MakerFaireTaipei2023に出展して
2018年と2019年に引き続き、久しぶりにMakerFaireTaipei2023に出展してきました。久しぶりになってしまったのはもちろん、新型コロナウイルスの影響で海外に出向くことができなかったためです。このイベントは昨年から再開していたのですが、まだ渡航制限があり、出展は見送っていました。今回、ファブラボ関内のメンバー6人で出展できたことを嬉しく思います。申し込みも私が担当したので、数か月前から出展に関する諸々の事項で苦労したこともありましたが、無事に出展できてホッとしています。
今回の会場はこれまでの台北の中心近くにある華山1914ではなく、郊外の南港駅近くにある瓶蓋工廠台北製造所という場所でした。この場所は元々、日本統治時代にコルクの工場、戦後はお酒の瓶や蓋を製造する工場があったとのことです。
こちらのビール瓶の蓋などを製造していたようです。
今回、私が出展したものでメインとなるものは、こちらの電鍋号です。Joystickで操縦をして、2台のmicro:bit間の通信で2個のモータを動かすとともに、目の2個のLEDが点灯します。なお、この電鍋は大同電鍋という台湾には一家に一台はあると言われる炊飯器です。
こちらの写真は事前に出展品の写真をお送りしたときに選ばれて、公式のFB等で事前に紹介されたときのものです。
こちらが電鍋号の動きです。
ファブラボ関内のメンバーと展示ブースはこのような感じでした。皆さん、それぞれ独自で開発したものを持ち寄って展示をしています。
私は電鍋号のほか、3Dプリンタで製作した小物やLEDの表示プレートなどを展示しました。横浜から来たことを伝えようと思い、神奈川県の立体地図やYOKOHAMAの立体プレート(お土産として配布)などを準備しました。
会場の様子を紹介しましょう。
ファブラボ関内の出展ゾーンがあるB棟です。
3Dプリンタによる、さまざまな作品が展示されています。このスリッパを履かせていただきましたが、履き心地がよかったです。
3Dプリンタで外装を作ったロボットです。電鍋号と同じく、micro:bitを使っています。
B棟を外から見た様子です。
B棟を出た屋外にもテントのブースが並んでいます。天気が良くてよかったです。
F棟の展示の様子です。夜市にあるようなゲームです。
ロボット関連の展示です。
ガンダム?のようなロボットです。
大きなボートや船の展示です。
工作機械の展示です。
プールを利用して、船の競争が行われていました。
夕方動いているところを撮影できました。
STEAM教育の展示も多く見ました。
micro:bitのブースもありました。この飛行機には見覚えがあります。
これは高校生の作品です。学校ごとに出展しているブースもいくつかありました。10月のMakerFaireTokyoを見学した高校生たちのプレゼンもありました。
一日目の夜には会場に隣接する建物で、出展者交流会も開催されました。日本人は数名でしたが、参加させていただきました。食べ物と飲み物がでるのに無料でした。
2日間、たくさんの来場者の皆様にブースに来ていただき交流ができました。以前から知り合いの台湾のMakerの皆様とも久しぶりにお会いできてよかったです。隣のブースの方が日本語ができる方で、日本で仕事をしていたこともあるとのことで、いろいろとお話ができました。毎回、ご一緒しているファブラボ関内のメンバーの方にも感謝します。
今回は円安の影響で、1台湾ドルが4.8円ほどと過去最高、ホテルの価格も3月の訪問よりもさらにアップして普通のビジネスホテルでも1泊1.5万円ほどと、以前よりかなりお金がかかることになりました。航空機も以前は仙台から出向くことが多かったので、LCCで片道1万円台が普通だったので、今回は羽田発のLCCで早朝初、深夜着でも往復5.8万円ほどしました。次回は少しでも元に戻ってくれることを期待します。
会場の公式サイトです。
以前の出展記事はこちらです。
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