推しが燃えたり燃やされたり活動休止したりラジバンダリ

ちょっとだけお久しぶりです、梶原一郎です。

さて……早速ですが何だこのタイトルは、ふざけているのかと言われても仕方のないタイトルなのですが、ブラウザバックするのは5秒だけ待ってください。ツイッターに宣伝する際にも書きましたが、この記事は至極真面目です。あ、いや、真面目というか僕自身苦笑いする様なネタを入れないとかなり辛い内容なので、つまらないネタの挿入は真顔でスルーしていただければ……と書きつつ本題に入りましょう。

皆さん、推し、燃ゆなる文学作品はご存知でしょうか。

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今年度の164回芥川賞にめでたく輝きました宇佐美りんさんによる小説で、物凄く大雑把に言えば好きなアイドルがある事件を起こして以降、精神的に不安定になる女の子の物語です。これがもうやたらめったら面白くて、僕は一気に読み耽ってしまいました。

主人公であるあかりさんの主観視点で描かれるその物語は、宇佐美さんの現代をクールに切り取る視線と、いかにあかりさんの情緒や精神が乱れていくのかを冷徹かつ容赦のないディティールで描かれていて、ページを捲る度に動悸が止まらかったですね……。というのも、僕を取り巻く環境があかりさん程の転落劇ではないにせよ、色んな意味で推しが大変な目に遭い続けていたので。

そこでずっとこの推し、燃ゆを読み終わって、自分のそれらとすり合わせて感想をどうにか言語化しようしようと思い始めて早ニヶ月。まぁ日常の忙しさにかまけて怠けていたんだろう、と言われたらそうなんですが、やっぱりね、辛いですよ。辛い。

なんたって自分の好きな物や人が傷ついているのを思い出して無理矢理にでもそれを言葉に示すんですから。グロい表現で申し訳ないんですが、やっと治った傷口を無理にこじ開けて塩を振る、みたいなことです。じゃあやるなよなんですが、でも僕の中でこれをしないと何となく落ち着かない、前に進めない気がするので、こうして皆さんにわざわざ開いた傷口を見せ付ける所存です。最初に謝ります、ごめんなさい。

でもこう、僕みたいに何らかの理由で推しとかが何となく炎上、炎上までもならなくても大変な感じになっててきつい、あるいは辛かったな、って方の目にでも一瞬でも入ってあ、こういう人もいるんだな、笑えるしまだ私はマシだわ、みたいな感じで少しでも気休めになったら幸いです。本題に入るといいつつここまで前置きです。もう前置きで文字数稼ぎするのは僕の癖です。許してクレメンス。

推し、燃ゆについて

まず、この作品に着いての雑感ですが、いや本当面白かったです。面白かった、というとあまりに言葉が曖昧としすぎているんですけど、物凄く実存感に満ちすぎている絶望感と、何かを好きになる、惚れるって感情を抱いた時の恍惚感をこうも巧く両立できるのか、とマジで拝読中背筋が伸びてしまうんですよね。

主人公のあかりさんはアイドルグループに所属する上野真幸という男性アイドルに心身ともに捧げるレベルでファンである、並々ならぬ推し好きなのですが、そうなるきっかけの描写が凄い。まだ読まれていない方もいると思うので概要は伏せますが、あぁ、これは運命の出会いだわ……ってなる様な素敵な出会い方で。こんな出会い方なら生活の比重が真幸推しに染まってもおかしくはないなぁ、となる様な説得力でした。

ここだけならアイドルとファンの素敵な出会い、で終る話なのですがそこに残酷な現実が忍び寄り、あかりさんを傷つけるのが推し、燃ゆの恐ろしい所で。あかりさんは兎に角真幸一筋な人生を、それこそ目に入れてもというより自ら目に入れようとするんじゃないかという位に真幸が好きなんですよね。率直に言えばアイデンティティーに直結するレベルに。

もうこの時点で危うい雰囲気が漂ってきましたが、そんなあかりさんの根底が揺らぐ出来事が起きてしまいます。もうそこからが個人的にページを捲る度に冷や汗がダラダラ流れて止まらなくなりました……。

