連載:コメント日記⑬ 選挙と皇室って関係あるの? あるんです!
衆議院が解散しました。
選挙です!
今日は、皇室と宮内庁と政府についての記事を選んでみました。
今日の記事はこれ!
なぜ眞子さまのご結婚は急展開したのか 宮内庁幹部の本音は「圭さんにしばらく帰って来ないでほしかった」
(2021.10.14付)文春オンライン
この記事は「文藝春秋」10月号(9月10日発売)掲載の記事が公開されたものです。
私のコメント(前半)
この記事によると、この結婚が招いた混乱の原因は、宮内庁と政府の規定路線だったことになる
結局誰にも国民に対する視点がなかったということだ。
これまでの皇族の結婚も同様にやってきて誰も疑問も持たず祝福してきたから、今回もそれでよいと思っていたということか?
宮内庁と政府、つまり安倍さん菅さんのいい加減な政治がここにも影響した。
この前代未聞の結婚は、長期にわたる官邸と宮内庁と秋篠宮家の癒着を原因として、皇室そのものの存続の危機を招いてしまったことになる。
真子さんは婚姻前に皇籍離脱をすべきです。
皇室と無関係な一般人として結婚してほしい。
(後半は内容が変わるため、次回になります)
ここから解説
私は、眞子さんの結婚問題に張り付いて1ヶ月ほどしか経っていない新参者ですが、これまでに理解した範囲で解説を試みます。
ですから、詳しい方がみれば誤りがあるかもしれません。
そのような場合は遠慮なくコメントでお知らせください。
まず、皇室に関係する会議に「皇室会議」と「皇室経済会議」があります。
解説① 皇室会議
皇室会議で審議される事項は以下の5つです。
1 皇位継承の順序変更(皇室典範第3条)
2 立后と皇族男子のご婚姻(同第10条)
3 皇族の身分の離脱(同第11条・第13条・第14条)
4 摂政の設置・廃止(同第16条・第20条)
5 摂政の順序の変更(同第18条)
また、皇室会議を構成するメンバーは以下のようになっています。
構成,互選による議員の任期(皇室典範第28条・30条・32条)
1 議員・・・10人(皇族2方,衆・参両院の議長及び副議長,内閣総理大臣,宮内庁長官,最高裁判所長官・同判事1人)
2 予備議員・・・10人(皇族2方,衆・参両院の議員各2人,国務大臣,宮内庁次長,最高裁判所判事2人)
3 皇族及び最高裁判所の判事たる議員及び予備議員の任期は4年
皇室会議の定足数は6名、議長は内閣総理大臣です。
皇室会議の構成メンバーをみると、内閣総理大臣と衆議院と参議院の議長と副議長で5名になります。ここに宮内庁長官を加えると定足数の6名になります。
眞子さんの結婚問題で関係があるのは、
3の、皇族の身分の離脱 になります。
眞子さんは、このたびの結婚では、皇族のままで婚姻届を出し、婚姻とともに皇籍離脱をすると発表されています。
しかし、まず皇籍離脱をして一般人になってから、一般人として婚姻届を出すこともできるのです。
ただし、この場合はまず皇室会議を開いて、眞子さんについて皇族の身分の離脱を審議して、決めることが必要になります。
今回の結婚で眞子さんが皇族のままで婚姻届を出せば、小室氏は皇族の縁者になるため、先に皇籍離脱をしたのちに婚姻届をだしてほしいという声がありました(私もそう願っていました)。
ただ、今となっては皇室会議が開かれる可能性は、残念ですがほとんどありません。
なお、皇嗣文仁親王(秋篠宮)は、現在の皇室会議のメンバーであることを付け加えておきます。
解説② 皇室経済会議
皇室会議とは別に、皇室経済会議もあります。
皇室経済会議で審議される事項は、以下の3つです。
1 内廷費・皇族費の定額の変更に関する意見の内閣への提出(皇室経済法第4条、第6条)
2 皇族が初めて独立の生計を営むことの認定(同法第6条)
3 皇族がその身分を離れる際に支出する一時金額の認定(同法第6条)
また、皇室経済会議の構成メンバーには、皇族は含まれていません。
1 議員・・・8人(衆・参両院の議長及び副議長,内閣総理大臣,財務大臣,宮内庁長官,会計検査院長)
2 予備議員・・・8人(衆・参両院の議員各2人,国務大臣,財務事務次官,宮内庁次長,検査官)
定足数は5名、議長は内閣総理大臣となっています。
眞子さんの結婚については、一時金の辞退について話題になりました。
結局は不支給ということで発表がされていますが、皇室経済会議は開催されていません。
内閣総理大臣(首相官邸)が、不支給ならば皇室経済会議を開催する必要がないと判断したそうです。
つまり、結局・・・
皇室会議も皇室経済会議も、議長は内閣総理大臣です。
宮内庁は内閣府の下に置かれており、内閣総理大臣の管理下にあります。
そして、内閣総理大臣と、衆・参両議院の議長及び副議長と、宮内庁長官で6名となりますから、どちらの会議の定足数(6名・5名)に達します。
つまり、実質的には、内閣総理大臣が号令をかけなければ、皇室会議も皇室経済会議も開催や審議ができない仕組みになっているようなものなのです。
そして、衆・参両議院の議長及び副議長は、ほぼ政権与党から選出され、宮内庁長官は内閣が選んだ人がなります。
長期政権の弊害?
皇室の運営は、政権与党の手中にあるといえます。
この結婚問題で、しばしば宮内庁が批判されていますが、結局は安倍さん菅さんと続いた長期独裁政権が大きく影響してきたと、私は思っています。
そこに慣れや癒着はなかったでしょうか?
天皇家の御所のリフォーム費用は1億以下だった(と思います)のに比べて、秋篠宮家は皇嗣となったことを理由に住居を改築(新築?)しており、その費用は30億ともいわれています。
でも、これは政権与党が認めたものなのです。
小室氏の身辺調査も神奈川県警で行われていたのに、その報告は途中で「必要なし」と止められてしまいました。秋篠宮が不要と言ったために宮内庁はそれを聞き入れ、結局怠ったことになりました。
だからみなさん、選挙に行きましょう!
次回は、コメントの後半について説明したいと思います。
後半は以下のように書きました。
しかし小室氏のフォーダム大学JDの卒業の真偽は、この記事の前提を覆す問題ではないのか?
小室氏は卒業取消しになっていて、司法試験の受験資格すらない。
それを隠したままで司法試験の合否がわかる前に結婚を強行するのは狂気の沙汰だろう。
真子さんは婚姻前に皇籍離脱をすべきです。
皇室と無関係な一般人として結婚してほしい。
(コメントの補足:返信欄への応答として)
卒業についてわかっていることは、9月24日現在のフォーダム大学卒業名簿から小室氏の名前が消えていたことと、これについて直接フォーダム大学に問い合わせたYouTubeで「2019年LLM卒業」という返事が来たことまでです。2021年JD卒業についてフォーダムは回答を避けていました。だからきちんと報道してほしいと思っています。
ではまた次回・・
最後までお読みいただきありがとうございました。
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