東川 亮

さいたま市在住、フリーランスのライター。現在の主な活動フィールドは麻雀系、サッカー系。…

東川 亮

さいたま市在住、フリーランスのライター。現在の主な活動フィールドは麻雀系、サッカー系。執筆だけでなく、取材からインタビュー、撮影、音声起こし、編集など、一括で対応可能。プロ麻雀リーグ「Mリーグ」観戦記ライター(2019〜)。愛車はFIAT 500C→FIAT 500X。

マガジン

  • エッセーのような、そうでもないような

    エッセー的な文章の羅列

  • 麻雀観戦記振り返り

    キンマwebに掲載された、Mリーグ、麻雀最強戦などの観戦記をまとめています。

  • ひがしかわ わーるどかっぷ ひとりたび

    2014年に行われたブラジルワールドカップの観戦でブラジル国内を一人旅したときのことをつづった記事です。 かつて存在したスポーツ系ブログサイト「スポナビブログ」に掲載していたものを転載し、当時の写真を追加しています。 全15記事 観戦した試合 6/16 ドイツ-ポルトガル 6/18 クロアチア-カメルーン 6/20 イタリア-コスタリカ 6/21 ドイツ-ガーナ 6/24 日本-コロンビア

最近の記事

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ふと、文章を書きたいと思った。 疾走感があって、それでいて寂寥感のある文章である。 それはまるで、好きな音楽に似ている。 子どもの頃から、憧れていたものは常に、無から何かを生み出す存在だった。それは、料理人として数々の未知なる味をこの世に送り出した、敬愛する父の影響もあるのかもしれない。 小学校の卒業文集には将来の夢を「発明家」と書き、ラノベブームの原型のようなものが訪れた中学時代には、小説家を志した。 一度は声優にも憧れつつ、20代ではバンドでメジャーデビューを目

    • Mリーグ2024-25、観戦記ライターやります(6年連続6回目)

      キンマwebから発表がありました通り、今シーズンもMリーグの観戦記をレギュラーで担当することになりました。 2019-20シーズンからなので、今季で6シーズン目。 zeRoさんがレギュラーから外れたので、固定メンバーとしてはゆうせーさんに次いで2番目に古株となったようです。 自分の起用については、5年間にわたって基準を超えるクオリティーのものを期限内に納品し続けてきたこと、イレギュラーにも対応できる柔軟性が評価されたのだと思いますし、そのことについては胸を張りたいです。 今

      • 少しだけ、川上のことを書かせてほしい

        シンデレラファイトシーズン3 Final、最終戦南4局8本場。 優勝ポジションは親番の鴨舞プロ、リードは大きくノーテン流局で勝ちなので、既に手は組んでいない。事実上の最終局。 12巡目、川上にテンパイが入った。三色のみ、ダマなら2600。 12379m5579p1789s ツモ8p ドラ1p 川上の条件は、ツモなら倍満、直撃なら3600、脇からは三倍満。ツモでの条件クリアは手牌構成上、この段階では不可能である。 川上は、リーチをかけた。まず、鴨舞プロからは出ないだろ

        • 2024年7月31日「1ヵ月」

          7月1日に「1ヵ月間、毎日note更新」を掲げ、今日で7月が終わる。 このnoteが正しく更新されれば、宣言は曲がりなりにも達成されたことになる。まずは、それができたことに安心したい。 今回の1ヵ月更新は、1日のnoteにも書いたように、トレーニングを意図として行ったものだ。時間を見つけて一定量以上の文章を書き、アップする。内容についてはこだわらなかったとはいえ、やはり難しいところもあった。それでも何とか時間までに書き上げられたことに、意味がある。 アクセス数はダッシュ

