memento森 10th anniversary one-man LIVE に寄せて 4
宮地さんに偏ったので。ここでワダアツシの話。
今日はここまでかな。明日また別の話を書くと思います。
第一弾から登場していたワダアツシですが私とは奇しくも宮地さんと全く同じ年月の付き合いです。凄い。
memento森のワダアツシという認識に至るまでに少なくとも三段階私の中で変貌を遂げております。
第一段階 弾き語り天才神ワダアツシ
第二段階 ヲトノ羽希望の音を鳴らす神ワダアツシ
第三段階 memento森のワダアツシ
最早フリーザ
実際私の中ではフリーザの様な人です。未だに背筋がピンとなる先輩です。
こういうことを書くと『そうさせてしまってるんやったら、おれの問題やな』
とか真面目に返してきます。怖いです。
人生初の真面目なタイプの関西人。
memento森に加入するのを知った時は嬉しかった。
もう鬼に金棒。エノさんももちろん素晴らしかったけど同じ方向性のギタリストはこの世に皆無。ということは、自分の世界を持っていて更には世界に開けたギターを弾けるギタリストが必要。そんな奴おるわけないやん。
おるがな。フリーザ様が。
そんな気持ちでした。しかしアコギ弾いてるイメージしかなかったので、エレキになったらどうなるんやろと思った。はじめてみたmemento森としてのライブ。ぶっ飛んでた。えぐ過ぎ。うますぎ。かっこよすぎ。僻み過ぎて嫌いになりそう。
しかし、ここで冷静になる。そう死活問題が急浮上した。
『memento森を呼ぶと毎回宮地(敬称略)とワダ(敬称略)がセットで打ち上げまでおる』
終わりだ。今までの経験からわかっている。木原もガタもメンドクサイ空気を宮地やワダが醸し出すと離れていく。付き合いが長すぎる。付き合い方がうますぎる。正にプロだ。見習おうにも呼んでいるのは他でもない俺だ。逃げ場等そこには存在しない。そこからワダアツシとのバトルが三度程発生するのだが、ワダアツシの記憶には毎回一ミリもそのことが残っておらず、笑顔で『ははは、そうなんやごめんなぁ』と言われる。可愛いか。
宮地とワダ(both 敬称略)。このバンドは上手くいく。確信を持った(何様かわからん立場)。
そんなワダさんは実は歌うアホウドリが関西に行く度に見に来てくれている。いつも真面目におれたちが演ろうとしていることと真正面からぶつかってくれる。そんな面倒見のいい先輩はいない。
歌うアホウドリがMINAMI WHEELに初出演したとき。勝手がわからず、あたふたする我々。急きょ前日に行ってフライヤーを配ろうとなったが、急すぎてドラムしか前乗りできなかった。その時名もない東京の後輩のためにフライヤー配り手伝ってくれていたのがワダさんだ。本番当日やはり知名度の低さもあり、お世辞にも客入りがいいとは言えなかった。他にも数多いる有名バンドの中からその時間を選んでくれたお客さん。そして、その中にいた宮地さんとワダさんのおかげでいいライブが出来たと思っているし、本当にうれしかった。
ちなみに客席の中に『木原はいなかった』=『木原嫌いかもしれない期』の延長は必然のものになった。余談だが。G-FRAK FACTORYを見に行こうとするも私と宮地さんは入場規制で入れなかった。その時宮地さんは言い放った。
『木原は入れたらしいわ』
おるやん。おい。きはら。Jr.よ。
さて、ワダさんは真面目且つ真摯且つお茶目だ。こうやって文字に起こすと本当にフリーザだ。真面目に一つ一つ星を潰し、自分の脅威になるであろうサイヤ人は種族ごと真摯に根絶やしにし、自分はサイヤ人と地球人のハーフに殺される。お茶目だ。まて、ワダの話だ。
そんな惑星ワダから来た男は、音楽的にもmemento森に新しい風吹き込みまくり大暴れ。
流石は某北堀江の某ライブハウス某店長曰く
『自分のチ○コ触るより、ギターのほうが触っている男』だ。
冷静になった時大概のギタリストそうじゃない?とか
ただ店長がチ○コ触りすぎなだけじゃない?とか色々思い浮かぶがここはスルー。
ヲトノ羽の時代に出してたアコギの音を聴いて希望を鳴らす人だと思った。
だめだ、真面目に書こうとしても某店長の発言のせいで軌道修正は最早不可能だ。
一つ言えるのは『歌うアホウドリ』が解散した時に『memento森』のギターがワダさんになっていたのは何の因果なんだろう。運命とかよくわからないんですが、なんかあるんだろうなと思います。
ミナホの後『ずんどう屋』で『まみれ』オーダーしてから一言も発しなくなって、『喋ったらホンマに吐いてまう』とか急に言う。ワダさん。
昼酔宴というイベントの前日一緒に滅茶苦茶に安い酒あおって、明日はmemento森じゃなくてビアウマのワダとしてメメントのメの字も出さんライブすると豪語してアンコールで『朝の嘘』を華麗にキメるワダさん。
『なんでアコギずっと使ってるんですか』と問うと笑顔で『なんかこだわりとかあると思って聞いてくれてるやろ?なんもないねん。ごめんな。』って笑うワダさん。
『歌ってみた』動画がきっと恥ずかしくてセルと穴子さんの物まねして動画あげちゃうワダさん。
飲み屋でmementoには『おれは後から入った人間やから』って珍しく後ろ向きな発言しておれに怒られるワダさん。
どんなにいい話しても、どんなに喧嘩しても、ケロッと次の日また会えるワダさん。
ステージの上では最強のワダさん。
これが俺が知る限り日本最高のギタリスト『ワダアツシ』
明日もなにか書きます。金曜日のワンマン楽しみだね。
続く
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