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#16VD 沖縄新球団のチーム名、ビジョンとミッションについて考えてみた

皆さんこんにちは。今回は

"仮想"16球団構想イベント「#16VD」に沖縄球団として新規参入する件

についてnoteしたいと思います。

#16VDARAさん主催のイベントで、ここ数年野球界でよく話題になる「16球団構想」を、Twitter上の野球ファンで実際に各球団の担当者として形にしてみるとどうなるか、を体験する企画になります。既存の12球団に新規参入4球団を加えた計16球団の担当者によって、既存12球団から新規4球団へ戦力を分配する「分配ドラフト」と、2021年のドラフト対象となるアマチュア選手を獲得する「仮想ドラフト」の二つを行うことがメインのコンテンツです。詳細なイベント概要は以下の告知用noteをご確認ください。

今回私は西地区の新球団担当として立候補させて頂き、地元・沖縄に新球団を立ち上げることにしました!学生時代の卒業論文が「沖縄にプロ野球チームを誘致することは可能か?」的なテーマだった私にとっては、この企画はこの上なく魅力的なものでした。準備が大変そうなのは過去の経験から重々承知していましたが、「西地区の新球団」を「沖縄」で他の誰かにやられると絶対後悔するはず・・!と思い、すぐさまARAさんにご連絡し担当させて頂くこととなりました。

今回は以下のメンバーをサポーターとしてお招きし、「沖縄陣営」のメンバーとしてお力添え頂きます。いずれもプロ野球が好きで、またアマチュア野球にも造詣が深い非常に信頼できる方ばかりです!


さっそく陣営内で協力して、各球団のプロテクトリストの予想や今年のドラフト候補の選定を進めております。ただせっかくやるなら、「チームのビジョンづくりから始めて悲願の沖縄球団をより魅力的なものにしたいです!」と私から提案させて頂き、具体的な分配・仮想ドラフト戦略を練る前に、チームのビジョン&ミッションと、それを表すチーム名からディスカッションしていくこととなりました。

と言うことで今回は、皆でアイデアを持ち寄り議論の末に合意した沖縄新球団のチーム名とビジョン、ミッションについて、まずご報告させて頂きたいと思います。

1. 沖縄球団のビジョン

沖縄陣営内でまず話し合ったのは「チームのビジョン」をどう描くか?ということです。ビジョンとは言い換えると「チームのあるべき姿」であり、球団が実現したい目標を言語化したものと言えます。

例えば同じ沖縄をホームとするプロバスケットボールチーム・琉球ゴールデンキングスは、ビジョンではありませんが「沖縄をもっと元気に!」を活動理念として掲げています。

我々沖縄陣営もあくまで“仮想”の新球団立ち上げとはいえ、自分たちの手で一からチームを作る訳なので「どういうチームを作りたいか」共通認識を持つため、それぞれの考える新球団のビジョンを持ち寄り共有することにしました。さまざまな角度から多様なビジョンのアイデアについて話し合った結果、合意したのが下記2つのビジョンです:

地元・沖縄で誰もが楽しめる野球文化を創り出し、生活の一部として定着する

地元・沖縄から発信し、世界を魅了するチームを作る


一つ目のビジョンは、私(とサポーターのtotoさん)のような沖縄出身者目線で考えてみました。夏の甲子園で沖縄県代表が試合の日は街から人が消えると言われるほど野球好きな沖縄県民にとって、地元にプロ野球チームができることは悲願。老若男女問わず沖縄県民を魅了するチームを作り、皆が日常的にチームの話題で花を咲かせるような、そんな存在でありたいと思いました。

一方で2つ目のビジョンは、欲張りにも沖縄県民以外にも愛されるようなチーム作りをしたいという思いを込めました。一つ目のビジョンと矛盾するように感じるかもしれませんが、沖縄にプロ野球チームを作るにあたっては、県内だけをターゲットにしてはとてもスポーツビジネスとして成立しないのでは?という懸念がその背景にあります。

沖縄県は人口が140万人程度と、既存の12球団がある都道府県と比較してもかなり市場規模が小さく、また飛行機での移動が前提であるため県外からの流入も容易には見込めません。このビジネス上のボトルネックを解消できなければ、沖縄県へのプロ野球チームの誘致はかなり難しいと言わざるを得ないでしょう。

そこで考えたのが、沖縄球団が対象とするマーケットを沖縄県内、または日本国内だけに限定するのでなく、広く観光客など外国人まで対象を広げようというコンセプトです。沖縄県は地理的にもアジア諸国と近く、特に台湾は飛行機で片道1時間半と東京に出るより断然近いです。

コロナ禍で現地での観戦が叶わなくても、近年インターネットでの視聴環境が整ってきていることや、国外のファン獲得をターゲットにした積極的な情報発信により、日本以外のファンを獲得することは決して不可能ではないと感じています。


2. 沖縄球団の“7つのミッション”

上記のビジョンを考える過程で、それを実現するための具体的なアイデアについても色々と話すことができました。ビジョン達成のためにやるべきことを「7つのミッション」として整理しましたので、そちらも簡単ではありますが紹介したいと思います。