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        記事

          2024年7月30日「馬場さん」

          「バビィ」こと馬場裕一さんが亡くなられた。 僕にとっては、麻雀界で仕事をする最初のきっかけを作ってくれた人である。詳しいことは以前にnoteで書いているので、そちらをご覧いただきたい。 あの日から、馬場さんは僕のことを「九蓮の子」と呼んで気さくに声をかけてくださるようになった。麻雀界で仕事をするようになったことを報告したときも、すごく喜んでくれたと記憶している。 その後、馬場さんは大病を患う。けれども病気の体で麻雀最強戦に出場したり、YouTubeで新しい企画を立ち上げ

          2024年7月30日「馬場さん」

          2024年7月29日「金」

          金が軽い。ビックリするくらい簡単に飛んでいく。 ここ2ヵ月くらい、比較的多めの出費が続いている。先日noteに書いたエアコンはデカいが、他にも旅費であったり保険やら税金やら、必要なものだとは言え、こうもいろいろ重なると胸が苦しくなる。まあ、必要なものはしょうがないとして、そうではない出費もそこそこ額が大きくて、それはまさしく自業自得ではあるのだけど。 ただ、そうやって必要なときに必要なお金を惜しみなく使えるようになった、ということ自体がうれしいことではある。 振り返ると

          2024年7月29日「金」

          2024年7月28日「展望」

          ここ数年、年末年始に1年の振り返りと翌年の展望を書いている。ただ、書いた内容は頭のどこかに残っているとはいえ、1年間一切見返さずに過ごすのはあまりよくない。というわけで、およそ7ヵ月が経とうとしている今、自分の現状を照らし合わせてみた。 仕事竹書房に入社して、もうすぐ10ヵ月。出版した本はない。ただ、企画自体はずっと準備・進行していて、順調にいけば10月からは結構なペースで、僕が企画から携わった本が出版されていくことになるはずだ。それらを形にしていくためにも、8月はとても重

          2024年7月28日「展望」

          2024年7月27日「ブラジル」

          自分の人生において一大イベントを一つ挙げるとしたら、やはり10年前のブラジル一人旅になる。 2014年の6月、僕は当時勤めていた会社で2週間の有給休暇を使い、ブラジルに行った。目的は当時行われていた、サッカー・ブラジルワールドカップの観戦である。 ワールドカップを現地で見ることは、その4年前、南アフリカワールドカップを見ていたときに、フリーのライターになることと合わせて掲げた、僕の夢だった。そしてその夢を、僕は叶えた。 もちろん、旅の経験自体が自分に影響を与えているのは

          2024年7月27日「ブラジル」

          2024年7月26日「尽きぬ悩み」

          僕が大ファンのバンド「特撮」に「文豪ボースカ」という曲がある。曲はヴォーカルである「オーケン」こと大槻ケンヂの一人語りで始まる。 「オレ、オーケン 34歳独身 ぬいぐるみのボースカと二人暮らし ミュージシャンで作家 どうして、もっと人の心を動かすものをオレは書けないんだろう いつも悩んでいる 悩んで、悩んで・・・つらい、つらい、つらい・・・」 曲はこの後、悩みを抱えるオーケンにボースカが「代わりに書く」と申し出て・・・というストーリーが、ハードな曲に乗って展開されていく。

          2024年7月26日「尽きぬ悩み」

          2024年7月25日「頑張れ」

          僕は、「頑張れ」という言葉が苦手だった。正しくは、「頑張れ」と誰かに言うのが苦手だった。 だから誰かに対して言葉をかけるときには、ずっと「頑張れ」に代わる言葉を探していて、今のところそれは、僕がめちゃくちゃ好きな歌から借りた「お前はできるさ」に落ち着いている。あとは「応援している」とかか。 「頑張れ」 割と気やすい言葉だな、と思う。でも、決してマイナスな意味合いはないはずだ。なぜ、僕はこの言葉に抵抗を感じてしまっているのだろうか。一応、応援の力というものは信じているはず

