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【時差日記】7.11 デンマーク・コペンハーゲン編🇩🇰


今日も朝から眩しいくらい晴れたり、急に雨がどしゃっと降ったり忙しい天候だった。
よくあることなのか傘をささない人もちらほら。

折り畳み傘を片手にTorvehallerne KBH(生鮮市場)へ。

野菜や果物、魚、花、パン屋さんやコーヒースタンド、アイアスクリームショップ、
ワインショップなどが所狭しと並んでいる。

良いよねこの陳列。
ルバーブとかアーティチョークとかフェンネルなどなど、
日本のスーパーでは見ないものもたくさんあった。

フラットホワイトとカルダモンロールで朝食を済ませる。
うずまきタイプでもなく、むっちりネジネジタイプでもなく、平たいタイプ。
初めて見た。
忙しい朝でも食べやすくていいね。

注文を済ませたり、会話の終わりに店員さんが言ってくれる「perfect☺️」
ってのがめちゃくちゃ好きで、特別な意味なんてないんだろうけどニコニコしてしまう。

同じく「Have a nice day!」も良い文化だな〜。

この何気ない会話が心地よくて、
日本にいる時よりも圧倒的に目を合わせることと口角を上げることが増えた。
喋れないからとにかくニコニコしないと!という気持ちもあるけれど、
社交辞令でも決まり文句だとしてもこういう会話は自然といい一日になりそうと思わせてくれるので大好き。

雨も上がってニコニコでコペンハーゲン国立美術館へ。

道中出会ったわんこと飼い主さんがかわいい。

なんか似ている


少し歩いたら到着。


なんとチケット代が18歳までは無料!
26歳までは95DKK(2000円前後)、
26歳以上は130DKK(2800円前後)でした。

『1300-1800 European Art』
などなど時期や国によって分けられていた。

時代によって部屋や壁の色が異なる仕様。


美術の歴史や時代背景などなど、くまなく知ってから見るともっと面白いんだろうな
と勉強の大切さを実感。
世界史なんかなんの役にたつねん。って思っていた10年前の私に教えてあげたいです。

世界を知ることは趣味にも活きる。


私の好きな年代が1600年代半ば「ロココ美術」
1800年代「バビルソン派」と「印象派」

なんでこのあたりが好きなのかというと
政治の圧力とか戦争画とかそんなのがないから。

絵を見て時代背景を知ったり戦争について想ったり、
もちろんどんな美術も無くてはならないけれど
やっぱりくらっちゃうので基本的にはこのへんが好き。

「ロココ美術」なんかはルイ14世の圧迫政治の反動で生まれたから、
とにかく開放的で超自由奔放。

ひとつ前の世代バロック美術では重厚感のあるタッチで王政、富、権力!だったのに、
一気に華やかで煌びやかで裸体なんかも増える。
お庭とかドレスとか、ふくよかでお肌も真っ白でスベスベでかわいい。

ほんで、写真は?

すみません。見るのに夢中で撮れてないので引用します…


同じ年代の画家アブラハム・ミグノンの作品も好きなので見てください…

花や果物や鳥などが多く、瑞々しくてとても良い。
果物と牡蠣が一緒に描かれていたり、すぐそばのロープに火がついていたり、
ほんのり不穏な感じがするのも好き。

次に1800年代バルビゾン派


見たまま、あるがままの姿を描くバルビゾン派
風景画とか自然のものをそのまま描く自然主義

差し込む光とか、雲とか、なびく草花とかが見たまま描かれていて
温度とか匂いを感じる。好き。

こちらもまた写真が全然ないので引用。

A Summer's Evening near Ry,1873
Sunset. Fontainebleau,1900


こんな風に見たままが描けたら楽しいだろうな〜。
特に「光」が好き。
雲の後ろに透ける夕陽が紫を帯びていたり、
逆光でこちら側が白っぽく眩しかったり、
光を描くことができるのにすごく憧れる。

