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【横尾忠則】版画 / リトグラフ「「Major Arcana」」 査定 鑑定 買取 致します


横尾 忠則
「Major Arcana」
リトグラフ
78.5×57cm


◎横尾 忠則の芸術

横尾忠則は、1936年に兵庫県で生まれ、1960年代からグラフィックデザイナーとして活動を開始しました。彼は、日本の高度経済成長期において、デザイン界の第一線で活躍し、サイケデリックで大胆なデザインや広告ポスターを手掛け、その独自の作風で広く知られるようになりました。特に、寺山修司の劇団「天井桟敷」のポスターや、写真家・細江英公とのコラボレーションによる作品は、時代を象徴するデザインとして高く評価されています。

しかし、横尾は1981年に「画家宣言」を行い、グラフィックデザイナーから画家へと転向しました。彼にとっての大きな転機は、1970年代末にニューヨーク近代美術館でピカソ展を見たことでした。この展覧会が彼に深い感銘を与え、グラフィックデザインの枠を超えて「画家として自らの道を追求する」という決意を固めたのです。

横尾は、デザイナー時代から視覚的なインパクトを追求していましたが、画家に転向してからは、さらに深い精神性を探求するようになりました。彼の作品は、死生観や禅の思想など、内面的なテーマに向かっていき、絵画における表現の自由を追い求める姿勢がより一層顕著になりました。彼自身は「芸術は結果や目的から自由であるべき」とし、既存のスタイルや枠にとらわれない創作を重視しています。

画家としての横尾は、1970年代から「Y字路」をモチーフにした作品や、彼の象徴的なテーマである「死」を扱ったシリーズを次々と発表しました。また、彼の作品は、ポップアートやサイケデリックアートの要素を取り入れつつ、禅やスピリチュアルなテーマを融合させた独自の世界観を持っています。彼の絵画は、鮮やかな色彩や複雑なモチーフによって、観る者に強い印象を与えます。

グラフィックデザインから絵画への転向は、彼のキャリアにおいて大きな節目であり、彼自身の人生観や芸術観においても重要な変化をもたらしました。この転向により、彼はより自由な表現を追求し、現代アートの世界で不動の地位を確立しました。

横尾 忠則

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