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企業選びで給与が変わるぞ

これは、「仕事の話をしようじゃないか」の」第7回目です。

前回は「昇格すれば給与があがりますよー」という当たり前のことを書きました。

今回は、同じ会社で昇格するのではなく、転職によって給与を上げるということを考えます。
またまた当たり前のことしか書きませんので、あらかじめご了承ください。

転職で給与が変わる可能性

この「転職で給与が変わる可能性」という表題をパーセンテージで表せば、ほぼ100パーセントの確率で、給与は変わります。

ではなぜ転職で給与が変わるのかについて考えたことはありますか?

転職で給与が変わる理由は以下のとおりです。

会社によって給与体系とルールが異なるから
転職と同時に昇格するから
転職と同時に降格するから

転職と同時に昇格すれば、給与は上がるかも知れませんが、降格では下がってしまうかもしれませんね。
ただ、最も重要なのは、「会社によって給与体系とルールが異なるから」の部分です。

ただ、残念なことに「どこの会社にしようかな」と考えている段階では、その会社の給与体系やルールを知ることが出来ないのですよ。
給与体系は結構な社外秘情報なので、まだ入社していない人に細かいことを教えてくれるはずがないのです。

そうなりますと、とりあえず皆さんが参考にできる情報は、求人に書かれている給与や、面接のコミュニケーションの中で聞くことが出来た給与の金額しかないのですよね。

面接で給与を聞いても良いのか?

これ、よく話題に出ます。
面接で給与のことを聞くのはアリかナシか?

モノノホンによりますと面接で給与のことは聞かないほうが良いとされています。
理由はいくつかありますが、次のような理由が挙げられています。

内定前に給与のことを聞いても本当のことを教えてくれない
給与のことばかり気にしていると思われてしまう

などが挙げられています。

まぁね、そりゃそうですよね。
でも僕は、聞きたかったら聞けば良いかなと思っています。給与度外視で就職活動をしているなんて、どういう本気度なんだという感覚もありますから、この辺の感じ方は面接官や求人に記載の情報次第なのではと思います。

例えば、

月給:25万~30万(応相談)

と書かれている場合や、

月収:25万~可能!

と書かれている場合、どう考えたらいいかわからないですものね。

だから、聞きたきゃ聞けば良いと思いますが、質問の仕方はいくつかありますよ。

「給与」とか「年収」とか言わずに、こんな風に聞いてみてはどうでしょう?きましょう。

条件面については、どのように決定してくのでしょうか?

わーー、遠回しですね!
でもこのくらいの聞き方にしておけば、給与のこともちゃんと気にしていつつ、それだけで決めようとはしていないなという印象を与えられそうじゃないでしょうか?

ただ、この質問をする前にやっておきたいことってあるんですよ。

年収はある程度調べられるぞ

そもそも、面接の場でみられるのは、受け答えそのものに加えて、その企業に対する本気度というか、事前にどのくらいの会社のことを調べてきているかなどでもあります。
そのため、一通り調べてから面接に臨んでいるのであれば「年収は?」というような質問は出ないわけです。

なので、質問をする前に年収くらいは調べておきましょう。

Openworkという会社がありまして、こちらに様々な会社のクチコミが集まっています。年収を調べることもできますし、その年収に対して社員(あるいは元社員)の方がどのように感じているかも見ることが出来ます。

こういったサイトは他にもありますので、まずは、ネットで年収を調べておきましょう。

ただし、こういうサービスで年収を調べるには少々コツがいりますので、列挙しておきます。

自分に近い年齢の人のコメントを探そう
自分の希望と雇用形態が同じ人のコメントを探そう
職種・役割については色んな人のコメントを探そう

ピンポイントで自分の入社直後の年収を確認するもよし、将来的にどのように収入を伸ばしていけそうかを占える情報を確認するもよし。
ぜひ、こうしたサービスを活用して企業の下調べをしましょう。

同業他社の年収比較をしよう

せっかくのOpenworkですので、同業他社や全く違う業界の年収比較もしてみましょう。

そうすると次のようなことがわかるはずです。

業界で概ねの年収が決まってくる
同業界でも年収には幅がある
企業の規模が大きいからと言って年収が高いわけではない

どれも当たり前のことですが、一つ一つ見ていきましょう。年収をアップしたいと思って転職活動をするわけです。

同業界でも年収に幅がある点について

同業界でも年収には差が出てきますので、年収向上のための転職には同業界内での転職も有効です。

当然、会社によって給与を決めるロジックが異なるので、年収に幅が出てくるのですが、この理由もいくらかに分けて考えることが出来ます。

業界は同じでも仕事の進め方や社員の役割の範囲が違う
業界は同じでも顧客層が違う
業界内でも高い給与水準にしておかないと志望者が出ない
従業員の雇用形態や年齢層の構成に差がある

私が経験したことですが、同業会内での転職が大変多い業界にいたのですよ。そうすると、ただ単に、会社をリレーのように変えていくだけで給与が上がっていく人たちがいたんです。

これって不思議に思うかもしれませんが、転職においては前職の給与額が大変重要視されるのです。

前職の給与より高い金額を約束してもらいつつ、各企業をぐるっと回りますとそれなりの給与になっていくんですね。出世魚かよって話ですが、そういう業界もあるんですよということで。

業界で概ねの年収が決まってくる点について

どうしたって給与が低い業界というのはあります
その中でリレー(先述)をしてみても限界がありますので、どうしても給与の向上を狙いたい場合には、業界から出るという勇気も必要でしょう。

業界を変えるということは、面接で語る志望動機や転職理由についてもそれ相応の準備が必要となってきます。
さすがに、前にいた業界は平均年収が低いんでという説明では乱暴です。

なぜその業界にいたのかから始まり、自分がその業界で何をやり遂げ、次の業界がどのような場所に見えているのかときちんと整理して伝えられるような準備をしましょう。

そのような他業界への転職に関しては、志望動機の組み立てを含め、様々な面接対策が必要ですので、別な機会に書いてみます。

今回の変な結論としては、たとえ同業界でぐるぐる会社を回るだけでも給与が上がることがあるぞということでした。ちょっと可能性として考えてみたらどうでしょうか?

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