春の食材 タラの芽
初春の里山で見かけるタラの芽
葉もない枯れ木の枝先に芽吹く
この木は生きているんだと生命力を知らしめる
苦味を秘めたタラの芽は春に取りたい薬草
冬の間に溜め込んだ毒素や老廃物を外に出す手伝いを
してくれるのが春の薬草の苦味
だから、冬眠から目覚めた熊と取り合いに
タラは古語で「トゲ」のこと
その名の通り、枯れ木のように見える樹皮には
鋭いトゲがたくさん
タラも大切な新芽を取られまいと必死で
私たちはトゲに刺さるまいと必死になる
タラの芽は高麗人参と同じウコギ科の植物
滋養強壮にもってこい
また、胃腸の働きを整えてくれたり、
春に負担がかかりやすい「肝」の働きを
助けてくれる
段々貴重になる自然の中の薬草
どうか全てを取らず、
木が生き残るために芽を残して下さい
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