シャニマスにライブから入ったヌルいオタクが初現地で大切な事を思い出しただけな話

いきなりですが、あの2日間でオタクの手と腕と足腰と涙腺はもうボロボロ。今? 来世なんじゃないかな。

画像1

 この文章は地獄で書いています。 

 まぁ、それは冗談なんですが……それはともかくこんにちわ、かあるいはこんばんわ。お久しぶりです、梶原一郎です。まずはプロデューサーの皆さん、23・24日の4thライブ遠征、お疲れ様でした。現地参戦、または配信という形でアイドルに熱い応援を送って完全燃焼したと思います。
 僕はというと、まあ上のお爺ちゃん状態でもう今は既に死んでいるから地獄にいるか、何らかの不思議な力で無理やり生かされてるレベルに魂が燃え尽きました。まあ、それはオタク特有の誇張なのですが……実際まさかの開催が地元、それもアクセスしやすい海浜幕張とあって、会場発表された時の僕の心はかなり揺れ動いていました。

 何故ならMUSICDawnをきっかけにシャニマスにハマった僕。それが配信形式であった為、配信特有の気楽さ、実際現地やライビュに比べて安価で見れるという生々しい台所事情もあり、例え自分の県にアイドル達がやって来るぞ! となってもん~現地か……。と、中々腰が重かったのです……。

 しかし、しかしですよ。

 折角のアクセスしやすい会場、しかも割となんとなく当選しやすそうなキャパ(幕張メッセ)、そして何よりこのチャンスを逃したら、目前でアイドルを見る機会は二度と来ないのでは? という懸念が頭をよぎった末に僕の中のシャイア・ラブーフがJust Do It!!!!

(諸々問題ある方だけど名優だと思うし頑張ってほしい)

してきたから、もうえいや! とゲーム先行での現地抽選に申し込みました。結果はまさかの両日当選。晴れて震えながら初現地に挑むことになりました……。で、23、24日とビビりながらも幕張メッセへと足を運び、この目で初めてシャニマスのライブを観てきました。結論から言います。


 見事に召されました。

画像2

(画像使い回しは画太郎先生リスペクトです)

 いや〜〜〜〜〜……いや、、なんでしょうね。やっぱこう、やっと初めて、配信じゃなくて生であの声優さんの歌やダンス、完成度の高い楽曲やシャニマス特有の文学性のある演出とか田中有紀さんを拝めたって事に対する感動の雨嵐。どうしてもその時の印象を記録しておきたくて、その……これから長々とうだうだとね、書いていくんですが、それに至る一番の理由。タイトルにある様に思い出したんです、忘れていた事を。
 
前述した事、それらは勿論僕にとってはとても大切だしこの日を忘れない要素なんですが、それらもひっくるめてね、こう、凄く凄く胸を打たれた事があって。その事を頑張って言語化したく、こうしてnoteに記している次第です。という訳でまた前置きで文字数を稼ぐ悪癖をしてしまいましたが、これから僕が初めて現地にて、シャニマスライブを見に行った・見た・見終わった際の体験や心境をヘタクソな文章ではありますが、皆さんにお話ししたいなと思います。それぞれ章ごとに分かれており

・準備もとい出発編
・ライブ本番編
・雑感編
・反省及び纏め

 という感じで書いていきます。ぶっちゃけライブに関する話はライブ本番編と雑感編にギュッと纏めてて後は完全にどうでもいい駄話自分語り(この記事自体がだけど)なので、そこだけ読んで貰って構わないです、めっちゃ暇だし畳の梁数えるしか娯楽ないわ〜って方は全部読んで貰えたら嬉しいです、時間は返せませんが……。という訳でまた長くなってしまいますので早速本題に入ります!

