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米Apptronik社の人型ロボット「Apollo」、独Mercedes-Benz社が試験運用を実施

2024年3月15日、米Apptronik社は、次世代汎用人型ロボット「Apollo」を、自動車環境における同ロボットの用途を特定することを目的に、独Mercedes-Benz社で試験運用を実施すると発表した。「Apollo」は、2023年8月に発表された。
 
Mercedes-Benz社は、Apolloを製造施設に導入し、作業員が組み立てるための部品を生産ラインに運び、同時に部品を検査する、いわゆる組み立てキットの配送を行う。Mercedes-Benz社は低スキルで肉体的に負荷のかかる手作業を自動化することを計画している。
 
自動車業界がヒューマノイドに関心を寄せるのは、労働力不足に対処しつつ、肉体的に負荷のかかる反復作業を自動化する必要性からきている。身長5フィート8インチ(約1.7メートル)、体重160ポンド(約73kg)、最大荷重55ポンド(25kg)のApolloは、産業作業用に設計されており、その力制御アーキテクチャにより、人間と一緒に安全に作業することができるばかりか、高度に熟練した工場従業員を製造ラインから解放し、能力の有効活用の促進に役立つとしている。
 
出典:
2024年3月15日付 Apptronik Press Release(英語)
https://apptronik.com/news-collection/apptronik-and-mercedes-benz-enter-commercial-agreement   
2024年3月15日付 The Robot Report(英語)
https://www.therobotreport.com/mercedes-benz-testing-apollo-humanoid/