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躍心JAPAN団長 胸の内を語る

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子供達の主体性が育まれる土壌づくりをテーマにして、ミニバスケを使ったワークショップを運営する任意団体「躍心JAPAN」関連マガジン。子供達を変えたければ、まずは我々大人から!
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#誰も幸せにならないナイスファール応援歌に替わる応援文化を創る

誰も幸せにならない応援歌に替わる文化を築く

「ナ~イスファ~ルぅ~、ナイスファール…お~ナイスファ~ルぅ~!!」 相手チームがファールを犯した際、この応援歌をあたりまえのようにミニバスケの子供達に謳わせていることに、ボクらはずっと違和感があります。 バスケ経験者にしてみれば、「味方チームが、勝敗のポイントどころで、相手の流れを止めたり、必死なプレーでファールをしてでも止めないといけない場面への賞賛として、ナイスファール!と鼓舞することはある」と必ず反論されます。 このコラムは、「味方チームが」ではなく、「相手チーム選

学生競技経験は、その後の歩み方で輝く

■noteにも再掲する意味小学生、中学生、高校生、大学生…どのステージでも、学生スポーツは、必ずどこかの段階で競技生活を終える「引退」を迎える。 世間一般では、華やかな舞台で選手としてどれだけの戦績を残してきたかに注目されがち。 しかし、学生スポーツの「醍醐味」は、競技生活で培ってきたことを「次にどう活かすか」という点にある。 仮にプロに進んだとしても、競技生活の時間よりも、引退してから社会生活を過ごす時間のほうが、遥かに長い。 そうだとしたら…学生スポーツで、ココロ

3つの感謝

子供達の主体性が育まれる「土壌(環境)」をどうつくっていくか…それをテーマにして、ミニバスケを使った親子向けワークショップを運営している任意団体の躍心JAPAN。 躍心JAPANが提唱しているものは、「子供達よりも、まずは我々大人から変って行こう」というメッセージ性があります。 この任意団体が発足するキッカケとなった一つ、今から15年ほど前の2007年辺りに、ボクが呟いていた「3つの感謝の気持ちを育む」というものがありました。 感謝の気持ちが強くなると、誰でも不思議と素直に

仕事と作業の違い

あたりまえが難しい 子供達の主体性が育まれる土壌づくりをテーマに、ミニバスケを使ったワークショップ 「躍心JAPANフェスティバル」を運営している時に、参加者全員で「仕事と作業の違い」について確認し合うことがある。 (このワークショップは、ミニバスケを使って行われる親子参加のイベントで、いわゆるバスケットボールクリニックではない)  この話は、子供達に向けてのメッセージと思われがちだが、ここで参加する親御さんだけでなく、運営する躍心JAPAN団員達の多くが…「子供達の意