・準備もとい出発編

 さて、いざ当選したから行こう、となる前に僕はやはり不安に駆られていました。アーティストのライブ、それこそ色んな所で触れているのですが僕はサチモスなるバンドのライブには二度参加はしていたりしてライブ自体は初めてではないんです。けれどこれがアイマスの、もっと言えば多分客層がまるで違うライブは今回が正真正銘初めて。
 だから郷に入れば……的にきっとそれなりの用意や心構えが必要かもしれないと思い、自分より経験や知識に富む同僚Pさん達に相談してみる事にしました。

 とても有益なアドバイスを頂き今でもとても感謝していますが、その中でも特に凄い重宝したアドバイスがあります。それは色変え出来るペンライトを一つでも持っていけというアドバイスです。アイドルや声優さんのコンサートでよく用いられる事で知られる、言わば光る棒ーーーーサイリウムやペンライト。応援の際に高く照らしたり、しっとりした曲には揺らしてムードを盛り上げたりする、あの道具です。一応色々規定があるみたいなので、事前にレギュレーションを確認してから用意するのがベターです。

 一見準備が面倒くさいかもしれませんが、やはり曲やアイドルに合わせて皆と光る棒を振る時の謎の連帯感、一つの波に乗る感じは一度体験すると病みつきになりますので……。

画像7

 次にご紹介するのは双眼鏡です。これでピント合わせたりしてしっかりと推しの顔を見れる! と意気込んだのですが……最初に謝らせてください。全然使う機会がなかったです……。本当にすみません。あくまで僕の場合、というのを前置きに話すともうペンライトを振って曲に乗る事に必死、というか楽しくなってしまってトーク中も一応声優さんの顔がめちゃデカスクリーンに映し出されたりするので、悲しいがな鞄で安眠していました。勧めてくれた方には申し訳ない……。

 とはいえこれは僕がだらしのないだけで、双眼鏡自体は持ち出して損は無いと思います。まあ、使いやすいかどうかは座る席、会場による(幕張メッセはオールフラット故に目の前に高身長な人が並んだり、柱君が近くにいたら双眼鏡が意味をなくし途端に悲しみが襲う)ので一概に断定出来ないのですが、席が遠い場合とかは活きるんじゃないかなと。

 主に自分の経験から最後に強く勧めたいなってアイテムは公式パンフレットです。会場で買うor通販でついて来る封筒に入れたりで扱いに気をつけて持って来るなどして手元に持っておくと、ライブ終わりに落ち着いた時、例えばホテルとかで読むと余韻がグッと増します。特に声優さんのコメント欄とかあ〜こういう事踏まえながらあれだけ凄いパフォーマンスしてるんだ、と更に敬意を表する事間違いなし。
 割と高めなグッズではあるんですが、記念品としてもライブの熱を感じる物としても強くお勧めします、ギミーさん書き下ろし4コマにパンフ限定努コミュも読めるし。

 後何か持っていく物をあげるとして主観込みで羅列すると
・飲み物(はづきさんからの注意喚起もあるけど応援中めちゃ体力消耗するので割と必須)
・文庫本(人によりいらんやろ、ではあるけど個人的にスマホ以外の暇つぶしに助かった。本は便利)
・モバイルバッテリー(当たり前だろと言われそうだけど僕は忘れたので危うく泣きながらday2帰る寸前でした。スーパーバカ

 多分これくらいあればライブは充分楽しめるかと思います。後は遠方から来る方はそれぞれ準備する物が異なるだろうから、そこら辺は自身の裁量で。で、さて準備は万端でもう心境的には遠足や修学旅行前の学生みたいな気分でグレーな日常を生きつつ、遂に当日となりました。

画像8

(この時の僕の心)

 ライブが始まるまでのスケジュールとして、自分で組んどいてアホかって感じなんですが現地でCD購入→急いで映画見に行く→すぐライブに向かうってタイトスケジュールで、かつ映画館が海浜幕張から遠い&駅からも遠いの二重苦ですっごい走る羽目に。無駄に体力消耗してからのライブは肉体的には困憊してるが精神的には満たされまくるなんか逆に変なテンションのまま突き抜ける、一人大運動会みたいな感じになりました。

画像9

(ちなみに見た映画はこれ。テンションおかしいのこれのせいな気がしてならない。最高でした)

2日目はもう折角遠出やし、今までコロナ禍故に東京には行かない様にしていたんですが、アルコールやマスクとかちゃんとしてるし、誰とも喋らないしいいだろう……ヨシ! と滅茶苦茶行きたかった秋葉原の283オフィシャルショップ、もとい展示会へと行きました。