①魅力的かつ多様性のあるチーム編成を行い、勝ち続けるチームを作る
かつて中日ドラゴンズの元監督・落合博満氏が「勝つことが最大のファンサービス」と話したことがありましたが、魅力的なチームを作る上で最も重要なのはチームの勝利を常に追求する姿勢です。今回の#16VDでは、分配・仮想ドラフトを通して「沖縄陣営がどのように勝ち続けるチームを作りたいか?」という点について表現できればと思います。

②たくさんのファンが集い、指笛が自然発生するような魅力的なボールパークを作る
チームが強いのはもちろん、ホーム球場も魅力的であるべきと思います。どういうボールパーク作りを目指すか、またチームの強化方針とどうリンクさせるかについては、追って紹介できればと思っています。

③異なる文化を尊重し、年齢や性別、国籍を超えてファンが一つになれる場を提供する
沖縄県民のみならず、対象を大きく広げる以上は異文化コミュニケーションに配慮したボールパーク作りや情報発信が重要になると思っています。

④最新のテクノロジーを活用した「新たな野球観戦体験」を創出し、地元・沖縄のファンのみならず世界中どこにいてもチームを応援できる環境を作る
2つ目のビジョンにもあった通り、リモートでの観戦環境を充実させることはマストだと考えます。コロナ禍によりVR観戦など新たな観戦スタイルが今後どんどん発展していくかと思いますが、それらを上手く取り入れるべきだと思います。

⑤沖縄県の離島における野球環境の整備と、県内の少年野球チームへの継続的なサポートを行う
沖縄球団として、地元の野球少年の目標となりまたアマ球界を盛り上げることを使命として持つべきと考えました。一般的なプロ野球チームが行なっているような野球教室などの開催のみならず、離島の野球場の整備などにも積極的に取り組む必要があると思います。

⑥年齢や性別、国籍などの壁を取り払い、誰もが楽しめる「野球」をベースとしたスポーツに親しみ、 また新たに考案することで新たな野球文化を創出する
野球というスポーツを普及させ、広く健康増進の一助とするには必ずしも野球というフォーマットがそのままあらゆる人たちにフィットするとは思いません。地元に密着し、また野球というスポーツに親しみのない海外の人たちでも楽しめるような、新たな野球文化の創出にも取り組んでいきたいです。

⑦女子チームも併せて設立し、野球を続けながら働く女性の雇用を促進する
近年ではライオンズレディースや阪神タイガースWomenなど、プロ球団が「名前貸し」として女子球団を持っていますが、選手はどこかの企業に属しながら週末の練習に参加しているのが現状です。新球団でも女子チームを持ちつつ、希望者は球団職員としてグラウンド内外で働き、本拠地で試合がない時には野球に励むことができるような環境の整備を目指します。


今回のイベント内では、③以下のミッションについてより掘り下げた提案をすることは難しいかと思います。ただもし実際に球団を立ち上げる際に、このようなミッションがあれば素晴らしいのは間違いないと思いましたので、アイデアベースですが挙げさせて頂きました。

3. 沖縄球団のチーム名

ということで長くなりましたが、以上が沖縄陣営が掲げる新球団のビジョンとミッションです。肝心のチーム名については、このビジョンとミッションに沿う名称になるよう、陣営内で検討を進めました。色々なアイデアが出ましたが、最終的に決まったのが以下のチーム名です↓

那覇シルバーウイングス✈️
(Naha Silver Wings)

チーム名の由来は以下の通りです:

▼チームビジョンから「空」に関係するチーム名はどうか?と考えた。
・2006年夏の甲子園の名実況「空を見上げました。沖縄の空にももちろんつながっています」より着想
・世界のどこにいても推せる、というビジョンは上記にフィットする
・沖縄の抜けるような青空のイメージにもフィットする
・天気や季節、時間帯によって変わった表情を見せる空は、チームが尊重したい「多様性」を表しているのでは?


▼空のコンセプトに合致する「シルバーウイングス」というチーム名
・飛行機✈️を言い換えた「銀翼」から
・飛行機✈️は沖縄から世界に羽ばたくイメージと合致する
・琉球ゴールデンキングスと対になる名称で、韻も踏めている
・チームカラーはシルバーとスカイブルー。シルバーはキングスと、スカイブルーは地元のプロサッカークラブ・FC琉球の琉球レッド(ベンガラ色)と対照的なカラーになっている

4. 終わりに

以上が、我々沖縄陣営が考えた新球団のチーム名とビジョン、ミッションでした。正直イベントの本筋とはまったく関係ない(笑)のですが、時間がたっぷりあるオフラインイベントですし、せっかくなので新球団立ち上げの擬似体験をやってみました。

今後も那覇シルバーウイングスの取り組みについては、定期的に発信していきたいと思います。次回はチーム強化方針および本拠地の方針についてまとめたnoteを作成予定です。

ということで以上、ロバートさんでした。
ありがとうございました!


おまけ: 那覇シルバーウイングスのユニフォームはこんな感じかも…。

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