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卒業おめでとう

1号ちゃんが卒業を迎えた。
いよいよ社会人。

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今日は1号ちゃんの思い出話を 彼女に向けて書いてみる。


君が産まれるとき、陣痛室で3泊もしたっけな。お腹の中で元気いっぱいなのに、なかなか出て来てくれなくて、お父さんもお母さんも疲労困憊だったよ。
やっと出てきたとき、頭が出た瞬間にギャン泣きしたのには びっくりしたよ。初めての立ち合いというのだけで衝撃的だったのに、更に衝撃をくらったのを覚えてるよ。
あのとき、お父さんも お父さんとして生まれ変わったんだよ。
産まれて来てくれてありがとう。


保育所ではみんなと仲良くして、毎日が楽しそうだったね。
女友だちの取り合いで、軽く喧嘩したこともあったね。その子、モテモテだったもんね。
発表会の大縄跳びは、最高の出来だったよ。何度か引っかかったけど、みんなで力を合わせて、諦めないで最後までやり切ったね。感動して、途中から泣きながら見てたんだよな。
年長さんのときに公園で拾ってきた猫たちは、今では天国で仲良く過ごしていると思うよ。(新築したばかりで拾ってきやがって・・・)


小学校では親友が出来て良かったね。今でも家族のような関係だよね。これからもずーっと大切にしなさい。
少年団では、間違ってもうまいとは言えなかったけど、一生懸命努力していたのは知ってるよ。試合を見ていて、何度も感動したよ。


中学校の3年間は、とにかく生意気だったな。
口の利き方も、行動も、何もかも生意気な中学生だったな。
ま、それが中学生なのかもしれないが。
あ、そうそう、そのころお母さんが「私は反抗期なんか なかったのに」と言って、「そんなわけあるか!反抗しまくってたわ!」と じいちゃんに突っ込まれていたのを覚えているよ(笑)


高校に入って始めたサッカーは、小中学校のバスケよりも楽しそうだった。
下手くそだったけど、誰にも負けない足の速さを活かしたプレーが素晴らしかった。お父さんチームとの試合は、負けたけど楽しかった。
チームのみんなも、いい子ばかりだった。本当に君の周りには素敵な友達ばかりいて幸せだね。


そして、自分でやりたいことを見つけて進学した大学。
進学することを決めてからの頑張りは目を見張るものがあったよ。
『たまには勉強をやめて休みなさい』って、君に対して初めて思ったよ。それくらい頑張ってたもんね。
大学でも君の人懐っこい性格で、いい友達がたくさん出来たよね。
みんな、一生大事にしなさい。


そして、春には社会人。
たぶん、今まで味わったことのない苦労があると思うよ。
でも、自分が決めた道なんだから、負けずに突き進め。
君のド根性なら大丈夫。


そしていつか結婚して幸せになってください。
嫁に行かせたくないけど、行っちゃうんだろうな。
お父さんは、泣いちゃうんだろうな。
でも君が幸せになるんなら、それが一番。お母さんに慰めてもらうよ。


あーあ、娘が家に帰ってくるっていうのに、なんか寂しくなった。
大人になるって、手から離れるって、とても素晴らしいことなんだけど、とても寂しいことでもあるんだな。


改めて

卒業おめでとう

社会人スタートおめでとう

辛いときには、いつでも一緒に飲んでやるよ。愚痴やら相談やら、いろんな話を聞きながら飲んでやるよ。

がんばれ、愛する娘よ。


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