開発の成果をダイレクトに実感　SiC安定量産活動の魅力

ローム社員に、業務のやりがいや仕事への想いを聞いてみました。今回ご紹介するのは宮崎工場に駐在しているWP生産本部のNさんです。

《プロフィール》
・入社：2016年新卒入社（学生時代の専攻は材料工学系）
・拠点：ロームの社員としてラピスセミコンダクタ宮崎工場に駐在
・所属部門：WP生産本部 WP統括 WP-SiC技術部

担当業務を教えてください

パワー半導体（SiC）の安定量産活動を担当しています。SiCは世界で話題になっている脱炭素やEVの普及に欠かすことのできない半導体です。

私はそのSiC製品を、品質を維持しながら安く大量に作る仕事を担当しています。安くて大量のSiCを安定して継続的に生産ができれば、ガソリン車からクリーンな電気自動車にすべて置き換えることが可能になります。

具体的には下記を担当しています。
①受注変動に対応した生産CAPAの準備のためのCAPAアップ、設備総合効率改善を実施　②適正な利潤確保に向けて、材料、処理条件などの見直しからのコスト削減を実施　③QCD全般担当

仕事でやりがいを感じるときは？

小さなことでも何かを達成した時にやりがいを感じます。
SiCはロームの他の製品に比べて、量産して間もない歴史の比較的浅い製品の為、改善案件は山ほどあります。その為、成果に繋がりやすい案件が多く、結果が数字として見えやすい為面白いです！
実際に生産現場の状況もガラッと変わるので、成果を自分自身で感じやすいです。

私は、今とは畑違いの分野から希望で異動をしてきて1年が経ちました。
最初は半導体用語で分からないことが多く技術者としての会話が満足にできない為、思い通りに進められず苦労もしましたが、今は宮崎のメンバーと協力して一緒に課題達成に向けて業務が出来るようになりました。

半導体の開発を行っている立場として、ニュースやインターネット記事でパワー半導体の話題が出たり、電気自動車を町で見かけたりした時、そして世界が掲げている”脱炭素社会”の話題が出た時などは、自分の携わっている仕事が社会や未来に貢献しているな、と実感しますね。

ロームに入社を決めた理由は？

企業説明会で多くの製品を開発・製造している会社だと知り、世界を代表できるような製品力に非常に魅力を感じました。
またウエハの製造～半導体の組立てまで全て一貫してロームで生産ができるる”IDM（垂直統合型生産体制）”にも魅力を感じ、最初から最後まで幅広く関われる技術者になりたいと思い入社を決めました！

私は関西出身なのですが、実はロームのことは全く知りませんでした(笑)
就職活動をする中「こんなに凄い会社が京都にあったんだ」と知り、自分の好きな街で世界をリードできるような会社で働きたいと思いロームに入社をしました。

勤務拠点の魅力や休日の過ごし方を教えてください

工場メンバーは温和な方が多く、親しみやすい雰囲気で気に入っています。
半導体技術者としてプロフェッショナルな人財が多く頼れる方が多いので相談しやすく仕事も進めやすい環境です。

宮崎は家賃相場が本社のある京都と比べて安いので、京都時代よりも広くて綺麗な家に住めています。

後、肉・魚・野菜・お酒と全てが美味しくて、どのお店に行っても今のところまだハズレがありません(笑)  宮崎に来て、今まで飲めなかった焼酎の美味しさも分かるようになりました！オススメは"地鶏の炭火焼"と"新鮮な地鶏のお刺身"です。

休みの日にはアウトドアで楽しんでいます。海も近いのでふらっと、釣りに出かけたり、海沿いをドライブしたりしています。宮崎はゴルフ場が多く都心部に比べて金額も安いので、気軽にゴルフを楽しめるんです。
私は宮崎に来て、ラウンド機会が増えたのでスコアがみるみる良くなりました！（今年中に95をきりたい…）

※記事内容は取材当時（2023年10月）のものです。