見出し画像

染五郎13歳、ハムレットを読む

染五郎13歳、ハムレットを読むdone!

黒シャツ&黒パンツの出で立ちで、
板付はじまり。世紀の美少年といわれる面持ちそのままに、苦悩あふるるハムレット。

名場面ばかりを繋げ、相手役は全て松本幸四郎さん!

坪内逍遥訳の古語セリフが耳に心地よく響きわたりました。

場面は以下。
1幕2場 ホレイショーと亡霊の話
3幕1場 Tobe 台詞、尼寺へ行け台詞
3幕3場 役者と芝居の相談
3幕4場 ガードルードとの掛け合い
5幕1場 墓守→染五郎さん着替
オフィーリア葬式
5幕2場 決闘→死

最後にフォーティンブラス独白

市川染五郎さん@ハムレット
ハムレットの物語を20分にぎゅっと凝縮し、迷える王子を朗読。

白鴎さんが16歳で、幸四郎さんが14歳でやったハムレットを13歳で。
3日前にできた台本(幸四郎さん作)を一語一語丁寧に届けようとする思いに溢れてました。

立ち姿が王子!

イギリスから帰った後は、白シャツに着替え。前回見たカクシンハンのハムレットと、白シャツになる演出。白シャツも似合うなあ!

ガードルードが亡くなる場面は、台本を離す演出。母上という台詞も似合う。

フォーティンブラスの独白ではガラリと声色を変えて。

ハムレットという役は50代でやる演出もありますが、やはり若者がやると、ナイーヴで、母や恋人への憧れと葛藤、マザコン気質が際立つ。

いるだけで、王子に見えるのは、
義経を経たからかもなあと思いました。

発語がしっかりしている染五郎さん。

松岡訳も読んでもらいたい!

2020/5/1~ 舞台芸術を未来に繋ぐ基金=Mirai Performing Arts Fund への寄付とさせていただきます😃