他にも近代美術、増設された棟には現代美術と盛りだくさん。

イスフェチにはたまらんです

あまりに広くてざっと3時間くらいは滞在してた。

HPから画像検索したり保存できる絵画もあるので見てみてね。


次にすぐそばのローゼンボー城へ。

デンマーク王家や財宝を見ることができて、パンフレットには歴史やお部屋、装飾品についての説明がたくさん書かれている。
全部を翻訳しているとキリがなかったので気になるものだけじっくり読みながら進んだ。

どの階もスケール違いすぎて素敵だったけど、地下のお部屋が一番好き。
銃剣や王冠、ジュエリーが桁違いに煌びやかだった。

本物の銃剣!!かっこいい!
ボウガン!!


雨も上がって晴天。
この後はお得意の原っぱでぼーっとする。をしていた。


相変わらず木が大きくて芝生も広くて最高。

草の上に寝転んで体を伸ばし、太陽を浴びることがこんなにも気持ちが良いだなんて知らなかった。

もともと何もない住宅街に(なんと信号もない)
片側山、片側田んぼみたいな通学路育っているので自然は落ち着く。

家の近所にもこういうところが欲しいな。

そういえばここのところお腹いっぱい食べてないな??
ってことに気付き、ちゃんとごはんを食べることに。

この日は目の前の広場で音楽ライブがあったこともあってか店内ガラガラなのにテラスは満員。

私もちゃっかり外の席へ。

久しぶりのちゃんとした(ちゃんとした?)食事!
顔くらいでかいチーズバーガーとこれだけで満腹になりそうな量のポテトが登場。
お肉の焼き加減まで選べて本格的。ミディアムにしたよ。

席に備え付けてあるケチャップで食あたりになった話を聞いていたのでポテトはそのままで。
たまにいつから置いてあるかわからないやばいのがたまにあるらしい。

いただきます!

ハンバーグとバンズを一緒に食べられないくらい分厚いハンバーグ
肉肉しくて美味しい!
ソース美味しい!
ポテト美味しい!

美味しい美味しい!

美味しい美味しい…

…食べても食べても減らないハンバーガー。

\\食べても食べても減らないシリーズ再び現る。//
(詳しくはこちらを。)

敗退。
全然食べきれず、美味しくなくってしまう前にストップして持ち帰りのボックスをもらうことにした。

キョロキョロしてるとペンでサインを書くジェスチャーをして首を傾げる店員さん。
なるほど、チェックってそうするんだと思いがけないところで学ぶ。

無事ボックスとポンポンのお腹を抱えて散歩しながら帰宅。

道中アニメとか漫画ショップを見つけると嬉しくなっちゃう。
もう閉店しているのにわらわらと人が集まり色んな人がのぞいているのを見ると
アニメ!ジャパン!日本!日本だよ!って心の中で自慢してしまう。
きっと鼻が高くなっていただろう。


帰ってベッドでゴロゴロしていると上のベッドの子がソワソワしながらこちらを見ている。綺麗に巻いた茶色い髪に前髪は赤いメッシュが入っていて可愛い。
ニコッとしてみる。

「どこから来たの?」と聞かれて舞い上がった。

ホステルで!ルームメイトと!会話!!

「日本から来たよ!」

相手の子の顔色がわかりやすくパアアアアっと明るくなった。

「日本!私日本大好き!
ええっっとワタシノ、ナマエハ、キアラデス!ウルグアイシュッシンデス!

昨日キキ見てたよね?だからもしかして日本人かなと思って話してみたかったの!
来年日本に短期留学予定で〜〜〜」

もう途中から早すぎで何言ってるか聞き取れなくなるくらいテンション上がっておられた。
そんなに日本のことが好きって言ってもらえるの嬉しいな〜

ちょっと待ってねって勉強中のノートを見せてくれたり、日本語を教えたり、
ドミトリーの床で他愛のない話でキャッキャ盛り上がった。

た、楽しい〜〜〜〜〜
と同時にもっと言いたいこと話せるようになりたいと強く思った。

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