 凄かった……。一周回って気持ちが悪いレベル(最上の褒め言葉ですよ)に実存性といいますか、283のアイドルは……存在する!! と信じきっているスタッフさんの並々ならぬ狂いを存分に味わえる展示でした。

画像10
画像11
画像12

 特に多分この、愛依とかの高校生組のネクタイとかをわざわざディスプレイするの、何? サーヴァントでも召喚するの? って感じで凄いゾクゾクしました、良い意味で。

画像13

(後果穂のランドセルとかもあった。怖い)

 それと入り口付近にはアイドル達の等身大ディスプレイがあって見入ったりしました。当たり前だけど皆顔が良すぎる。文化遺産にしたい。

画像14
画像15

 本当に欲言えば、というか僕がカオナシの擬人化でなければ、どなたかにあさひとのツーショットを頼みたかったのですが、何分日曜日&多分僕と同じくライブに行く人達が沢山来ている&動線がカオスなのとが相まって、サーっと写真撮ってサーっとグッズ買って帰る、ちょっと忙しない感じになってしまいました。全然楽しかったので良いんですが……。あ、社長室は網膜にこれでもかと焼き付けたから良かったです。聞こえたよ、おはよう、お前を待っていたぞって声が。

画像16

(努、達筆)

 と、ライブ本番前に諸々しながら楽しい休日を過ごしました。まあ、完全に全てがパーフェクトリィな訳ではなくて、自分のダメさが招いた結果なんだけどスマホの充電で四苦八苦したり、どこを見に行ってもシャニマス表紙のファミ通がなかったり(マジに無い、俺にだけ隠されてる?)ちょっとした行き違いで会ってみたかったプロデューサーさんと会えなかったり……と残念エピソードもありつつ、それらも含めて良い旅だったなと。
 さて、長々と書きましたが次からはついにこの目でアイドル達の姿を拝んだライブ本番編に移ります。

・ライブ本番編

 天気は1日目はちょっと曇り混じりの晴れ、2日目は完全に雨天とタイトルに対し少し残念な感じになってしまいましたが、それはともかくやはりライブ会場は滅茶苦茶テンション上がりましたね。

画像17

 何分海浜幕張には映画を見にはしょっちゅう来てますが、幕張メッセにはマジで何年振り……? 次世代ワールドホビーフェア、って今もあるかはわかりませんが色んなおもちゃやゲームが集まるフェアがやっていたんですがそれ以来来た事がないから十数年ぶり……? と考えてあまりの歳の速さに膝が震えてきました。

画像18

(この時の僕の心中)

 それはともかく、まだ時間は早いけれど先んずCD確保の為にメッセ内へと勇んで足を踏み入れたらまあ、デッカい。エントランスホールでさえ馬鹿でかくて、改めてこんな場所でライブを……? と声優さん達に畏怖したり。無事CDを確保して映画館に走って戻って飯食ってとわっせわっせと忙しくスケジュールこなしつつ、15時の開場に合わせてメッセに舞い戻りました。

画像21

 この時点でなんか変に感動と言いますか、普段の生活で見た事のない、リアルにシャニマス好きな人が沢山いる!! って失礼だろお前って感じなんですが、それでも凄い、胸に迫る思いがありました。アイドルが描かれている法被を着て語らう人や、多分常連なのかな、振りやセトリに熱弁振るう人、ガチにコスプレしてきてる人(自分が見た中ではあのパーカーを着てマジで髪の色やヘアスタイルさえ寄せてる円香とそれなら目をつぶりましょうコスの三峰がいました)、皆それぞれのスタンスでシャニマスに向き合ってるのが装いから伝わってきて。

 正直来る前は不安というか、マジで未開の分野だし楽しめる以前に飲まれちゃうんじゃないかな、とか思っていたんですが、それは逆で。これだけシャニマスを好きな方達と一緒に見れるなら心強いなと安心しながらライブに臨めました。本当ありがとうな。
 
いざ開場となりイベントホール内へとヌーの大移動みたいな、プロデューサー大移動状態にちょっと笑いつつ中に入ると、ずらっと並ぶパイプ椅子。デカい企業の内定式か? みたいな景色に圧倒されていると、上にはこれまた超超大方スクリーンが設置されていて、あぁ、マジでこれからライブが始まるんだな……。と出る訳でも無いだろうに無駄に武者震いしてきました。

