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保育士だって人間です!

もう、絶対やばいって!

とあるできごとから

 9月になって、朝は割と涼しくて快適!と思いながら歩いていたら、仕事先に到着するころにはうっすら汗ばみ、朝の支度をしているうちに首周りにタオルが必須なぐらいにしっかり汗をかいています。日当たりいいのは園として売りだろうけど、働く側にはなかなかしんどかったりする。こんにちは、ロコたろうです。
 汗をかくのは、汗っかきな私のせいでもあるので文句は言えないし、この日当たりがいいのは、これからの寒い季節にはとても重宝するので、一長一短ですね♪
 
 前回の「保育士母さん」の投稿で。子どもが体調を崩した!ときのことについて書きましたが、それでちょっとあって。
 ある子が、某感染症にかかってしまい、あ、じゃあきょうだいの○○ちゃん(感染症にかかっていないほうの子。以下も同)も休みだよな? 早朝も来てなかったし、さすがに○○(感染症)だったら休ませるでしょ、って思ってたら・・・
 
 その子、来ました。
 
 え~っ! と心の中で。
 ○○ちゃんが来たのは、早朝の時間が終わってから。私もその日担当のクラスに行き、たまたま○○ちゃんのクラスでした。
 連絡帳を見た担任、
「今日、○○ちゃんのおうち、『今日は休んでいますので何かあったら(連絡ください)』って。保護者休みやん・・・。なら、○○ちゃんも休ませてよ・・・。絶対にウィルスもってるって・・・」
 さらにもうひとつ、「明日も早朝休ませます」とあって、ということは休むのは早朝だけで、明日も来ますよ、ってこと!? と、もうマジでやめてよ・・・、とため息がたくさん(感染症にかかっているほうのきょうだいは、明日までお休み)。
 
 大見出し、「もう、絶対やばいって!」は、そのときに他の保育士さんから出たセリフ。
 
 本当に、感染力が強いヤツは頼むから! という気もちになります。
 が、ここで反省。ごめんなさい、たぶん私もそんな嫌がられる保護者、かもしれない・・・。たまたま2人そろって同じ感染症にかかったのが、下の子保育園入園前だっただけで、きょうだいの片方が体調を崩したら、というのもぜ~んぜん知らなかったので・・・(下の子入園間もなくコロナ禍突入だったので、そこで再度はっきり基準が通知された感じのようです)。
 
 というわけで、この数週間? は、誰にも感染していないことを祈るのみです・・・
 
 と、お盆後にあったできごとより。今回も登場人物・時間帯等はフェイク入れています。

 ◆ 「きょうだいが体調をくずしているので」と、元気でもきょうだいの子を休ませてくださる方もいらっしゃいます。

何だかんだで子どもは好き・・・?

 保育士と聞いて頭に描かれるのは、まあ大体は「子ども好きなんだね」でしょうか。実際に大好きですよ? あくまで自分としては。月並みなことしか言えませんが、列車などでとなりに座った親子連れの、抱っこされた小さい子にニコッとされるとたまらないし、甘えてくる子には、いや~ん私ってば頼られてる♪ ってなるし、自分の子どもの寝顔見ては、何だかんだでかわいいし。たくさんおしゃべりしながらの帰り道も、何だかんだで楽しいし。
 
 ええ、好きですよ? 即答レベルで好きですよ? だって、成人とちがって、その行動には作為がない・少ないですもん。ストレート、純粋ですもん。

とはいえ

 好きとは言っても、「どうしても苦手!」という子だって、いる。ええ、いますとも!
 そりゃ、子どもの成長にとっても大切な時期の日常をお預かりしている身、どの子であったって大好きぃ! と言えるのが、本来の姿とは思ってはいます。それを頭ではわかっていたって、でもどうしたってこの子は苦手だ! という子だって、いますとも!
 
 相手は子ども、というより、人間ですもの! あ~、あいつ合わないわ~って人、いますよね? 
 
 でもだからって、接するのを避けるわけにはいかないのが、これなかなかにしんどいところ。○○したらダメだよ、と言ってあっかんべーで返されようが、1対1で注意していて視線をそらしてニヤッとされようが、他の子に注意しているそばから同じことをして気をひこうとされようが、くっ、おっ、おのれ・・・、と心の中で怒りの炎を燃やしつつ、顔はできるだけにこやかに♪ もしかしたらその顔は引きつっているかもですが(笑)、嫌いだ、苦手だからってあからさまに嫌いだ!目の敵! という態度を取ることはもちろんせず。
 ええ、その意味で行くと、私ってば本当に子ども好きなの? ってなりますよ。

ほんの一瞬に癒される・感動する

 そんな中でも、日常の遊びや生活の中での小さな発見が、これらイライラ、血圧急上昇を抑えてくれるんです。
 普段はお友達に手が出てしまう子が、感触遊びで寒天に触ったり握ってみたりをしたら、ちょっと触っただけで部屋の隅っこに避難していたり。
 朝、保護者の方からなかなか離れられずにしばらく泣いて抱っこされている子が、いつの間にかブロックで夢中になって遊んでいたり。
 まだまだつたない言葉で一生懸命歌っていたり。
 保育者のおもしろいポーズやフリを、一生懸命マネしたり。
 手遊びでテンポが速くなると、体全部を使って速くなったことを教えてくれたり。
 
 毎月の身体測定での数値を見ても、「ああ、この子はこんなに大きくなっているんだな」って。
 
 イライラもするし、「あ、今日は何となく自分の体調がよくないぞ」(自分由来の軽微な範囲で)と思っていても、こんな小さなことに気がついたときには、半分ぐらいは吹っ飛びます。
 半分なのは・・・。まあ、またイライラしてしまうからですね。このイライラを、子どもを一方的に卑下する方向にぶつけないようにだけは注意して、日々やっておりますよ、っと。
 
 悪いけれど、保育士だって一人の人間です。聖人君子じゃあありません。
(だからって、していいこと・悪いことはもちろんあるので、その辺はちゃんと意識しつつ)

やっぱり子どもは好きだ!

 結論。やっぱり、子どもは大好きです!
 
 だって、可能性のかたまりじゃないですか!
 目の前にいる子が、これからどんな人に出会い、どんなことを経験し、そしてどんな姿に成長していくのか。もう楽しみでしかないですもん! ○年後にはどんなふうになっているんだろう、そのときの○○くんのために、今の私ができることって何だろう? そう考えているときの自分って、第三者から見たら難しい顔をして悩んでいるかもしれないけれど、実はワクワクしています。
 その子ひとりひとりという素材を活かす・・・、料理で言うなら、各種調味料より出汁のような存在であることを目指す。かつてお世話になり、今でも尊敬しているある方の言葉です。

保育士母さん、明日もゆく!

 今回もなが~い投稿をお読みいただき、ありがとうございます。保育の現場にいると、「さて、私はどうだ?」と、自分のあり方などを振り返る場面がたくさんでてきます。次はどんなことを投稿することになるのか、そしていつになるのか・・・。また、そのときまで気長にお待ちいただけたらと思います。
 
 

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