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第4作(2019年)

お気づきのように、2018年には1枚も描けませんでした。あまりにサラリーマン仕事が忙しくて、実家に行って絵を描く時間がなかったのです。ただ、構想と下絵は2018年から始めていました。今回は昼間の桜まつりを描きたい、ということと、とてもプライベートな絵を描きたいと思いました。天国の母や、祖父祖母たちが一同に地元の桜まつりに集まって楽しそうにしている。満開の桜がその上に見事に咲き誇り、時間の流れのように人々が連なる。そんなイメージです。手前の20人くらいは僕の家族や親族たち。皆、想像と古い写真を見て、実際の桜通りの風景に合成しています。だからデッサンもおかしいし、人の大きさもよく見るとちょっと変だと思うし、この絵をどういう風に見ていただいても構わないけど、幸せな空間を絵で描きたいと思いました。いい歳こいて、絵が完成したときには思わず涙してしまいました。

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