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一人一役大改革記録 episode 11   コロナ禍でのPTA活動

大変ごぶさたしております。
やっと学校が動き出し、PTAも活動できるようになってきました。PTAとして何ができて何ができないのか、何をすべきなのか、そこを選別するのに少し時間がかかりました。6月頭に学校が始まり、PTAが動き出したのが6月末です。「遅いなぁ」と思うかもしれませんが、学校側もスケジュールを出すのに時間がかかり、そしてPTAとしてそこから何ができるのかを選択しよう、というのが私たちの答えでした。

昨年度末、突如として休校となりPTAとしても何もできないまま年度末を迎えてしまいました。通常であれば翌年度の委員長さん決め、引継ぎ、翌年度への活動に関しての意見交換などを行うところ、全く何もできませんでした。その中で保護者の方々も生活が変わり、「PTAなんて今はやってられないんだよ」というご家庭もあれば、「今集まって何かやるとか考えられない」というコロナ感染に関する意識の違いもあります。そこで私たちが考えた結論は最低限の活動を行う、ということでした。

例年だと
 ・クラス委員会 各学年でレクレーションを行う
 ・運動会委員会 運動会で学校側と一緒に運営を行う
 ・プール委員会 夏休みのプール開放を行う
 ・バザー委員会 秋にバザーの運営を行う
 ・環境委員会  夏休み明けの運動場の草取りを行う
 ・渉外委員会  PTA協会や学校外で行われる研修会に参加する
 ・地区委員会  各町内の子供会や自治会と連携してあいさつ運動を行う
 ・総務委員会  執行部でアンケート集計などとして人数が必要な作業の
         サポートをする
以上がうちの学校での活動委員会です。

この中で今年度必要な委員会は
      ・運動会委員会 ・総務委員会  ・環境委員会
と判断しました。
PTAとしての判断は「運動会委員会」「総務委員会」の2つでしたが、学校側からの希望で「環境委員会」も実施することとなりました。「草取りしてほしいんだねぇ」という何とも言えない感情でした。草取りに関しては外部の業者に依頼する等いろいろと検討しましたが、これはPTAだけの問題ではなく学校の設備や市との取り決めがあり簡単には廃止できないことがわかり、とりあえず今年度は実施するとなりました。

まずは「PTAに参加してもいいよ」という意思表明をしてもらうことが必要です。例年と同じく一人一役の強制ではなく「活動エントリーシート」を配布し、どの委員会に参加できるかの調査、PTA共済の加入、きょうだいのチェックを行います。そして今年度はPTA総会は開かず、書面にて開催決議を行うことになりました。きっとどこも同じですよね。

そこで、1つ改善したことがあります。昨年度実施したPTAのアンケートで「総会資料を電子配布してもいいですか?」という項目を入れていました。約90%が賛成となり、今年度は保護者が登録している安心メールに添付資料として総会資料を配布しました。もちろん紙でほしい保護者もいますのでPTA室のドアに50部ほど印刷してあります。毎年500部ほど資料を用意していましたが、この作業がなくなりました。やったー!!!!紙代も印刷代も削減です。嬉しいです。
配布して1週間ほど経ちますが、特に保護者からの意見(という名のクレーム)はありません。ということは、皆さんとりあえずは了承してもらえてるのかな、と期待しています。

 昨年度、活動選択制を実施し今まではほぼ強制でやっていたPTA活動ですが、そこで「え?やらなくていいの?」と気づいた保護者の皆さんが今年度に活動してくれるとは限りません。確実に今年度の参加者は激減します。しかし、それも想定内です。PTAはあくまで任意なので参加できる人がやってくれればいいのです。参加できる方が少なければまた考えていく、そうやって時代に合った活動にしていくことが必要かなと思っています。

コロナで何かと大変なことが多いですが、こうやって改善できることは改善し、今までできなかったことも少しずつできるようになっているタイミングではないかなと思います。会長は「どさくさに紛れてPTAをさらに縮小しよう」と企んでいるようですが、いい方向にその企みを実行に移したいと思いつつ今年度の活動を再開していきたいと思っています。


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