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親友Aのオトボケ話

【親友AとのLINEにて】

A「ロコ、最近背中が痛いんだけど
  私、膵臓(すいぞう)がんかもしれん。
  兄ちゃん(医者)に明日診てもらう」

ロコ「膵臓がんって決まったワケじゃないじゃん」

A「覚悟はしてる。もし膵臓がんだったら、
  子供連れてアメリカに行く。
  私もう来年いないかもしれない」

ロコ「明日大丈夫なこと祈っとくよ」




次の日。。

A「今病院。背中痛いけど倒れても
  病院だから安心」

ロコ「よく検査してもらいなよ」

A「レントゲン見たけど、痛い所が
  くっきり白くなってた!」

ロコ「・・・。」

1時間後。。

A「原因わかった。フ○詰まりって。
  兄ちゃんが苦笑してた」

ロコ「爆笑。なんてお騒がせな奴!」

A「白いところが全部う○こなんだって」

ロコ「膵臓がんじゃなくて、便秘かよ!?
   気づかなかったの?」

A「そうだったみたい。ちょこちょこ
  出てたんだけどねえ。
  死を意識したよ」

ロコ「兄ちゃんに浣腸(かんちょう)処方して
   もらいなよ」

A「そうね。心配かけてごめん」


友達の一家は、お父さん、お兄さん二人が
医者で、お姉さん看護士、妹薬剤師という
病院一家で、Aだけテレビのレポーターです。

「膵臓がん」って言っていたのは、
多分お兄さんに電話で聞いて
Aがそう思い込んだのでしょう。

私もお兄さんの言うことなら
誤った情報ではないかもしれないと思い、
本気で心配していました。

それが、ただのフ○詰まりだったなんて!

なんて、お騒がせな友達なんでしょう!

親友とはもう、うん十年のつきあいです。

うん十年つきあっていても、
知らない面ってあるんですね。

今回の出来事で、もちろん呆れは
しましたが、新たな親友の一面を
垣間見ることができて驚きました。

Aは、心臓も悪い(これは本当に病気)ので
彼女と過ごす日々を一日一日大切に
していきたいと思います。


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