見出し画像

2023/10/30


なんかモヤっとするようなどちらとも言えない気持ちを放流しようと海へ向かった。

最近どう?元気?って聞いてもらった時、
あんまり元気じゃなかったらなんて答えたら良いんだろう。
ぼちぼちです〜なんて答えてコーヒーを淹れてもらう。

海が見たくなってって言う人は大抵なんかあったのかなってソワソワしちゃう。
1時間も帰ってこなかったら迎えに行くね。と言われて、
心配かけないように1時間経たないうちに戻ろうと思ってしまった。

こういう時に心配して迎えにきてもらえるような人になりたい。

裸足になって砂浜を歩いた。
むぎゅっと沈む温かくて滑らかな砂。

カバンとコーヒーを置いてズボンの裾を捲ったらそのままじゃぶじゃぶ海に入った。

ザザー、シュワ〜、と白浪の音が心地よい。

じっと立って寄せては帰る波をぼーっと見つめた。
しばらくすると足裏の砂が流され足元が不安定になる。
少し進んでまた波を見る。

いつの間にか波が膝下に来るくらいまで進んでしまって
今にも海に入って行ってしまいそうになった。

入れるものならこのまま入ってしまいたかった。

砂浜に戻ってコーヒーを飲みながらこれからのことを考えてしまう。
何にも考えたくなくて海に来たのに1人だとやっぱり何かしら考えてしまう。
ぼーっとすることに集中するというよくわからないことに集中して、
45分くらいたった頃お店に戻り、看板犬をわしゃわしゃ撫でた。

何も考えないようにラジオを聴いて家に帰る。

追記
夜、良いことがあった。

ここから先は

457字

¥ 100

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?