ネタバレしながら書きたい欲はありつつこれはあまり内容を知らないで色んな方に読んで頂きたいのでぼんや~りとそんな冷や汗ポイントを書いてみると、学校やバイト先っていう、言わば逃げ出したくなる「現実」からの逃避先でどうしようもない事態に遭う不条理さ。逃げ場と思っていた足場が非常に脆くぐら付いた砂上の楼閣だったと知ってしまう展開が滅茶苦茶怖かったです。もう死ぬしかねえ……! とあかりさんに感情移入すればする程良い身で読むのが嫌になる。

この、好きな物に出会えた時の歓びとそれを他の人と共有する嬉しさそんな趣味に逃げた所で現実は容赦なく襲ってくるというシビアさが共存しているのが、個人的に推し、燃ゆの凄みを感じた理由です。加えて個人ブログやSNS、Showroom(だよね、あれ)的な配信サイトといった現代ツールの巧みな使い方も、あぁこれは現代の話なんだな、と実感させてくれて宇佐美さんの時流を読み解く嗅覚半端ないな……となったり。

で、僕がここまで推し、燃ゆに関してこうも他人事じゃないなと、変に肩入れしまくってしまう大きな理由がありまして……。

推しが燃えすぎて廃墟になった件

いきなりですが皆さん、映画雑誌、って聞くとどんな雑誌を思い浮かべるでしょうか。多分ポピュラーなのだとキネマ旬報とかスクリーンとか浮かぶ感じだと思いますが、僕がここ近年滅茶苦茶夢中になり、いや、なっていた映画雑誌がありまして。

それは映画秘宝なるキネ旬ほどではないにせよ、とても長い歴史を持つ映画雑誌です。その特徴はとても一言では言い表せないのですが、無理矢理抜き出すとすれば兎に角雑多。情報量の洪水と言いますか、一大特集に多彩なライターによるコラムに対談にジャンルに大きく偏った定例記事に読者コーナーに……と、ページから文字が溢れてきてしまいそうな情報量の過剰さは大きな特色となっています。

そして、特定ジャンルへの凄まじい愛着。もう死語、というか、もうあまり良い意味で使わない言葉……ではあるけどまぁその、こういう旨の記事なので敢えてこの言葉を使ってしまうのですが、アクションやカンフーやSFホラー……等の、いわばボンクラ向けジャンルに対する、これはここが好き! ここが凄い! ってのを全面的に押し出す作風が他の映画雑誌に対して映画秘宝ならでは、という唯一無二の強みになっています。

僕自身こういう姿勢に感化されて、実際映画秘宝のお陰で知らなかった映画、興味はあったけど見る勇気がなかった映画にどんどん踏み込めていけました。ツイッターでは浅瀬でちゃぷちゃぷ遊んでいるヌルイ映画好きである僕ですが、TLの博識な皆さんとの会話などに付いて行けるのは間違いなく映画秘宝のお陰で。かつ、映画鑑賞をはっきりと趣味だと言えるようになったのも映画秘宝のお陰で……。

あぁ、もう書いてて辛くなってきちゃった。

かの1月末に入ってからすぐ、ツイッターで映画秘宝関連のニュースが沸き上がりました。まったく良い話題ではありません。映画秘宝の編集長である岩田和明氏が、一般ユーザーの方に自殺を仄めかすDMを送りつける嫌がらせをしていた事実が、そのユーザーの方の勇気ある告発により明らかになりました。

そこからのスピード感は本当に凄かった。編集元であるオフィス秘宝が事実確認した所岩田氏がそれを認め、秘宝の公式アカウントは拙い謝罪文を発表。そこから今に至るまでずっと、ずぅーっと燃え続けています。秘宝に根深く携わっているライターの一部が、深夜に編集者さんを呼び出して囲った挙句謝罪文を書かせたり、長らく秘宝の礎を築いてきたライターが謝罪文になっていない謝罪文を提出したり。もう自ら薪をくべりたいのかな? ってレベルでずっとやらかしています……。

まぁこれ以上秘宝関連の事を書いていても仕方がない、というかこれに関しての嘆きと悲しみはこちらに全て嘔吐した(別サイトでごめんなさいnoteさん)ので、マジで読むに耐えない文章でありますが怖いもの見たさな方はどうぞ……。という所でだいぶ脱線しましたが僕は推し、燃ゆをこの騒動の最中に読みました。

