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ROGENのものづくりへの取り組み①〜OEMメーカー選定から成分確定へ〜

皆さま、こんにちは。ROGENの八木です。

ROGEN(ロージェン)はすでにご存知の通り、2月28日にメンズ向けのオールインワン化粧水「ROGENオイルリッチローション」を最初の商品として、印象管理の視点からブランドをスタートさせました。
これは、私自身の原体験から生まれた商品であり、その想いについては、以前の記事で書かせていただきました。

今回は、私たちが化粧品のものづくりに対してどのような取り組みを行なったのか、そのストーリーについて書いてみようと思います。

OEMメーカーってどうやって決めるべき?!

私がそもそもROGENを立ち上げようと決心したのは、2019年春。
そこからまず最初に行なったのは、どこのOEMを使って化粧品を作ろうかということ。今まで化粧品のみならず、物を作って売ったことがない私は、まずはネットで「化粧品 作る 会社」などのキーワードで検索をし、(この時点で、OEMなどの言葉の意味もはっきりわかっていない何の知識もないレベルからスタートしたことを理解していただけると思います…。汗)さらに、典型的な行動として、「化粧品ビジネスで成功する10の法則」という本を買いました。
それにより、検索と本もわかりやすかったこともあり、ある程度の情報を集めることもでき、かなり大まかではありますが、化粧品ビジネスの流れはなんとなくは理解できました。ただ、そんな検索や読書レベルではOEMメーカーを選ぶ判断基準には全く自信は持てず、やっぱりわからない、、、
ということで、結局、お世話になっている知り合いの化粧品業界にいる社長に相談をしたところ、ご自身があるOEMメーカーに商談に行くときに、一度同行をし、相談に乗ってもらってはどうかというご提案をいただくことができました。

業界のことはわからないけれど、立ち上げを決心していた私は、とにかく話を聞いてみようと一緒に同行させていだきました。
その会社が、私たちが今回の商品を依頼した、ピカソ美化学研究所です。

通された会議室には、それはそれはかなりな数のブランドの化粧品が並んでおり、大手化粧品ブランドから、こだわりの商品で知られているブランドなど多くの商品をつくられている安心感と信頼を感じました。実際の相談では、今までの実例や、最近の男性化粧品市場についてなど色々とご質問をさせてたいただく中で、今回お願いしたピカソさんのこだわりのものづくりを知り、さらに、早く前に進めたかったこともあり、すぐに依頼を決定しました。

つまり、私はOEM会社の比較選定の時間は、ある意味ショートカットしちゃったわけですが…
ただ、実際に化粧品を作っている同じ様なメーカーの方のお話を伺うと、スタートの取り組みとしては、だいたい5社から10社くらいのOEMを選定して、実際に話しを聞いて、最終的に作ってもらう会社を決めている人が多い印象です。また、私たちと同じ様な最近のスタートアップ企業は、某OEMさんに依頼している方が多いので、良いのかなと気になるところではありましたが、今回はご縁と最初の直感で決めました。

お客さまにとってベストな化粧水を追求

さて、実際のものづくりは、まず、ペルソナの方々の肌状態に関する知識について徹底的に知ることと同時に、スキンケアやお肌の悩みは何であるのか等を周りにヒアリングをしました。また、自社調べで限られた期間ではありましたが、男女ともにペルソナ世代を中心としたアンケートを実施し、男性スキンケアに関する現状を集められる限りで集めました。
(最終のn数は、男性164名、女性101名)
先方の担当者とは、そのような情報などをベースに一緒にディスカッションをする中で、今求められるスキンケア製品について洗い出しました。そして、そのために必要な成分を提案していただき、そこからまずは3タイプの商品をサンプルとして作っていただきました。