 僕が当たった席はそれぞれ1日目はEブロック、2日目はDブロックで、パッと見の印象としてはまあ、良くはないな……。って感じでした。ただ、これが始まってみるとステージの構成上明確に外れな訳ではなくたまにめっちゃラッキーだったり、逆に凄いお預け食らったりと変に楽しかったです。あ〜席ガシャってたまに聞くけどこういう事か! となりました。

で、もうギッチギチの席感覚、個人的にコロナ禍以降こんなに人が密集している場に来る機会もなかったのでコロナ対策大丈夫なのこれ……? と余計な懸念さえ湧いて、もうすぐ開演ってのに不安からか肩やお腹も痛くなってきたりで無駄に四面楚歌になっている僕。

画像19

(内心)

 そんなの運営が知ったこっちゃないので遂に、とうとうライブの幕を上げるお馴染みのアイドル達による協賛読み上げが始まってしまいました。そして生で聞く盛大な拍手。感動する場面でもないだろって言われたらそうなんですが、いや実際画面越しと違い広大な会場で聴く、割れんばかりの拍手の音には初現地の勢いもありもうこの時点で目が潤みました、早いよ。
 それからの生はづきさん、生天井社長による前説もさ……。あ、俺は今マジに現地に来ている……! って実感が湧いて出て、もう感無量でした。しっかりと拍手でお返事するプロデューサーさん達も含めて。暗転する会場。高まる動悸を抑えながら次を待つ僕を待っていたのは、LEDによる満天の星空みたいな演出でした。僕のクリーチャーフェイスを晒すと皆さん倒れちゃうから霧子さんにこの時の輝きを代理してもらうとマジでこういう感じでした……。

画像20

(こんな役割を背負わせてごめんな、霧子……)  

 そこからは怒涛。感情の激流過ぎて、いまだに思い出しては頭がくらくらするんですが、もう僕の目は上の霧子さんみたいな状態でずっと終わりの時間まで輝いていました。アイドル達、もとい声優さん達の詳細な様子は僕より文才あるプロデューサーさん達にお任せしまして…(勝手にリンク貼りますが特にお勧めなレポを書かれているプロデューサーさん達です)


そこで掻い摘んで、僕が印象深かったポイントを書いていくと……。

・一日目のSpread the Wings!!もDye the sky.もそれぞれで初っ端からクリティカルヒットしてきてヤバかった。特に肌がゾワってする音響の圧で聴くDye the sky.の未来ってテーマに対する歌詞の重さをあの音響で聴くのヤバい。
・目前(と言ってもギリギリ顔が認識出来るくらいな遠さだけど)で見る声優さん達滅茶苦茶綺麗。一日目のセンターへと向かってくる時の美の暴力っぷりがとんでもない。ステージが左右に分かれるんだけど、すっごい機敏に動きながら歌い上げてる姿に人間の可能性を垣間見る。
・一日目、Eで一番近くで見れたのはアンティーカとアルストロメリアなんですがいや、これ現実? ってなるレベルに物凄いパフォーマンスを見れた。足元激しいけど可愛らしいダンスをニコニコしながらこなすアルストロメリアも、もうキレッキレな存在感を放つアンティーカも実存性が凄い。アイドル、いたね。
・越境ユニットでのMC、これも面白かったんですが黒木さんの可愛くお茶目な振りを踊る美琴さん好き、という振りに対する山根さんの私も好きってかましに湧く拍手好き。けどその、とあるコミュニティのせいでなぜか頭にやってんなとかちょっと!!!って変な文字が浮かんでしまって今そのコミュ二ティのことが嫌になってます、ごめん嘘好きです

