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長年続く企業のGameChangeって本当に難しい…

2019/12/21 Xデザイン学校 Basic#8 プロトタイピング

サービスデザインを学ぶため通っています
Xデザイン学校:https://www.xdesign-lab.com/
Basicコース、月1授業
心に残ったポイントと自分の感想をまとめています
とある企業のGameChangeアイデアをチームに分かれて考えています

前回作ったシナリオを元にいよいよプロトタイプ作りの段階まできました。1年通しての授業もいよいよ佳境だな…という感じです。

ぐっときた…ストーリーボード

プロトタイプを作るときに参考になるストーリーボート
前回作成したインタラクションシナリオでかなり機能が詳細にできている気がしていたが…実際にストーリーボードを作ってみるといかに粗いかが身に染みた。ストーリーボードは簡単にいうとその機能を実際にユーザーが使っている場面を想像し、漫画にするようなイメージ。

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普段仕事で画面設計をする時には、必要な機能だけを見やすく並べているだけだったけど、こうやって実際にユーザーが使う場面を事前にイメージし、さらにはユーザーの感情の高まりまで表現するところにはかなりぐっと気持ちが持っていかれた。確かにユーザーがサービスを利用する時には気持ちが上がる瞬間があってその積み重ねがサービスのファンを生む気がしている。用がなくても思わず見てしまうサービスはこういう感情の高まりが無意識に溜まっているのだと思う。
これを作るところがサービスデザインがいかにユーザーをきちんと見ているか。という肝なのかな。と思った。サービスデザインのすごいところはちゃんとマネタイズも意識するところ。この力が備わったら確かにどんな会社でも通用すると思うし、採用目線で言ってもその人をぜひ採用したい。と思う。

少し話が逸れてしまったが、サービスの組み立てには
インタービューからネタを仕入れ、そこをバリュー、アクティビティ、インタラクション、ペルソナと組み立てていく方法には本当に訓練が必要だと思った。自分のチームもやり方に沿ってプロトタイプまで作ってみたのだけど、ずっとこれはゴールのGameChangeをかなえられているのか…?デバイスに捕らわれない考え方が出来ているのか。いや出来てないでしょ。がずっともやもやしていて、チームのみんなとも話し合い思い切ってやり直すことにした。授業の進行を無視して勝手にしてしまいましたが、何とか2案目も作りました。

1案目

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2案目

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失敗した要因

・インタビューの内容から人の見えてない欲求課題を見つけ出すのが至極難しい
・バリューシナリオがめちゃくちゃむずい。ブランディングというか普遍的な長期的な価値。ここはかなり訓練に回数が必要な印象
どの粒度で導き出すのかは正直まだわからない。他のチームの人も言っていたが、これはインタービュー内容からかけ離れてます。と。
わかる気持ちとそれで良いのかの気持ちが混ざるw

自分のチームはやり直しの粗々案はできたものの、やはりバリュー、アクティビティ、インタラクションの部分は各自持ち帰って練ることにした。練習の回数が増やし糧になったら良いなと思う。

【授業で忘れたくないポイント】
・ストーリーボードは作業手順になっちゃダメ。ユーザーの行動を書く
・構造と手順は違う。構造には少しの知識が必要
・情報の構造化(LATCH)
・ユーザーは自分の利用状況しか考えてない
・プロトタイピングはラフで良い、作りこみすぎない。どんどんブラッシュアップしていく
【感想】
何十年、何百年と続く企業が今までの資源を活かしつつ全く違う世界に飛び込むにはかなりの勇気がいるな。と。
その飛び込みの前にこんな風にユーザーが使う姿がきちんと想像出来ていたら確かに角度の高いサービスが世にローンチできるような気がする。

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