          2024年7月25日「頑張れ」

          2024年7月24日「指導」

          僕は、人に何かを教えるとか、指導するということに抵抗がある。自分の思っていることが必ずしも絶対の正解だとは考えていないからだ。もっと他にいいやり方はあると思うし、それが分かったときには、過去に教えたことが嘘や間違いになってしまう。だから僕は意見を求められたとき「自分ならこうする」「分からないけどこう思う」というふうに答えを返すようにしている。 あと、自分は求めてもいないのに誰かに「ああしろ、こうすべき」とか言われるのが嫌いだ。それが納得できていないものであるならば、なおさら

          2024年7月24日「指導」

          2024年7月23日「読まない人、読めない人」

          ネットとかでたまに、文章を読まない人、読めない人の話題を目にすることがある。文章の内容をタイトルだけで解釈しようとするため、レスポンスが著しく本文と乖離していて見当違い、さらにはデマ拡散にすらなってしまっている、みたいな話だ。 なぜ彼らは本文を読まないのか。おそらく根本的にめんどくさがりで、かつ、極めて好意的に解釈すれば確固たる、普通に考えれば凝り固まった考えが自分の中にこびりついていて、そのバイアスからしか物事を判断できないのだと思う。 だからタイトルだけを見て「この文

          2024年7月23日「読まない人、読めない人」

          2024年7月22日「クソ暑い」

          暑い。クソ暑い。 猛暑?酷暑?気取んな、こんなもんは「クソ暑い」でいいんだよ。 僕の家は駅から徒歩30分、バスで10分くらいというやや不便な場所にある。歩くのは嫌いではないので、普段は歩いて駅まで行き来することも多い。 ただ、さすがにこの暑さの中だとキツい。健康にはただちに影響はないとしても、単純に汗だくで電車に乗ったり人と会ったりしたくはない。 この暑さはマジで命に関わるやつだろ。油断していると死ぬぞ。みなさんホント気をつけて。 さて、そんなクソ暑ちー最中、自宅の

          2024年7月22日「クソ暑い」

          2024年7月21日「競技麻雀」

          今日は1日時間があったので、千葉の「ワンダフルデイズ」でおこなわれている、日本プロ麻雀連盟・西川淳プロが主催する「ESリーグ」に参加してきた。毎月第3日曜で開催される、日本プロ麻雀連盟公式ルールによるワンデー大会。一発裏無しをオープンに打てる場所って他にあまりないし、1日4半荘ということで、ある意味で日本プロ麻雀連盟のリーグ戦を疑似体験できる感じか。 もともと、そういう競技麻雀の大会にはできるだけ参加したいと思っている(最強戦予選に出られなくなったので)。世の中にはいろいろ

          2024年7月21日「競技麻雀」

          2024年7月20日「文字数」

          文章を書く仕事って、意外といろいろある。多くの人が想像するのは小説家や脚本家、あるいは新聞記者などになるのかなと思う。そんな中で僕は何年か、ネット上で募集している記事制作の仕事をやっていた時期があった。フリーランスとして浮き沈みがある中で、最低限食っていくために必要な収入を確保するためだった。 僕が登録していたところは誰でもできるというわけではなく、最初にテスト原稿を提出し、合格した人だけが仕事を受注できるというところだった。テストは一発で通り、すぐに仕事をもらえるようにな

          2024年7月20日「文字数」

          2024年7月19日「完成」

          今日のnoteは、以前から思っていたある言葉について書こうとしていた。だが、600字ほど書いたところで迷宮入りしてしまい、そこから何を書いていいのかわからず、完成のめどが立たなくなってしまった。だからそのnoteはいったんお蔵入りにして、書けなかったことそのものをネタにして、今は文章を書いている。 ただ、文章なんて究極的には、どこまで行っても完成がないものだ。よくあるのが、自分ではうまく仕上げたと思ったものが翌日に読み返すと粗だらけ、書き直したいところが山ほど見つかる、とい

          2024年7月19日「完成」