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北京(2)〜世界遺産へ行こう〜

2018年1月19日〜21日・北京旅行にいった過去のブログを再編集して掲載しています。

バスで天壇公園の話を聞きながら揺れること数十分。本当はもっと早く着く予定だったそうですが、北京は年中渋滞との事。とくに金曜日は混むんだとか。やっと到着したかと思えば長〜い回廊を徒歩で移動。その途中途中で多くのご老人たちがトランプでゲームをしていました。ガードマンやそこらへんを巡回している警官の人たちもにこやかにその風景を微笑ましく見守ってましたが何かこう金銭的な物が賭かっているのでは?と考えざるを得ません。あくまで私の偏見です。

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遠いな〜

 天壇は世界遺産。皇帝が天を祀ったとされる場所でサイズや階段の数、敷き詰められている石段まで全て意味があるとかないとか。皇帝ご本人も滅多に入る事が許されない神性な場所だったそうです。ちなみに男性は左側の階段を左足から昇り、女性は右側の階段を右足から昇っていくのがルールだそうです。実は昔VJをやってた頃にこの天壇の写真をふんだんに使ってネタを作成してた事があったので、なんか初見の感じがしないっつうか、初めてなのに初めてじゃないオフ会に参加した気持ちです(笑)

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初めてなのに初めてじゃない新鮮な感覚

 天壇を後にした御一行はガイドさんに連れられ、近くにあるアートなエリアへ。そこは書や水墨画の人間国宝が国から与えられたアトリエで作品を作って展示会を行っているとかいないとかで見に行きましょう。と、まぁ断る事もできないのでもちろん行くんですが、アトリエはどこを見ても留守。ギャラリーの前を通るとやっと何か賑わってるというか人がいる気配。なんちゃら展みたいなのがあって「ここに作品がたくさんあります。なかなか見れない作品もあるので見ていきましょう」と言われたので「ほうほう!それならば」と入った瞬間、あ、騙された(笑)って思いましたね。

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書くやで〜

壁一面に隙間なくかけられた無数の掛け軸。(展示会であればこんなに敷き詰めて展示するハズが無い)
スタッフがどうぞどうぞと行った先はお茶があるテーブルである事(まずは作品を見せるべきだろ)
そして開いていたドアはガチャッと閉められちょっとした軟禁状態に。あ〜掛け軸ショッピングタイムですね。

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これ買う人います〜?の最中

 ガイドさんはたぶんお土産店に連れていった感覚かもしれないがこの流れは日本だとまあまあアウトなやつだろと(笑)とはいえ全く買う気は無いし、そももそもお金足りないのでなんでも良いのですが、せっかく来たので作品をひとつひとつ見て回ることに。もちろん事あるごとにスタッフが流暢な日本語で作品を説明し、最後に「お安いですよ」という句読点で締めてくる(笑)国宝級の方が書いたのでそりゃあ安いのかもしれないが日本円でも30万ほど。さらに言うと書の知識があるわけでも無いので何の判断もできず(笑)
そしてそこには人間国宝(と言っていた)そのものが鎮座されており、なんとその場で書を書いていただけると。「何か書いてほしい文字などありますか?」と聞かれるもその文字を言えば買わざるをえない空気になりそうなので、みんな「うーん」というばかり。いくつかスタッフがリクエストして書いてもらってましたが、額付きで2万円との事。それも安いかもしれないけど。。。結局誰も一言も発しないまま時間切れとなり退散。なんとか逃れたぜっていう感覚でした。すまんな国宝。もし買うとして何を書いてもらうのが正解だったんだろう。名前?福?座右の銘?

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体力が回復しそうな店内の装飾

 そしてそこからバスで1分の場所に茶藝店があり、そこへ立ち寄るとの事。もちろんショッピングとは言わず「茶藝体験ができる」とガイドさん。もうわかってるからさ(笑)どうやらプアール茶で有名な高級茶店らしい。重厚感のある黒い大理石な作りの店内で「いかにも高そう!」という感じでした。二階へ通されると普通にお茶売っているコーナーが。なんだこういうわかりやすい展開なら、と安心したら一同隣に部屋へ。大きいテーブルと人数分用意された湯のみ。そしてすごい笑顔のスタッフ。閉められるドア
そこからさらに流暢な日本語+満面の笑みでプアール茶プレゼンタイム。ここからプアール茶飲む飲む地獄、お茶でお茶を洗う壮絶な戦いが始まります。

※この茶藝店に関しては喜んで商品を購入されている方もいました。あくまで個人の偏った見方によって書かれた記事です。

北京(3)に続く

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