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来年度の保育園申し込みが始まる今、思うこと

あっという間に10月も終わり。

いよいよ今年も来年度4月の保育園入園の申し込みが始まる。

(わたしの住んでいる東京そして区はそうなのだけど、他の道府県も同じだろうか?)

きっと申し込みに向けて心がざわざわしているお母さん、お父さんも多いのではないだろうか。

わたしもその一人。


昨年の今ごろは迷いに迷っていた。

当時0歳だった下の子だけど、6月生まれなので4月入園となれば1歳に近くなる。

仕事も産休から考えてちょうど1年ほどのお休み期間を経て復帰となる。


実際上の子の時は1年ほどの育休から復帰した。

それもあり0歳児の学年にはなるけれど申し込むか非常に悩んだ。

わたしの住む地域は保育園内定はかなりの激戦で、0歳であればまだ1歳児よりも内定をもらえる可能性は高い。

夫に相談するも任せると言われ、余計に悩む。

はてどうするのが正解なのだろうか。


悩みに悩み、わたしは結果申し込みを見送りの方向にした。

申し込みの見送りを後押ししたのは上の子の成長記憶だ。

上の子は歩き始めがとても遅かった。

1歳8ヶ月で初めて歩き始めたのだが、先述の通り1歳ちょうどで保育園に入園をしたので、初めて歩いたのは保育園の中だった。

その姿を見たのは、朝夫が送っていった際先生から「もう歩けますよ〜!」と言われ、慌てて撮った動画であった。


先生にはとても感謝している。

なかなか歩かない我が子を歩く方向に向けてくれたのだから、先生のおかげで歩けたと言っても過言ではないと思っている。

ただ、やっぱりどこか寂しく感じてしまう気持ち。

やっぱり初めの一歩は親としてこの目に焼き付けたかったなあと、いまだにあの時の気持ちを思い出す時がある。


この気持ちが下の子の保育園見送りの決定打になった。

今しかないこの成長の過程。

初めてハイハイした時、

初めて歩く時、

初めてママと言った時、

初めてお返事をした時、

子どもにとっての初めてはあげればキリがないのだけれど、その一つでも多くの”初めて”を、一緒に共有したい。

もちろん1仕事人として仕事に携わりたい気持ち、遅れをとる不安はある。

けれどもやっぱりこの初めてをたくさん見られて、子育てに専念できる幸せなときは今しかなから、やっぱりわたしは今を大切にしたい。


悩みに悩んで見送ったあの日から、1年が経とうとしている。

1年経った今、あの時の自分に「見送って正解だったよ。初めて歩いた姿もしっかり見れたし、今よちよち歩きの我が子と一緒に手を繋いで公園に毎日行くのが楽しくて仕方ないよ」と言ってあげたい。


わたしには自分の選択したことは責任を持って正解にしていくという決めごとがある。

悩みに悩んだけれど、この選択を絶対正解にしていこうと誓ったあの日。

今正解だったと心から言える。


来年度の4月にはワーママに戻るのだけれど、きっとこの2年間の思い出が、その先のわたしの強い味方になってくれるだろう。

育休期間中子どもたちと作った強い絆が、きっと仕事と子育ての両立に悩んだ時わたしの支えとなってくれるだろう。


さあ来年度の保育園申し込みが始まる。

今年は自信を持って申し込みに行こう。

2年間母に専念してまた一段強くなった心とともに。

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