もう嫌でもあかりさんに感情移入せざるおえない。いや、彼女ほど足元揺らいだり、背骨抜かれたかと思うほど追い詰められてはいないんですが、それでも彼女の推しに裏切られたときの絶望感――――好きな物、自分にとって人生の要、宝箱の中身が突然スカスカになってしまった瞬間の絶望感みたいなのは勝手ながらヒリヒリヒリヒリと伝わって、特に終盤のある下りはもう見てられなかったです。

まぁ、まだ十代で人生の酸い……は十分位食らってはいるけどまだ甘いはある事をこれから知りそうなあかりさんと、31歳って無駄に年齢重ねてきたけどそれなりに良い事も悪い事もあったな~となっている僕だと推しへのショック耐性とか含めて全然立場は違うけど、それでも僕だけでなく、何かに一時的にでも熱狂的に、凄い好き、となる現実架空問わずアイドルや俳優やキャラクターに出会った事がある方なら推し、燃ゆはより夢中になって読める気がします。めっちゃ痛いけれど。

上記のアメブロを経て、僕は辛いし悲しいけど、映画秘宝から受け継いだ知識や見識は残りつつ、愛着からは離す事にしました。まぁ正直僕が離れるまもなくそろそろ廃墟になりそうだけど……。で、そんな日々を過ごしている中、また別の心配事が起きました。

推しが気付けば燃やされてた件

この件自体は映画秘宝の時みたいに僕自身がキツいダメージを与えられた、という訳ではないのですが印象的であったので脇道的に綴っておきます。

BRUTUS、という情報誌があります。旅行や食事、時たま映画やラジオなどなどのサブカルを取り上げている、高級ブランドの広告が多数含まれているから分かる様にお洒落でハイセンスな男性情報誌なのですが、そんなBRUTUSの最新号でアイドルマスター全般の特集が組まれました。

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これが滅茶苦茶、本当に力が篭りに篭っている素晴らしい特集でした。シリーズ間を越えて人気投票に輝いた、表紙のアイドル達のリアリティありすぎる架空インタビューコーナーだとか、ギッッチリと細かい所まで詰まった年表とか、アイドルマスター全体の膨大な楽曲から、仮にBRUTUS主催のライブがあるとしたらどんなセットリストを組むかを中心に携わるクリエイターの方達が語り明かしたりと、アイマスだとアニメをチョコチョコ、まぁそこそこ浸っているのがシャイニーカラーズだけな未熟ファンな自分でさえ、アイドルマスターって媒体の奥深さの一面に触れられる、そんな完成度の高い特集でした。

でも、その中でちょっぴり引っ掛かりがあって。人気投票でシャニマスで僕が推しである黛冬優子さん、というキャラクターがめでたく入選したのですが、その際の推薦コメントがちょっとんー……冬優子のキャラってそうだったっけな? と個人的に(あくまで個人的に、です。卑怯な逃げ道ですが)ピンと来なかったコメントだったんですね。でもまぁ、冬優子さんを知るきっかけとなるなら強い言葉もアリなのかな……と引っかかりつつ流しました。

もう風化、というか滅茶苦茶一瞬だけすっごい燃え上がりましたが、この冬優子さんへの推薦コメントに不満を抱いた方のnote記事が凄いバズりました。僕自身この記事は読みつつも性格良くないのもあって拡散して、といわれると98%やらないし、まぁ後半問題提起は良かったのに、スタッフや声優さんがどう思うか、まで行くのは飛躍しすぎじゃない? と感じたのもあって敢えて触れなかったんです。けれど。

けれど、僕がこの方に対して肯定も否定も出来ない卑怯なスタンスなのは、この問題提起の是非はともかくとして、どうしようもない怒りや悲しみを抱えて熱暴走しちゃう姿勢には共感してしまったからで……。全然スタンスというか問題はまるで違うんだけど、僕も映画秘宝に関してまったく同じ事をしてしまった手前……。だから色んな意味でむず痒かったです、この時の気持ち。

