自分のバロメーター
僕は日頃は食いしん坊でキレイ好きなのですが、落ち込んだりやる気が起きないとき、どんどん部屋が汚れて食欲が落ちます。
日々に追われなかなか自分の調子に気づきにくいのですが、部屋の汚れがバロメーターになっています。
「あれ、いつの間にこんなに汚れたんだろう」と気づいた時は、掃除ではなく丁寧に野菜たっぷりのスープをつくることからはじめます。
「食べること、眠ること」の基本を整えるように過ごしてしていると、いつの間にか元気を取り戻し部屋も綺麗になっています。
僕が食べることと眠ることを大切にするようになったのは、ルームシェアしていたAのおかげです。
その頃僕は悩んでいる時、よく食欲がなくなって数ヶ月で10キロくらい痩せてしまっていました。
1日何も食べてないことや痩せてきたことに自分で気づかないこともしばしば。
ルームシェアしていた頃、Aはそんな僕に気づくと、たまに丁寧に作った手料理をよくふるまってくれました。
Aは栄養の知識も豊富だったので、消化のよい、胃に優しい食材を教えてくれました。
そしてAは料理に関して発明家でした。
定番の料理に意外な食材を組み合わせてとても美味しいものを作ってくれました。
今回の料理のポイントを聞きながらごはんを食べていると、「この料理作ってみたいな」「食材見に行こうかな」と思えてきました。
そして「おばあちゃんが「忙しい」という漢字って「こころ」を「なくす」ことを表すっていってたんだよ」とAは教えてくれました。
そんなときごはんをしっかり食べてゆっくり眠ることが1番の薬だとおばあちゃんが言っていたよ、と。
それから自分でも食事取るのを忘れたり眠れない日が続くと、お薬のように教えてもらった食材で、特製スープをつくるように心がけています。
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