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どうしてパリに来たのか? 〜ルネサンス〜

こんにちは。



パリに来るまでの話を、初回2回3回、と綴ってきて、これが最終回。





入学や滞在に関する手続きも無事に終わり、
フランス語の勉強に勤しみながら、渡航日を待つ日々。



留学に際してひとつだけ、父親から言われた事がありました。



”3年だ。それ以上はない”


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(ノらないなら帰れw)



きっと、言いたい事は色々あったのではないかと思うんです。
でも、たったこれだけ。
そりゃあ、二つ返事で了承するしかありません。



ただ、その前にもう決めていたんです。

”日本には戻ってこない” って。



本当に不思議なんですが、自分なりに凄く腹括ってたんですよね。
”フランスがダメだったら、残りの人生は自我を殺して、慎ましく生きよう” と考えていました。

イチかバチか、極端すぎるのは若さ故、だったのでしょうか。笑





出発日は、友人達が空港まで送ってくれました。
道中、楽しく過ごしながらも、

”生きて、また会える保証はないんだよなぁ”

なんて考えが浮かんだりも。


カヲル

(大丈夫、また会えっからw)



留学に関する、一連の決断を経たことで、


”今、この瞬間と向き合うこと”
”自分の決断によって起こる全てを受け止めること”


この2つが自然と身につきました。
予想だにしていませんでしたが、素晴らしい副産物だったな、と思います。





機内では映画を何本も見て疲れるものの、
軽い興奮もあってか、ほぼ眠れずじまい。
そうこうしていると、あっという間に着陸態勢。
そして、飛行機の車輪が滑走路に触れた瞬間、



”あ、本当に来ちまった...”



という、漠然とした不安に襲われました。


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(あんたバカァ!?  今頃なに言ってんのよ!!)



パリ行きを決めてから、この時まで約1年。
たった1度の不安もなく、楽しみで仕方なかったのに...



とは言うものの、

”まぁでも来ちゃったんだし、考えるだけムダかw”

と、あっという間にどうでもよくなってしまいました😂





この後、山あり谷あり紆余曲折、艱難辛苦に七転八倒。


・・・なんて事は特になく、人並みな海外生活も今年で22年。
今日も呑気にフランス暮らしでございます☆





これまでに起こった諸々の話は、機会があればその時に😉





最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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おわり

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