4/19Mリーグ観戦記振り返り「ライバル」

4/19に行われた、Mリーグセミファイナル・第1回戦の観戦記を担当しました。

タキヒサ対決の行く末を振り返る際に、ご一読ください。

ライバル対決

滝沢和典・佐々木寿人と言えば、日本プロ麻雀連盟が誇るスター選手だ。

活躍している期間も長く、僕もMリーグが始まる前、もっと言えば競技麻雀の世界に興味を持つ前からMONDOなどで二人のことを知っていた。

本人たちがどのように思っているかは分からないが、長くプロ麻雀の世界を見てきた人であれば、やはりこの二人にライバル関係を見る人は多いと思う。

その二人がセミファイナルで激突。

記事にも書いたが、どちらのチームにとっても中盤戦の山場である。

試合前には二人の対決を軸にして書こうと決めていたが、果たして展開はその通りになった。

滝沢選手の押し引き

この試合で特に印象に残ったのは、勝った滝沢選手の押し引きだった。

見ようによっては寿人選手かと思うほどの、強烈な押しを見せた局もあった。

勝たなくてはならない局面で、それでも勝てないことがあるのが麻雀だけれども、勝つためにはどこかで戦わなくてはならない。

そんな気持ちが、打牌選択から見え隠れしていた。

滝沢選手と言えば、いつも飄々としていてユーモアもある方なのだけど、一方で熱い思いも持ち合わせていることが再確認できた。

この先の戦いでも、武士さながらの丁々発止を見せてくれそうである。

岡田選手の粘り

この試合はタキヒサ対決の構図、そして明暗が鮮明に表れたが、もう一人存在感を放っていた選手がいた。

岡田紗佳選手だ。

この試合が面白くなった要因は、岡田選手が親番で見せた粘りが大きかったと思う。

ただ、記事では触れなかった。

そこまで取り上げると記事の骨子自体がぼやけてしまい、読みにくいものになってしまうと思ったからだ。

記事を書く際は、常に取捨選択をしている。

Web媒体は文字数制限がないのでいくら書いてもいいのだが、締め切りがある以上、調整は必要。

それを踏まえて責任を持って判断しているのだけど、もう少しやりようはあったのかな、とも思う。

麻雀と一緒だ。

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