当初は、今のオイルリッチローション以外にも、オールインワンジェル、オイルリッチクリームと3つを作成いただき、そこからテクスチャー、使用感、残存感等を日々調査。周りの男性にご協力いただきながら、そして、男性用といえ、時に感触を自分の肌でも試しながら、商品の第一印象、そして継続使用の印象と比較検討しました。なお、協力者の方の中には、スキンケアを経験したことのない男性も一定数いたのですが、思った以上にみなさんが興味関心を持ってくれたことで、リアルな声を拾うことができました。
特に、初めてスキンケアを体験した方にとっては、お肌が喜ぶことを覚えてしまったとのことで、今でも継続して使ってくださっているのは嬉しい限りです。
ただ、その体験を通したリアルなお声が拾えたのは良いのですが、最初は限られたサンプル数の中でも、意見がかなり分散したんです。

その際に大切にしなければと感じたことは、この化粧品を通して、私たちは、何を解決したいのか、この商品がお客さまにもたらすメリットは何かを考えることです。そして、ベンチマークしている他社男性スキンケア商品と独自化をするために、他にはない区別できる点を考えた結果、日本で数台しかない機械で、植物由来のオイルを乳化させたオールインワンタイプのオイルリッチローションに決定することができました。実際に、男性が好むさらっとしたテクスチャーで、少量で時短簡単にケアを行える商品です。

ただ、ここで終わりではなく、ここからもまだ開発は続いていきました。まず、ROGENは、植物由来のオイルを入れているのですが、このオイルパーセンテージを何%にするべきかということ。ここも、どうしても、男性にとってのベストを探りたかったこともあり、1%単位にこだわり8種類ほどの数のサンプルを上げていただきました。さらに、この間にも男性の肌の特徴の知識を深め、保湿や整肌のための成分の改善を繰り返しました。そうして、気づけばサンプルに溢れかえることになりましたが、最終的にROGENのこだわりである、無駄なものは含まず、肌に良いもだけにこだわり抜いた成分を贅沢に配合することができました。

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ROGENらしい香り決定!

ちなみに、ここからまだ選定する必要があったのが、香りをどうするかということ。
香りについては、クリエイティブチーム「Stack Art」の代表であるデザイナーの樋口氏が、アロマデザインも可能とのことで、ROGENをイメージしたこだわりの香りを3種類作っていただきました。
香りは、五感の中で最も記憶に直結しており、イメージが残りやすいということを私自身も印象マネジメントに携わる中でも大切にしていたことから、こちらも妥協はなしで、3つのサンプルを持って、ヒアリングの日々…
ペルソナのライフスタイルなどイメージをお伝えしながら、多くの人が嗅いでくださった結果、最終的に男女ともに人気であったベルガモットとレモングラスを配合した柑橘系の記憶にのこる爽やかな香りを選びました。また、実は配合の比率によっても微妙に香りが違ったため、その配合比率までも良い香りにこだわったからこそ、ROGENらしい香りを選定できたと思っております。
香りには、「ブルージェン」というネーミングをし、ロージェンボトルの「Blue」が、広い空や海を連想させる誠実で寛容な印象を持つイメージと、ジェントルマンの知的さを兼ね備えたイメージを表しています。
(そんなシーンとイメージをしながら嗅いでくださいね!)

化粧品づくりで大切にしたこと

ここまでそれなりのこだわりを発揮して進めてきたと考えていますが、やはりこのこだわりは、新卒でキャビンアテンダントとして勤務をした経験がある私にとって、「お客さまに良質の価値をお届けする」ことへの大切さ、そしてその信念をCA時代に培ったなと今となっては感じております。

ただ、実際は、よくありがちな”商品は良いけれどお客さまには理解されない商品、受け入れてもらえない商品”になることがないよう、お客さまに商品について正しく理解をしていただけるように伝えていく姿勢、そして、お客さまの声を柔軟に素直に受け入れる謙虚さを忘れずに、今後も進んでいきたいと考えています。

ちなみに、化粧品のものづくりは、中身のみならず、パッケージも含めて完成します。そのパッケージ等のお話については、次回にご紹介いたします。

私たちの想いを知っていただくのみならず、今後同じようにビジネスをする方にも少しでもお役に立つ内容であれば幸いです。

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