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相撲協会について(白鵬&貴乃花)

白鵬(宮城野親方)に対する相撲協会の攻撃は「やり過ぎ」だと思いませんか?
その賛否を論じる時、「好き」「嫌い」で考えがちですよね? 白鵬が好きな人は「やり過ぎ」と言い、嫌いな人は「それ見たことか」みたいに。

私自身、白鵬を好きではありませんでしたが、協会の攻撃は度を越えていると思います。
嫌いな理由は、現役時代に「張り手」を乱発したこと。 「国技の品格を汚す」と思ってました。(そして多くの力士が真似をした)

一方で、今回宮城野部屋処分の原因となったパワハラ・暴力行為やその隠蔽について、(報道された以上のことがあったとしても)過去の他の部屋の事例と比べ極端に厳しい、という意見に対し、相撲協会が説明しないことに不信感を覚えます。

平成の大横綱「貴乃花」の一件を思い出しました。
貴乃花親方が、2010年に協会理事選挙の事前調整(談合?)を拒否し、独自に立候補を表明したことが始まりで、協会との関係が悪化し続け、2018年に貴乃花部屋は消滅。

白鵬と貴乃花に共通するのは、大横綱と呼ばれた二人に対して、相撲協会が「密談」を重ね「異分子を排除」し、部屋を消滅に追い込んだ、ということだと私は思います。
協会の方が正しいのかも知れないと思いながらも、それを裏付ける情報が協会から出て来ないことが不信感につながっています。

宮城野親方についてどんな問題があり、何を検討したのか、理事会の議事録を公開するなど、情報を公開して欲しい。
「報道されている以上のことがあった」という説明も「密談を公開しない為の言い訳」と思われても仕方ないですよね?

国技の誇り、早くからビデオ判定を取り入れた大相撲の歴史が、相撲協会の親方衆によって私物化されていないことを確認できないものかと思います。

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