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お母さんにはなれなかったけれど

結婚する前は、夫婦に子供ができるのが当たり前で、「~のお母さん」になった私は共働きで忙しくて、朝慌ただしく子供の準備を手伝って保育所に自転車で預けに行って、仕事中に熱が出ただの怪我をしただの、させただのと連絡が入ったら色んな人に頭を下げて、帰ったら大急ぎで晩御飯を作ってお風呂に入れて子供の話を聞いて絵本を読んで寝かしつける。

そんな毎日なんやろうと考えていた…

こんばんはMARUです。
今回は不妊についてのお話です。
自問自答ファッションを始めるきっかけでもあり、自分にとって大事な内容だったので記事にしました。公開するかどうか随分悩んだんですが、勇気をだして公開いたします。読んでいただければ幸いです。


結婚してすぐ、晩婚だった私たち夫婦は産婦人科で不妊検査をしました。そしたら不妊が見つかりました、連れに。

婦人科から不妊専門外来を紹介され、そこで再び不妊検査を実施。人工授精を勧められました。詳細は割愛しますが自然妊娠はほぼほぼ不可能とのこと。とはいえ男性の場合は男性不妊の専門外来に通った方がいいと再びリファーされて泌尿器科へ。

そこでもまた同じように不妊検査を実施。先生の反応は産婦人科、不妊外来の先生方と大きく変わりはありませんでした。でも夫は何回か通ってサプリメントとか、当時保険点数適用になったばかりの薬とか飲んでました。※ちなみに男性不妊の専門家って少ないので、当時暮らしていた県ではあてにできる病院は限られていました。

私の考えで人工授精はしませんでした。
必ずしも子が出来るとは限らない上にお金は莫大にかかるし、女性側の負担がかなりきついことは調べればすぐにわかったので、夫を恨むことになると思ったからです。

調べたら、日本のカップルの5.5組に1組が不妊で悩んでいるみたい。他人事じゃなかった訳です…><

養子縁組も考えてみました。だけど、これまた調べてみたら自治体の養子縁組のマッチング率はかなり低い。親になりたい大人はたくさんいても、親権を手放されている子供は少ないのです。

実際に自分の住んでいる自治体の担当者に確認すると、実績は5年間で2組だけでした。それで一時預かり先とか里親とか興味ないかって勧められましたね。※今は週末里親にちょっと興味があります。

週末里親事業は、児童養護施設等に入所中で、親や親族との面会や帰宅の機会の少ない子どもを対象に、週末や夏休み等に、ご家庭に迎え入れていただく事業です。

大阪府/週末里親制度に関する一問一答 (osaka.lg.jp)

夫には弟が2人居ますけれど、それぞれ子が2人、3人と生まれてます。「できるところにはできるんやあ」って感じ。毎年5人分のお年玉をあげるのが苦痛でした。うちは1人もできないのにって…そんなマインドの時が一番子どもが出来ないって事実よりもキツかったですね。

でもね今は、子供がいない人生「も」楽しもうと考えてます🌸

「も」っていうのは万が一の可能性でできるかもしれんから。ですので重いPMSを患っているのですが低用量ピルを使用せずに治療しております。

話が前後しますが、子ができない私には子どもの成長に伴うイベントが根こそぎないんよなあって思ってたんです。何というかライフスタイルが早い段階で定まっちゃったといいますか…働いて、食べて、寝て、起きて、働くだけ…みたいな。まあ普通のことやんな。

趣味とか打ち込めることがあれば、そんなんどうでもいいと思うんです。推し活とかさめっちゃ楽しそうやん。独身時代は何かに夢中になりたいと色々手を出しました。2.5次元の舞台を観に行ったり、芝居にはまったり、どっぷり腐界に浸かったり、ヨガや小説教室に通ったり、絵や漫画を描いたり、サバゲーやったり、一人で競馬やBarに行ったり…はたまた仕事に精を出しすぎたり(頑張りすぎて適応障害になってます><)…

とはいえいつも続かないんですよね😿

熱中してるときは良いんだけど、ある日突然夢から覚めて、なにもかもどうでも良くなり空しくなる。「自分は何がしたいねん、どうありたいねん」が分からない。とにかく空虚。

そう、私は子を持つことで自分の空虚感を埋めようとしていたんです。いったん母親業に従事して、死ぬまで終わらないこの虚しさを先延ばししようとしてたんだよね。自分が何者か問わず、とりあえず「〇〇ママ」でいようと甘えていたんです。そしてやっぱり自分でアクション起こしていかないと何にも起こらない…それが人生だ!って悟ったんですね。

なのでこのタイミングで改めて人生に向き合い、自分らしく生きる方法を模索しようと思って「自門自答ファッション」を始めました。なのでファッションから自問自答ファッションに入ったというよりは「自分らしく生きたい」が強めなんですね。もちろん自分のファッションが「あか抜けない」とか「ダサい」とかも悩みとしてはあったんですが。

さて、うだうだと書きましたけれど…

自問自答ファッションで新しい扉が開けましたよ🐱🚪

空しいなんて感じる暇がないです!(笑)初めてハイブランドのお店に入ったし、今までの私なら避けてしまうようなオシャレ空間にも「ごめんやっしゃ!」とぐいぐい行けるようになったし、新しいお店や街を開拓して生活空間が広がりました👞🚗もう近場のアウトレットは庭です🍃←大げさ。

一生懸命ファッションと向き合ううちに「私ってこんな人かなあ」って輪郭をぼんやり感じられるようになってきたし、ショップの店員さんやガールズさん達とやり取りする中で人の温かさに気づけるようになってきて、私と言う人間が分厚くなってきた感じがします🌸

ただ、ウジウジ悩んでしまう自分と向き合うのは正直きついって感じるときもあります💦そんなウジウジな記事を読んでくださった方々は本当に有難うございます。思い切りがいい割に後からグズグズな私です。

ということで、お母さんになれなかったけれど、今では楽しい日々を送っています(タイトル回収)💛


もし今も悩んでいる人がいらっしゃったら…お辛いですよね。なんで自分だけ?って世界を呪いたくなるよね。まったく参考にはならないかもしれませんが、私はこういう生き方をしております💦もちろん治療に専念されることも素晴らしいことだと思いますし、現在子育て中のお母さん方もお疲れ様です。無理せずご自分を労わってくださいね😊

うん、色々と思い通りにならない人生ですが明るい未来を描いていきたいです。自分で自分を作り直せるチャンスがある。自問自答ファッションを始めてから、ファッションにはそんなパワーがあると信じています🌸

最後まで読んでくれてありがとうございます。よかったら「スキ」も押してくれると嬉しいです🐾


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