・元々曲自体が好きなんですが、凄まじいレーザーの雨と殺しに来る音圧で迫る革命進化論は最高が足りない。ステージが遠いから五人の姿自体はあまり見えなくても、あの撃ち抜いて来るダンスに見事射殺されました。今余生です。
・シーズがさ〜〜〜! もう一瞬で空気を変えるのよ。プロデューサーが皆赤と緑のペンライトで盛り上げてくれるのもあり、紫月さん山根さんの回を重ねる事に完成度高まっていくパフォーマンスもあり、会場が完全掌握される感じ堪らなかった。正直シーズ浴びたいがためにまた現地絶対行きたい。後これ、この記事読んでくれてる方で分かる人いない気がするけど改めてシーズ、存在や音楽性の異端さがシャニマス界のMIGHTY WARRIORSだわ……。盛り上がり方がザムのクラブみたいだし。
・二日目、Dブロックの端席でこれ仮にステージの出現順が変わったらもう目前でストレイライトは見れないかな……。でも仕方ないかと思ってたら一日目と同じでもう狂喜乱舞でした。例の高速自由でいいじゃんトロッコからの、実質横側からだけど目前で見れた生Timeless Shooting Star、とんでもなかった。複雑極まりない振り付けステップを滅茶苦茶美声を響かせる三人を見れてここで死んでもええか……。となりました。何回死んでんだ。後、僕は背中合わせになるあさひと恋鐘と手を繋ぎ合うふゆと摩美々をこの目で見ました。トトロも存在しますがまみふゆも存在します。

・トロッコというとですね、僕がいたE・Dブロックはイルミネがスマイルシンフォニア歌う際にトロッコに乗って歌い出すのが席の都合で比較的近くで見れるんですがも〜〜〜ひとみんもだまゆさんもめっっっちゃ可愛かった〜〜〜!!なんでこんな顔小さいし綺麗だしで……で、多分僕の幻覚かもですがだまゆさんが両日僕に手を振ってたんですよ! 手を振ってくれたんですよ!

画像22

(マジでこの感覚)

 実際席は座ってみないと当たりかハズレかはわからないのですが、配信は滅茶苦茶見やすいし気楽に楽しめるけれどこう、画面上でしか見た事のなかった声優さん達が目の前を横切ったりファンサービスしてくれるのを感じ取れる、アイドル達が目の前に”いる”のを実感出来るのが現地最大の強みだと感じました。
・手紙の演出、テンポ感の悪さや僕はこう、気恥ずかしさとかも含めて最後の寄せ書きみたいなPの言葉は好きなんですけど賛否両論ありましたね。行った身としてはまぁ、はづきさんからの休憩は小まめに取れよ、のその小まめポイントとして悪くないなと。いちいち立って座ってがこう、卒業式のよく分からん来賓の挨拶の度に立ったり座ったりする形式みたいでシュールでした(勿論手紙自体は好きです、特に過去・未来の冬優子と未来の終わりの先を見ているあさひと果穂にあさかほを感じてグッと来ました。
・YMLLの影響もあるかもですが、ちょっとステージを見る余裕が出てくると、アイドルを輝かせる為の演出がとても力入っている事に気づけたのも、現地に来て良かった一つだったり。分かりやすくはトロッコの速度調節とかなんだけど、革命進化論の降り注ぐレーザーとかTimeless Shooting Starの絶妙なサビ前のフラッシュ、ノクチルのきっと物凄く緻密なタイミングで四人が合流するまでのステージの合体演出……と、勿論声優さんたちはめっちゃ凄い、楽曲も本当に凄い、けどこれらの演出を考えている演出家さん、ステージを彩るスタッフの皆さん、僕らを混乱しないように誘導したり入場確認してくれるスタッフさん……と、一人一人が全力を尽くしているからこそ、このライブは最後まで無事に楽しく完遂したんだなと思うと改めて自分がいかに素晴らしい物を見ているかを実感しました。

 一人一人が全力で、と書いて自分をここに入れる事は気恥ずかしい……というかおこがましい気もするんですが、でも僕がどうして4thを心から楽しめたか、それは一番大きな要因としてあるのは僕の周りに、僕以上にシャニマスを、アイドルを愛している人達の姿を垣間見れた事です。これは本当マジ、彼らのすきっていうのはね、マジ。

