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僕らが公認会計士のキャリア戦略を徹底共有するコミュニティを立ち上げた理由

こんにちは、公認会計士コミュニティ「Rocket CPA」のnote運用チームです。

今回、このコミュニティを運営している高谷さん、野崎さんへ、会計士コミュニティを立ち上げた背景についてインタビューをしました。

【さらっと自己紹介】

▼高谷元悠(たかたに・もとひと)

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1990年生まれ。神戸大学経営学部卒。在学中の2011年に公認会計士試験論文式に合格し、大学時代の最後の1年でスタートアップ複数社に入社。大規模システムの受託開発の法人営業、Ruby on Railsによるシステム開発、経理・労務・法務などバックオフィス業務を担当。その後2013年に有限責任あずさ監査法人に入社。IPO支援、内部統制構築支援、M&A、上場企業の監査を担当。2014年に株式会社BECを創業し、代表取締役に就任。クラウド人事労務管理サービス「Gozal」を開発/運営。

▼野崎文貴(のざき・ふみたか)

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1984年生まれ。千葉県佐倉市出身。バスケット部。会計士二次試験合格者(会計士終了考査未受験)。監査法人退職後にフィリピンの孤島に家族で移住をし、様々な文化と触れ合う中で、"人の在り方(生き方)”、“組織の在り方”、“人の認識”に強い関心を持つ。帰国後、Seven Rich Accounting 人事部の部長を務める。Seven Rich Accountingは渋谷にある設立10年の会計事務所でクライアントは約700社。その多くはベンチャー企業である。会計以外にも飲食事業、クリニック事業、パーソナルジムなど多くの事業を行っている。

ー会計士ってどんなことに悩んでいるんですか?

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 - 高谷

一般的にキャリアパスが多いことが悩みかもしれません。監査法人をでてから知ったんですが、会計士って意外といろんな分野で活躍している人がいるんですよ。上場企業やベンチャーのバックオフィス領域で活躍している人もいれば、コンサル系の会社で活躍している人もいます。それ以外にも会計士としてMA仲介だったりいわゆるセールスとして活躍している人もいれば、エンジニアとしてソフトを作っている会計士の方もいらっしゃったりします。その中で私は小学生の頃にたまたま「起業したい!」と思ったきっかけがあったため、ベンチャー企業で経営者をしています。

- 野崎

たしかにキャリアパスは多いですね。一方で在学中に会計士資格の勉強とかを行うと一般的な就活で行うような自己分析などをする機会もなく、たくさんあるキャリアパスの中からキャリア選択をする際に悩むことはあると思います。同じ監査法人出身の会計士の方々が種々の分野でやりたいことをやって結果を出されています。私の場合は、もともと人や組織になんとなく興味がありました。同期が今の会社で働いていて、声をかけてもらったことが縁で入社して、人事の役回りが空いていたので人事のお仕事をさせていただくことになりました。

ーキャリアパスが多いとのことですが、お二人はどのように監査法人の次のキャリアを決めたんですか?

- 高谷

監査法人入社当時は3年間は監査経験を積もうとも考えていましたが、たまたまのきっかけがあって退職を決めました。入社して数ヶ月経った頃に、サイバーエージェントが主催する「アントレプレナーイノベーションキャンプ」というビジネスコンテストに参加した後の飲み会で藤田社長の横の席で飲ませていただいたのですが、本気でやるんだったら、出資も検討させてもらうよ」とのお言葉をいただきこんなチャンスは無いと思い、「明日退職してやります!」と返事をしました。ぶっちゃけその時はお酒に酔っていた勢いもあり宣言しましたが、実際に行動に起こすことにしました。

- 野崎

私の場合は縁とタイミングです。重複になるのですが、私の監査法人時代の同期が今の会社でたまたま働いていて、代表に私の話をしてくれたらしく代表とお話する機会を作ってくれました。その時に代表の方の考え方や人となりが凄く好きになったためこの会社に入ろうと思いました。あまり細かいことは考えずに飛び込みました。

ー監査法人の次のキャリアを考えるうえで、どんなことを頑張っていましたか?

- 高谷

監査法人に在籍しているときに、起業したい人が集まるシェアハウスに住むことで、起業家or起業を志す同世代の若手と接する機会を意識的に作っていました。遅かれ早かれ起業するという目的があったためそういう環境を選んでいました。

- 野崎

私の場合は、いわゆる転職エージェントから話を聞いてみましたが、紹介される企業は上場企業でのバックオフィス業務やコンサルくらいでそこではいまいちピンときませんでした。一方で、友人の保険屋さんや個人事業主を通じていろんなコミュニティに顔をだしてみたところ、経営者の方や全く知らない占いとか個人で金融をやっている方など普段会わない人たちに会いに行くようにはしていました。

ー今振り返るとキャリアを考える際にこうしておけばよかったなということは、何がありますか?

- 高谷

私は起業するということに軸があったため、起業家の方を中心に情報が集まっていましたが「枠に囚われずに同世代の会計士ともっと繋がりたかった」と思います。当時の自分が思いもよらなかった進路を考えている会計士の方は沢山いると知りました。今同世代の会計士の話を聞いたときに「そんなに先のことまで考えているの!?」と、とても刺激をもらっていて早くからぶっちゃけたお話を伺う機会を持っておけたらよりよかったなと考えています。

- 野崎

私は、会計士は村社会に近いイメージでいて、そこから出て外の世界をみたいと思いました。村社会って勝手に窮屈なネガティブなイメージを持っていました。これは本当に反省していて、今は同じ監査法人出身者であるというだけでいろんなことを助けていただいたりしていますし、お会いした人が会計士であるだけでなんか親しみが湧きます。積極的に会計士の横のつながりを持っておくべきだったと思っています。

ーキャリアを考えるにあたって必要と感じたことを、このコミュニティではどのように形にしていきますか?

- 高谷

「会計士としてどう生きるか」ではなく、「生きる上でどう会計士を活用するか」を共有するコミュニティにしていきたいです。最初は会計士になることにフォーカスして、試験勉強など努力して行くと思いますが、試験が終われば、会計士はあくまで資格の名称であって、人生を謳歌するための武器・アイテムの一つでしかありません。どう活用すれば、より自らが楽しく生きていくことに繋がるのか、会計士資格の活用戦略を学び合う場所を皆様と作っていきたいと考えております。

- 野崎

”色んな方のぶっちゃけた話が聞ける”コミュニティにしていきたいと考えています。会計士という資格で自分の可能性を広げてきた人たちが実際に今どんなことで葛藤していて、この先どこへ向かっていくのか。良くも悪くも会計士という資格の難易度は高く、一般的にどんな仕事をしているのか認知が高くない仕事だからこそ、会計士同士ぶっちゃけて、お互いから学びあえる環境を作っていきたいです。

以上、高谷さん、野崎さんによる「会計コミュニティを立ち上げた理由」について、会計士のキャリアから、コミュニティ運営についてまでお話いただきました!

ー一緒にキャリアについて相談できる場を作っていきます!

現在当コミュニティは150名を超えて日々メンバーが増えています。

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会計士の方がキャリアを考えるにあたって有益な情報を日々更新し続けております。

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