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ウケトッテ

ジュンペイ
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「記事から曲」11曲目はcofumiさん。『手毬』という作品でコラボに応募してくださいました!

こちらの記事では曲の解説に焦点を当てています。cofumiさんの記事や制作の背景については下記リンクより別記事を参照ください。

https://note.com/rocjet1972/n/ne3eeacf15622


一度通して聴いてから、解説を読んで頂けると嬉しいです。


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今回の曲でこだわった点は二つ。リズミカルであることと、悲しげな雰囲気をさりげなく演出することの二点でした。リズミカルを立たせすぎるとコミカルになってしまうので、この二つって両立が実は難しかったです。そのためデモを作る段階でまず結構悩みました。

そこで、雰囲気の違う音源を別に用意して、本編と重ね合わせながら展開させる手法をとりました。音源を別にすることでそれぞれの役割を明確化できたのが、個人的にうまくいったと思ってるポイントです。本編はオーソドックスなコード進行のギターインスト。一方、導入の音源は日本民謡風のアレンジにしています。鈴の音で詩の持つ五七五のリズムを作りつつ、三味線や琴のサンプルを使って和風な感じに仕上げました。

また導入パートにはこの企画で初めて自分の音声を入れました。Creamの「I feel free」をイメージしてボソボソとハモってます。ここは、あくまでもボーカルトラックではなく効果音という位置づけなので聞き取りにくいかもしれませんが、cofumiさんの詩に出てくるフレーズをコーラスしています。

ギターについては、前後半でやっていることが全然違いますね。前半はテレキャスのクリーントーンでメロディを割とがっつり決めて作ったパート、後半は歪んだレスポールで、キメのメロディ以外はアドリブでした。レスポールパートはゲイリームーアみたいな雰囲気をイメージしながら泣きのギターを弾けるように何テイクか録音し、最も詩のイメージに近いものを選んで採用しています。このレコーディングの様子は生配信していたのですが、結局2時間くらいかかっちゃったかな?世界観やイメージに沿いながらアドリブでキメるというのがなかなか大変でしたが、弾いていて楽しかったです。

前後半でギターのアプローチを変えているアレンジについては、詩の世界観の中での対比を表現しているつもりなのですが、詳しくは上記リンクの解説記事をご覧ください。


企画のどの曲にも言えることですが、今回の制作は自分のなかにない引き出しを発掘してもらった感覚が特に強いです。タイトルのつけ方から曲の構成、アレンジまで。コラボせず一人の自分だったらまず思いつかなかったことでしょう。いろいろ悩んだ時間もありましたが、楽しい制作の時間を過ごさせていただき、感謝です。


cofumiさん。貴重な機会をいただきありがとうございました!

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※楽曲は無料でダウンロードできます。感想やコメント頂けると幸いです!

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