
・これを車を一台抜くごとに繰り返します。
    状況次第ではありますが、一度車の左後方で止まることもあれば止まらず
    にそのままゆっくりと抜いて行くこともあります。
・車がゆっくり動いているような時には、バックミラー越しにドライバーさ
    んを見ます。
    ドライバーさんと視線がぶつかることもありますが、そうでなくてもこち
     らの存在に気付くとほんの少し車を右に寄せて左側を開けてくれる人もい
     ます。
・路側帯を走ることはよほどの事情がなければやりません。

僕の場合、車の真後ろにはつかないですね。
車が前車でもバイクが前車でも基本的には ”ちどり走行” の位置を取るんです。
いくつか理由はありますが、斜め後ろに位置することで、前車のライダーやドライバーのミラー越しの視覚に入る位置だからです。
真後ろだと死角になったりしやすいですし。

これはあくまでも僕が長年かけて実際のバイク走行で得た知恵なので、どれだけライダーの皆さんに役立つのかはわかりませんが、何かの参考になればと思います。


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