この方の件に限らず、何かあった時に今のネットスラング? でお気持ち文、と揶揄されたりする文章でも本人からしたら切実な気持で書いてる(勿論全てが全てではない、ってのを念頭にしても)のかもしれない、と考えるとこう、きちんと読みもしないのに第一印象だけでネタにしたり馬鹿にするのも良くないな、と当たり前なことでしょうけど思いました。ただ、怒りって感情はある種言語化すると変な話癒しじゃないけど自分で自分を諌めるために有効な手段かもしれないですね。

と、秘宝ショック・冬優子事変とかに揉まれながらもどうにか頑張って日常を送っていた僕を予想だにしない止めが刺して来たのが次の事柄です。

推しが修行に出かける件

急になんだよと思われる(まぁこの記事自体がずっとそうだけど)問いかけなのですが皆さんご飯やパンって好きですか。好き嫌い云々より当たり前のように存在してる物に好き嫌いもないだろ、って思われた方、正解です。

僕の中でそれ位好きとか嫌い、じゃなくて当たり前のように人生に根付いている存在があります。というと大した誇大表現ではあるんですが、でもそれに匹敵する存在がロックバンドであるSuchmosです。出会いから話し始めると長くなるので掻い摘んでどれだけ好きかと言えば、自分の人生の中で初めて二回、ライブのために遠征したロックバンドですね…….。Zepp東京と横浜スタジアムに遠征しました。たった二回で胸張るのも馬鹿馬鹿しいと思うけど、でも物凄い出不精な僕が仕事休んで移動も億劫なのも超えて、絶対に生で彼らの輝きを見たい、浴びてみたいと思えたバンドがSuchmosなのです。

で、そこまで行くほど馴染み深い存在って変な話、普段は意識して好き好き言わないでも、あ、聴きたいなって急に思い出して聴きだしたり再度嵌ったりするから今何してんだろうとか思い出して動向を調べたりするんですよ。たまに会う昔なじみの親友みたいなものなので。

で、配信ライブから暫く経つけど全然新曲の情報やアルバムのニュースとか流れてこないなーと思ってこんな呟きをした所。

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もうね、本当にビックリしました。よもや青天の霹靂ってのをこの身で知る事になるとは思わないじゃん。まぁその、声明自体はメンバー間で揉め事だとか、誰か危うい状況になっていて……みたいなマイナス的な活動休止ではなく、YONCE達メンバーがきっと次のステージに上るための充電期間、みたいな感じなのでそこは凄くホッとしました。

でもやっぱり正直な心境を話せばとても寂しいです。ファンの末端として彼らは必ずより大きく格好良く帰ってくると信頼しかしてませんが、あの配信ライブでの新曲のリリースが未定になったり、例え生でのライブは今はとても難しいとしても、6人のソウル溢れるライブをまた配信でも見たかったなとか……。

でも、今一番辛いのは間違いなく、ファッキンコロナで超大型の対バン企画を苦心の末に中止にしたり、きっと色んなスケジュールが滞ったり白紙にされてしまったSuchmos自身ですし、それならこちらとしては十分充電、各々で納得するまで活動して、それぞれで最強の状態になったneo Suchmosをいつまでもいつまでも待ち続けるだけですね……。また徘徊しようぜ兄弟。

という所でそろそろこの纏まりゼロな駄文を纏めていきます(洞窟さん、リプライの許諾、ありがとうございました)

改めて推し、燃ゆについて

長い遠回りから再び推し、燃ゆの話に戻るのですが、今年に入ってからの僕の推し、好きな事や好きな人が立て続けに大変な目に遭って、正直冗談じゃないなと思いつつ、客観的に見たらこんなに一気に推しが色んな形で酷な目に遭う事ってある? とちょっと面白くなってしまったので、異常に時間は掛かりましたがどうしてもこうして文章として残しておきたいと考えて、noteに書き散らした次第です。

ここまで読まれている物好きで親切で優しい菩薩の生まれ変わりな方(ありがとうございます大好き……)は僕が凹んでいる様に捉えられているかもしれません。けどすみません。これらの出来事自体はまぁ。確かにキツいし凹みました。が……。

今になって唐突にシャニマスの話に戻るんですが、僕がシャニマスで推し中の推しなグループであるストレイライトがめちゃ出来の良いメインシナリオを貰えたり、王子沢あさひやめいふゆ濃厚SR(引けなかったけど、引けなかったけど)やまさかの男装ストレイライトが叩き込まれたりと、需要以上に供給ありすぎて映画セブンの暴食みたいになりそう……ってレベルで最高に満ち足りてます。

