見出し画像

新型コロナでストレスを抱えないために|ちょっと言わせて

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、在宅勤務が推奨されるようになり、テレワークを行う人が増えてきました。
「ウイルスの感染リスクを防げる」「通勤ストレスがないだけでなく、ほかのことに時間を使うことができる」「自宅のほうが集中して仕事ができる」「家族との時間が増えた」などのメリットがある反面、「インターネット環境を整えるための出費や通信費がかかる」「自宅内での仕事スペースの確保が難しい」「上司、部下に気軽に相談できない」「オフラインでの業務もあり完全なテレワークが不可能」などさまざまな問題が浮き彫りになってきました。

そもそも在宅勤務では、家族と一緒にいる時間が長くなります。
家族と一緒に過ごす時間が増えたのを歓迎する人がいる一方で、配偶者に対するDVや子どもに対する虐待が問題となってきました。
自宅に個室のない人も少なくないでしょう。リビングや食事のテーブルでノートパソコンを広げている人も多いかと思います。小さい子供のいる家庭では、遊んでいる姿が目に入って落ち着かなかったり、昼食を用意する必要もあるでしょう。外出も思うようにいかず気分転換が上手くできないなか、イライラが募ったり、ケンカになりやすい状況が増えています。

一例としてテレワークの問題を挙げましたが、先の見えない状況に不安やストレスを感じる人が増えています。「コロナ疲れ」に陥らないよう、この先どのように心の問題に対応していけばよいのか、大きな課題といえるでしょう。

こうした事態に対応するために、一般社団法人産業カウンセラー協会では「新型コロナウイルスによる不安やストレスなどの心の問題に対処するために」というページを設けています。

テレワーク(在宅勤務)を行う時の留意点やストレスの予防、情報に翻弄されないようにする方法など、心身の健康維持に役立つ知恵と知識が紹介されています。
今は誰もが不安と緊張を抱えているところです。同協会の知恵と知識は、張り詰めた不安と緊張を和らげてくれるものと思います。

安全スタッフ編集長 高野健一

――――――――――――――――――――

〈労働新聞・安全スタッフ電子版のご案内〉
労働にまつわる最新の情報など、充実したコンテンツを配信中の『労働新聞・安全スタッフ電子版』は、下記よりご覧ください。

――――――――――――――――――――

Copyright(C)(株)労働新聞社 許可なく転載することを禁じます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?