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【私のお守り】クリーム玄米ブラン

4月から一人暮らしを始めました。

新しい街での、新しい暮らし。
慣れない街での、慣れない暮らし。

期待と不安の入りまじる、マーブル模様の心とともに実家から巣立った春。



荷物だけ宅配便で送り、私は身軽に新幹線でお引越し。

なんとなーく、地元を出てから新しい家までの景色を見たかったんです。

新幹線に乗り込む前に、乗り場近くのコンビニでおやつを買いました。
車内で食べる用です。

特に何を買うか決めていませんでしたが、偶然
「ただいま割引中!」
というチラシが目に入り、棚を見てみると、そこには大量のクリーム玄米ブランが。

キャンペーン中なのか、発注ミスなのかはわかりませんでしたが、通常のほぼ半額の値札が貼られたクリーム玄米ブラン。
買わないわけにはいきません。
(クリーム玄米ブラン好き)


旅のお供をお得に手に入れ、いよいよ出発。

あっという間に慣れ親しんだ町が遠ざかっていきます。

一時間ほど経ったところで、おやつタイム。

移りゆく景色、揺れる電車の音、溢れんばかりの希望と不安が最高のスパイスとなり、私の記憶に深く深く残るクリーム玄米ブランになりました。

「よし、これから社会人として頑張ろう」

そんな前向きな気持ちも抱えて、いよいよ新しい街に到着です。


********


その後、月日は流れ、気づけばゴールデンウィーク。

新生活にも少しずつ慣れてきた頃、約一ヶ月ぶりに帰省しました。

帰省手段は、引越しのときと同じく新幹線。

旅のお供を探して、駅構内のお土産店に入りました。

おやつコーナーを見ていたとき、ふと目に飛び込んできたのは、クリーム玄米ブラン。

ついこの間、希望と不安をスパイスにして食べたばかりのクリーム玄米ブランです。

このときはさすがに割引きはありませんでしたが、迷わず購入。


今回は、新幹線に乗り込むと同時に食べました。

もちろん、景色と音も楽しみながら。

ほんの一ヶ月しか経っていませんでしたが、懐かしい気持ちになりました。

と同時に、

「あぁ、今から実家に帰るんだ」

というワクワクした気持ちも大きくなります。


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それからもちょくちょく地元に帰っている私ですが、旅のお供にはクリーム玄米ブラン、というのがすっかり定着しています。

そして、いつの間にか、私にとってクリーム玄米ブランは

「地元と新しい街を繋ぐもの」
「実家と私を繋ぐもの」

になっていきました。


仕事で疲れたときも、これを食べればとりあえず頑張れる。

人間関係に悩んでも、これさえ食べれば少し穏やかな気持ちになれる。

しんどくなるたびに、クリーム玄米ブランが
「あなたはひとりじゃないよ」
と語りかけてくれているような気がするから。


私の生活の中にすっかり溶け込んだクリーム玄米ブラン。
最近では、常にいくつか買い置きしている状態です。

もはや、私にとっての必需品。
お守りみたいなものです。


これからも頑張ろう。
私には、クリーム玄米ブランがついている。


あなたは、どんなお守りを持っていますか?
またいつか、教えてくださいね。

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