見出し画像

見ること、感じること、学ぶこと(豊後富士)

週末は雲一つない最高のドライブ日和だった。地元の富士山,由布岳が見える街まで一時間ほどドライブする。先週寒かったせいか頂上は富士山に負けずと、薄化粧している。屋外に座るのは寒すぎたので、由布が見えるcafeで紅茶を飲みながら(本当に)久しぶりに豊後富士(由布岳)を見上げる。なかなかの貫禄である。

太宰治
豊後富士

自宅の庭も、まだ色の無い殺風景なたたずまい。それでも南天と山茶花の朱色が庭を豪華には見せてくれている。紅茶を飲みながら、椿と山茶花の違いを調べる。正直言って、椿と山茶花の区別は得意ではなかった。

山茶花?
南天

豊後富士を眺めた後、帰りに今まで訪れにくかった寺跡を訪れることになった。『地獄・天国』と案内版に書かれていたので、これまで近くは通っていたがお参りすることはなかった。一年に一度しかないような日本晴れの日に地獄を訪れるのはどうかと思ったが、何でも見ておこう、見逃すことがないように見ておこうと車を止める。

桂昌寺跡「地獄・極楽」。地獄と極楽が一気に味わえる体験型洞窟「地獄・極楽」と紹介されている。
洞窟は江戸末期、教育のためにノミで掘って造られたもので、今風に言えば、”地獄のテーマパーク”だ。
入り口をはいると閻魔大王が待っている。閻魔様が地獄か行きか、極楽ゆきかの裁判してくれる。

閻魔大王


地獄の道

通路にはこんな形相の石仏が待っててくれる。

無事に地獄道を抜けると、極楽道へと辿り着く。そして天国への道が開く

”日本の仏教に拠れば、死後、すべての人間は三途の川を渡り、7日ごとに閻魔大王など十王の7回の審判を受け、最終的に最も罪の重いものは地獄に落とされる。地獄にはその罪の重さによって服役すべき場所が決まっており、焦熱地獄、極寒地獄、賽の河原、阿鼻地獄、叫喚地獄などがある。そして服役期間を終えたものは輪廻転生によって、再びこの世界に生まれ変わるとされる。”

老いること、見ること、学ぶこと

今回は地獄と天国の道順を知った。もっと早くお参りしとけばと後悔している。山茶花の宿、あんこ椿、興味と好奇心がどんどん広がる。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?