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種採物語

今は昔、野菜や果物を育てては一部を熟成させ、そこから種を採っていた。翌年の作物は、その種を使って育て、再び種を採り、が繰り返されてきた。

今は昔となったのは、F1(エフワン)種という、第一世代が最高の実りとなる交配された「雑種の種」に置き換わって行ったため。形・サイズが均一で、良質な果実を量産できるという大きなメリットがあり、代わりに第2世代は品質にばらつきがでてしまうというデメリットがあります(メンデルの法則は学校で学びましたね)。F1種からとれる種は品質が不安定なため、F1種を育てている畑では、毎年種屋さんから新たに買う必要があります。

ふと、手持ちの種(F1)の袋をみてみると、種の採取地が書かれており、なんとすべてが海外(イタリア、アメリカなど)でした!衝撃的。

新型コロナで国際物流が大きく停滞したけど、将来的に何かしらの理由で完全にF1種の提供がSTOPしたら、種屋さんも種を調達できなくなるでしょう。

何があるかわからないからこそ、未来をつなげる種を残す必要があるはず。

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さて、前置きが大変長くなりましたが、固定種の自家採取に興味を持ちました!

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秋植えの種から試したいと思い、野口種苗研究所の「エイワン玉葱」と「みやま小かぶ」、そしてoiseedの「淡路中甲高黄玉葱」の3種の固定種を育ててみることにした。

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エイワンは不織布プランターにそのまま植え、

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淡路中甲高黄玉葱は、室内の窓辺で発芽させ、キュウリの跡地に植えてみようと思います。(キュウリは最後の1本頑張っている)

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みやま小かぶは少し前にプランターにすじ蒔きしました。蒔いた5日後には芽がでてきたので、成長早いですねー。

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種採れるまで育つといいな。

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