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経営者の経歴を活かせば差別化できる!居酒屋、ラーメン店、エステサロンなど業種別成功事例

※当記事は2020年8月31日にメルマガで配信した記事に加筆修正をしたものです。LINEのおともだちに登録されると、このような経営に関する記事が原則週1回ペースで配信されます。

1.経営者の経歴を活かせば差別化できる!居酒屋、ラーメン店、エステサロンなど業種別成功事例

 経営者の経歴を活かして売上を拡大する事例が複数存在します。例えば、居酒屋の経営者は都内の築地市場で働いていた経験を持っており、市場関係者とのパイプも太いです。この経歴をネットやチラシで告知することで、売上が大きく上昇したという事例があります。

 同様に、ラーメン店の経営者も学習塾に勤めていた経験を生かし、新メニュー「学習塾出身の店長が提供する合格ラーメン」を開発しました。このメニューは人気があり、売り上げ増加につながりました。

 また、エステサロンの経営者もパティシエの経験を活かし、ダイエット中でも食べられるチョコクリームを活用したスイーツのレシピを公開しました。これも大変好評で売り上げが増加しました。事業の差別的優位性を活かすためには、経営者の経歴を適切に活用することが重要ですが、以下で詳しく見ていきます。

経営者の経歴活用例1

 ある居酒屋の経営者から売上拡大の相談を受けたことがあります。そこで事業概要とともに、その経営者の経歴を伺うと、魚の行商をしていたことや、都内の築地市場にあるマグロの専門店で働いたこともあり、近隣の市場関係者とも太いパイプを持っていることが分かりました。

 そこで、この経歴があるからこそ、同店のお刺身や魚料理が美味しいことをネットやチラシで告知したところ、売上が大きく上昇しました。これは、ご自身の強みを告知していなかった例ですが、まずご自身の経歴から強みを見出し、告知をすることが必要です。

 この際に補助率2/3、補助上限額50万円の小規模事業者持続化補助金(通常枠)の活用が有効でしょう。もっとも、お金をかけずともSNSやブログで訴求するだけでも効果は期待できるでしょう。次の事例は、経営者の経歴を活用して、新商品を開発した事例です。

経営者の経歴活用例2

 ラーメン店の経営者から売上拡大の相談を受け、やはりその経営者の経歴を伺うと、もともと学生時代に学習塾でアルバイトをしており、そのまま新卒でその学習塾に入社したとのこと。ラーメンの食べ歩きが趣味で、休日にはあちこちのラーメン店巡りをしていたところ、たまたまご縁があって、現在のラーメン店を開業したことが分かりました。

 この経歴を生かして「学習塾出身の店長が提供する合格ラーメン」という新商品を開発しました。それまで提供していたとんこつラーメンに、験担ぎの「トンカツ」、精神の安定に効果的とされる「きくらげ」、身体の成長に効果的とされる「海苔」、記憶力に効果的とされる「魚粉」をトッピングしたものです。

 その上で同店は、地元の商工会を通じて、行政の中小企業支援策である「経営革新計画」を作成し、この計画に基づいて事業展開したところ、お店の売り上げは大幅に増加しました。当制度の内容は以下をご覧ください。商工会や商工会議所の会員であれば、無料で利用できます。

 同店のレシピ自体は競合店も真似できるものですが、経営者の経歴は真似できないため、追随した競合店はありませんでした。この事例は、経営者の経歴を活用して新商品を開発した事例ですが、次の事例は、経営者の経歴を活用して既存商品の販売促進に成功したものです。

経営者の経歴活用例3

 エステサロンの経営者から売上拡大のための相談を受けた時の話です。同店はフェイシャルや痩身、脱毛といったエステの施術を提供するとともに、ダイエット用のサプリメントや健康食品も販売していました。この中には、ダイエット中でも食べられる低カロリーのチョコクリームもあります。

 そして、経営者の経歴を伺うと、もともとパティシエだったことが分かりましたので、この経歴を生かして、このチョコクリームを活用したスイーツの作り方をSNSで動画として公開したところ、当商品に対する問い合わせが増加し、このチョコクリームが非常に良く売れました。

 以上、経営者の経歴を活かして売上を拡大した事例についてお伝えしました。経歴や経験を活用することで、独自の魅力が生まれ、市場で差別化することができます。居酒屋やラーメン店、エステサロンなど、様々な事業で成功事例がありますので、ぜひ参考にしてみてください。

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