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(ちょっとカッコ可愛い美しく綺麗過ぎていい加減にして欲しい)

また、私的な再ブレイクでロックバンドのGRAPEVINEをほぼ毎日、アルバムをとっかえひっかえしつつ拝聴しており通勤も楽しく……はないけど、少なくとも暗い気分で出かけることは無くなりました。

(出勤前に聞くとテンションが上がる曲ナンバーワン)

後々、スナックバス江と僕とロボ子ね。これはどちらもギャグ漫画なんですが、片やスナックで大人たちが延々とうんこちんちんと駄話を繰り広げ続ける漫画、片や膝がナッパに似てるおせっかいなメイドロボのほのぼのパロディ漫画といつどこで読んでも爆笑できるし癒されるギャグ漫画に助けられたり……と、現金な話ですが推しが理由で辛い時苦しい時、また別の推しに痛みを和らげられたり癒されている分、あぁ、推しって沢山あってよかったなと。俗説で友人関係って別々の趣きな三人組グループ(昔馴染みとか趣味とか仕事仲間とか)それぞれで属していると、人生に何か起きた場合、ダメージが軽減されるってあるんですけど無理矢理推しに当てはめるとこれもそうだなと。

推しに対するスタンスは十人十色、人それぞれで変わるのでどれが正解不正解なんてのはないんですが、僕は浅く温く広く、色んな事が好きで逃げ込みやすい場所があって良かったなと今こうして振り返ってしみじみ思ったりします。勿論、だからといって推しに対する感情が揺らぐ事は無いのですが。Suchmosの帰りをずっと待ってるし、冬優子は代わらず推しキャラだし。映画秘宝に関してはうん……悲しいけれどこればかりはね……。

推し、燃ゆ、小説としての読み応え、スリリングな題材への向き合い方とか面白い、褒めたい部分は多々あるんですが、個人的に自分自身の推しに対するスタンス、みたいなのをあかりの姿とかから見つめてみる、一種の心理小説として幅広く、色んな方に読んで貰いたいなと感じました。いや、俺がいわずもがなというか何から目線だこれ……。

最後に僕を色んな窮地から救ってくれた映画や音楽やアニメ等等色んな推しに、ありがとうを伝えてこの文章を終わりにします。自分でも結局何が言いたいか謎な長文になってしまいましたが最後まで読んでいただき大変ありがとうございました。推し、燃ゆ、超お勧めです。

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追記:誰がわかるのかなと思いつつタイトルに仕込んだラジバンダリネタ、これをされていたお笑いコンビであるダブルダッチさん、2010年に解散してました。諸行は無常……。

追記2:僕の結局よくわからない感想文より的確かつグッと推し、燃ゆの魅力がしっかり伝わるフォロワーさんの評論を二つご紹介して立つ鳥跡を濁さない様にします。

田中センさん:推しのいる生活https://note.com/1000_tanaka/n/nd461b61dd418

田中さんによる、推し、燃ゆの本質を最大限に抽出して書かれた、これ以上無くスマートで綺麗な評論です。推し、という言葉に潜む重みについて真摯に向き合い紡がれた文章は素晴らしく、推しを拡大解釈して好き勝手書いた僕は反省するしかありません、もう遅いけど……。

じゅぺさん:「消費する僕」と「消費される僕」:「花束みたいな恋をした」感想https://note.com/jupemovie/n/n0d3d72347117

じゅぺさんによる、映画「花束みたいな恋をした」の評と絡めて推し、燃ゆの抱える現代的危うさにじゅぺさん自身の経験談さえも盛り込みつつすとんと読ませてくる、あぁ滅茶苦茶頭の回る人の書く評論ってなんでこんな格好良いんだろう、と僕では絶対に書けない評論です。20人の絹ちゃんとかもう純文学ですよ。悔しいな、爪の垢ください……。

という訳でもし推し、燃ゆを読まれたら上記の二本を是非。より作品への理解が深まる事間違いなしです。では改めて最後まで読んで頂きありがとうございました、梶原一郎でした。次の更新は未定です。




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