 まぁアイドル見る前にファン観察すんなやキショいな、と事前に自分で突っ込みを入れておいて……。僕の前の前にいた、冬優子と透の法被を着た二人組はanotherRaneleighの後にガッチリと握手して互いを称えたり、今しかない瞬間をで背中合わせの透と円香に顔を見合わせたりしてめっちゃ戦友って感じがしてました。二日目で僕の隣にいた方が、ずっと懸命に応援されていたんですがあのanother~でお馴染みのふゆの最後の台詞後の投げキッス(幸村さん天才?)に、我慢していた感情が溢れたのかおぅふっ……と吐息を漏らしたり。その気持ち、分かりすぎる。

 後、お話には聞いた事あるけどリアルにサイリウムを沢山持ってる方が隣の方に貸した(あげた? のを目の当たりにして、こ、これが福祉事業……! と感動したり。また、二日目での僕のちょっと前で放クラやシーズの楽曲にはペンライトは持たないけれどめっちゃくちゃノリノリで指差したりして応援していて、多分場を読んで静かな曲、いつかShiny Daysとかには腕組み体制になる方とか、皆思い思いの、そして全力で、アイドル達を応援して愛している姿が伝わってきたのが、現地に来て僕はある種最も感動した事だったり。

 その中でも本当変な、変な感動の仕方なんですが、僕の二つ前くらいの方が灯織の法被を着られてたんですね。で、ほら、全体曲とか最後の挨拶で大きなスクリーンにひとみんが、真乃が映るんですけどその度にその法被に描かれた笑顔の灯織が一緒に見えるんですね。これが離れていても灯織が真乃を、めぐるを、283プロの仲間たちを温かく見守ってる、みたいな物を感じてすっげえ泣いてしまいました。人の法被に勝手な思い乗せて勝手に泣くなよって言われたらそれはそうだし些か大迷惑だけど泣いた物は仕方ないじゃろがい。これ多分読んでたらごめんなさいですが、ありがとう、灯織法被の方……。

 そんなこんなで、こういう熱くて優しいプロデューサーさん達に囲まれながら見た4th、本当に楽しくて、面白くて、ずっと胸と頭に刻まれ残り続けるであろう素晴らしいライブとなりました。これでこの駄文を終わらせても良いんですが、後もう少し。

 ここからタイトルにある、僕がこの4th、および初現地にて思い出した大切な事、やっと本題の本題な雑感編に移ります。

・雑感編

 急に何の話? ってなる話をしますが許してください。ずっと上の話で僕がサチモスを好き、って書いてますが実際僕は活動休止になる前、もっと直接的に言えばコロナが世界で猛威を振るう前の世界で、サチモスが開催したライブ、ZIP TOKYOと横浜スタジアムに足を運ぶくらいには好きでした。

 特にハマスタはボーカルのYONCEさんが念願と言っていたライブ地で、本当にいまだに信じられないけれど……亡くなってしまったメンバーのHSUさんが闘病から復活したり、色々な事情で海外ツアーが断念したりと決して平坦でなかったサチモスがようやく大きな節目を迎える事が出来た、記念すべきライブだったんです。

 本来ならば。その成功を糧にサチモスは次の大きなステップアップとして松任谷由実さんやMr.Childrenとかの超豪華な面子と対バン形式な全国ツアーを華々しく始める、来年から始まる筈でした。じゃあそれがコロナ禍でどうなったか。言わずもがなです。

 ギリギリギリギリまでサチモス側は協議を重ねた末、ツアー全面中止(まあ、この頃はほぼ全てのアーティストがこういう決断を下したし、シャニマスもライブの予定が潰れていますが)。これが大きな痛手となったかは定かではありませんが、サチモスの活動はここから鈍くなっていきます。このツアー中止に伴う全額返金で虚無に満ちて何もかもあー……となっていた僕がそれとなく興味を持ったのが、そうMUSIC Dawnでした。

 もうこの時点で話がクソ長くなってしまうからここから僕がどうシャニマスに転げ落ちるかはこの初めてnoteに書いた記事を読んで貰うとして……あ、これ宣伝です。助平ですみません。

 数奇な、というか変な巡り合わせですがサチモスの事で意気消沈していた僕に、新たな世界の開きを、生きていく希望を与えてくれたのがシャニマスなんですね。しかもそのきっかけが配信って形で見たMUSIC Dawnっていう。これで出会ったストレイライト……だけでなくイルミネ、アンティーカ、放クラ、アルストロメリア、そしてこれが初めての舞台となった、ノクチル……。彼女達と、そしてシャニマスと出会って、その曲や踊りに魅入られながら僕は気付けば2nd、3rd全公演、リバイバル配信なサマパや283フェスやクリパ……などを夢中で追いかけながらこう、願う様になりました。

