注文の多いSUSHI屋を作った感想
▼はじめに
あまりボクのことを知らない人へ
名前:ろっど
本職でも趣味でもゲーム作ってます。
今回はUnity1weekのお題「ちゅう」に参加した際の
感想や反省なんかをまとめます。
この先作ったゲームのことをやったことある前提で話をするので
できれば一度遊んでもらったほうがいいと思います。
注文の多いSUSHI屋
▼総括
とりあえず結論からお話すると
想像以上に感想を頂いています。
ゲームデザインとしては
比較的狙い通りに作れたけどちょい消化不良感
といったところです。
制作総時間は多分15時間ほど
画像を素材に頼ったところが大きかったですね。
▼狙い通りポイント
ボクが自主制作するときに
自分の手を離れて遊び方が広がるゲーム
を目指して制作を進めます。
これは何も巨大なシミュレーションゲームを作りたいわけではなく、
制作者が意図しない方法でも
クリアまでたどり着けるゲームを目指すということです。
今回のゲームで例えるとMUST SUSHIを探すだけの
絵合わせゲームならみんな解法は同じになるし
計算して答えを合わせるだけなら結構、解き方が一緒になると思います。
今回はそれが合わさることで
MUST SUSHIを埋めたあとに計算を考えて
数ある寿司から自分だけの解法を探す
ということがメインの遊びになり
同じ320を目指す場合でも
120+200や110+210などその場や人に合わせた解法を
自力で見出す必要が出てきました
普通の計算ゲームとの違いはMUST SUSHIの強制力で
通常なら余裕ある中で広い選択肢から選べるものを
先に絵探し、次に計算という流れを作って
ほどよくプレイヤーの思い通りにならない形にできたかなと思っています。
▼消化不良なポイント
ゲームシステムはもっと複雑にする予定でした
というのも元々自分の中にこういうゲーム作りたい
というストックを溜めていて
それを実現する場としてu1wを利用してるんですが
今回目指したゲームは簡単に言うと
「Please don't touch anything」みたいな画面で
機械のボタンやレバーをいじって
目標の数字を出すゲームだったんです。
1というボタンと2のボタンがあって
間に+-×÷のレバーがあって
それらをいじって3が出せるようにするイメージです
ただこれを実現するためには
自前で素材を作るのが必須
既に締切72時間を切っていたボクには
完全にそれを実現する選択肢はなかったのです。
色々考えた結果
ツイッターで流れてきたドット絵素材から
いい感じ素材を探していたところ
ヌー様のドット絵素材にたどり着きました
これを見たときに
寿司の勘定を選ぶゲームならいけそう!
と直感したのでゲームシステムを考えることに
寿司を選ぶので寿司のリストは必要
勘定を合わせるので数字表示が必要
ランキングは盛り上がるから時間制限のスコア制
ただ計算しても面白くないから必須リストはいる
と考えて、帰宅途中にスマホで画面イメージを作りました
あとはバランス調整して現在の形になりました。
ここで消化不良なのが
機械をガチャガチャいじる感じが出したかったけど
できたのは欲しいものを探すゲームになってしまったこと。
実は使ってないシステムに複雑化した版もあるんですが寿司だけでやると複雑過ぎてわけが分からなかったので止めました。
また時間ができたら目指してたものも作ってみたいと思います。
▼感想や反省
正直素材が良すぎてシステムが喰われた感もありますが、逆を言うと素材を活かすシステムが作れたとも言えるかな思っています。
良い素材が揃ってもシステムがガタガタだと
an○hemみたいになっちゃうので…
システム面へのツッコミが少ないのはそれだけ
違和感なくまとめられてるのかなと思ってます。
反省としてはギリギリ締め切りをぶっちすることになった点
どうしてもバグが抜けなくて間に合いませんでしたねぇ…
自分のテストプレイに対するモチベーションの低さが恨めしく思います…
ただこのゲームは素材元様やTwitterで応援してくれた方など
様々な人に支えられてできたゲームなんだなぁと思います。
いろいろとありがとうございました。
▼最後にちょっと技術的な話
今回最も役立ったコードはこれです
using System.Linq;
Enumerable.Range(0, 38).OrderBy(n => Guid.NewGuid()).Take(Num);
これは簡単に言うと、指定の数値をランダムな順番に並び替えて
指定の数だけ頭から取り出すシステムです。
これの何が役立ったかというと勘定の生成が
ほぼこれだけで終わるんです
まずこのゲームの勘定はいま出ているSUSHIから
ランダムにいくつかピックアップして合計を出しています。
これによって必ず計算が合う勘定が作れます。
そのために被りなくランダムな数字を指定数作る必要があるのですが
ボクが普段やっているやり方だと
指定の範囲内でランダムな数字を出して
もしもう出ているならもう一回やって…
としてランダムリストを生成していました
これを使うとそれが一発で出てくるのでほんとにもう大助かりです。
こういう出会いがあるとゲーム作りがやめられなくなりますねぇ。
▼終わりに
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
以上で「注文の多いSUSHI屋」作成の感想文を締めます。
もし質問やもっとこういった話を聞きたいという方がいたら
Twitterなり何なりで連絡いただけたらと思います。
次は頑張ってニワトリゲーのβ配布と正式配信を目指します。
その後は多分このゲームのスマホアプリ版を作ります。
それではまた。
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