先生と師匠、生徒と弟子の違い#7

現シリーズ#1
ここで登場したSteve Vai氏に関しては
ギタープレイを通じて人間性に触れ、
心の師として崇めたのです。

一方でもうひとり、ギターというか
音楽全体に関しての大先生！
という方が存在しました。

この方に対しては、特に人間性までは
意識しませんでしたので、やはり
師匠ではなく先生なのです。

ですがこの方、自分がこうして文章を
書くことに物凄く影響を与えています。

この先生、T氏としておきましょう。
T氏はことジャズのアドリブ理論など、
とかく曖昧でハッキリしない類に対し
極めて明快に合理的に、整合性を持って
教授していました！未だあそこまでの
存在は居ないと感じています。

T氏の教えはアイウエオ、カキクケコ…と
言葉をまず文字として徹底的に整理！
語彙は飛ばして；；；自分で意味のある
文章に仕上げなさいというものでした。
因みにここでの言葉とは、
全て音～音符・休符などから成る
音魂(おとたま)を指します。

一度T氏に
「具体的にどのようにフレーズを
創っていけばよいのですか？」と質問、
それに対しT氏は
「そんなことは人に教わるものじゃない！」
と一括；；；
自分的に一番知りたいことだったのにw

結局のところ…
文字はたくさん憶えたけれど、
それを意味のある言葉に
抽出するのが苦手で、要は
「アイウエオ」群から
「アイシテイマス」と抽出、
変換できなかったのです。

何を言いたいのか？
それをどう表現するのか？
この壁を打ち破れず、
音楽の道は諦めたのです…
そんなことは人に教わるものじゃない！

その後うん十年経ったつい最近、
ある書籍との出会いがあり、
そんなことは人に教わるものじゃない！
と信じていた自分の考えが、
100%覆ったのです…

To be continued…