 いつか、現地でアイドル達に会いたい。会って、その光の軌跡をこの目に焼き付けたい。

 その願いがようやく叶ったのが、この4thでした。ただ現地に観に行くだけで恩返しってのも恩着せがましいけれど……。でも暗い所から引っ張り出してくれた恩をこうしてちょっとだけでも返せたかなって思います。

 また話がごちゃごちゃしてすみませんが、僕が好きなサチモスの曲にMINTという曲があります。

 サチモスのコロナ禍前のライブでは、YONCEがこの曲のサビを観客に委ね、僕らはそれに大声で応える、みたいなレスポンスがありました。この時のね、きっと年齢も職業も考え方も全く、何一つ違う人同士、だけどサチモスが好きって気持ちだけは共通なファン同士で歌う時の良い意味での連帯感、好きな物を高らかに好きだと叫べる喜びを味わえて、僕はこのレスポンスが大好きでした。

 4thでプロデューサーさん達が必死に、一生懸命掲げるペンライトの光。これが上のMINTの合唱と重なって。どれもたまに同じ色だったり、各々バラバラだったりしながらも、きっと気持ちは同じであろう(ペンライトは無くても手を掲げたり手拍子したり腕組みしてる人も含めて)瞬間に、僕はこの、好きな物を好きでいていいんだ、って当たり前だけど大切な事を思い出したんです。

 何か凄い捩じれてる感じの感謝になってしまいますが、こういう感覚を、久しく忘れていた、ライブってこんな楽しいしグッと来るもんだったんだな、ってのを思い出させてくれた4th、もといシャニマス、本当にありがとうの気持ちで今はいっぱいですね。同時に、今はメンバーそれぞれ修業期間という事で看板を下ろしているサチモスですが、これからも気長に、色々な事を乗り越えてまた盛大な復活を願おうと思います。ありがとうサチモス、ありがとう、僕の好きな物全て。

 このままだとずっと森羅万象に向けて感謝し続けそうなのでそろそろ締めに入らせて貰います……。

・反省及び纏め

 と、いう訳で延べ1万文字……いや、本当はもっとスマートに、それこそギュッとライブのここすきここがよかった! って点だけを集中して書いて読みやすい記事にするつもりだったんですよ。けどライブの時の様子を反芻していくうちにまぁ、あれもこれも書きたくなってしまって……。
 これは言い訳なんですが、もう本当2年以上、ライブというか、それこそ人でごった返すような大きなイベントにさえ出なかったので、大人げなくマジで遠足や修学旅行に行く前の子供みたいな心境で準備していたので、せっかくだからその時の気持ちまで文章にしておきたかったんです……。この先自分自身にもシャニマスにも何が起きるのかは予想がつかないけど、少なくともこの2022年4月23日・24日は絶対に忘れない、し忘れたくない日として文章として残せたから、まぁ、グーってことで……。

 それとオタクの悪い癖として、まぁ自分が好きなら好きでいいだろ、と思いつつ謎のバランス感覚……陰と陽的な感じで決して4thに好意的ではなく、むしろ批判的な方の意見とかも読んでなるほど~……と(よく言われる手紙のテンポの悪さとか新発表の思ったより弾けない感じとかセトリ周りの なりつつ、まぁやっぱり、自分のスタンスとしては今後のシャニマスに期待したい側、として表明したくもなってこの記事を書いたりしてます。少なくとも、シナリオとかめっちゃ好きだし。

 と、そろそろ書く事も尽きてきたので、これで僕のシャニマス初現地ライブのレポートを終えようと思います。こんな取り留めのない、ダラダラとした文章を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。梶原一郎でした。最後はシャニマス最高~! と締めたい所ですが、せっかくの機会ですしこう、あのね、4thのあの例の演出を容易にパクッ、じゃなかった、リスペクトしたある画像を張って、さようならの代わりとします。では、また。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?