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【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方とは⑨

 前回の記事で、小規模事業者持続化補助金の<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」に記載する際のポイントとして(1)具体的に記載するべき理由を押さえる、(2)5W2Hを記載する、を挙げました。

 これらのポイントは、公募要領にて公表されている審査項目を踏まえたものですが、申請のために事業者が作成した計画書を拝見すると、この審査項目を意識しているか否かは簡単に見分けることができるものです。

 公募要領は読みにくいというお声をいただくことがありますが、せめてこの審査項目はしっかりと押さえていただきたいものです。今回の記事も、この審査項目を踏まえて前回に引き続き「販路開拓等(生産性向上)の取組内容」を記載する際のポイントを見ていきます。

1.【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方とは〔販路開拓等(生産性向上)の取組内容〕編

【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔販路開拓等(生産性向上)の取組内容〕のポイント(3)「創意工夫の特徴」を示す

 前述の公募要領「書面審査」には「補助事業計画の有効性」として「補助事業計画に小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか。」という記載があります。ここで言う「創意工夫の特徴」は、自社なりに工夫した点が求められていると解釈しています。

 補助事業を5W2Hで説明するべきであることは前回の記事で述べましたが、その後に【創意工夫の特徴】という見出しを設けて、それを記載したり、5W2Hの「何を」の部分に創意工夫の特徴を盛り込んだりすることが有効でしょう。

【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔販路開拓等(生産性向上)の取組内容〕のポイント(4)ビフォーアフターを示す

 店舗改装を補助事業とする場合は、改装前がどうなっていて、改装後にどうなるのかを示すと説得力が向上するでしょう。例えば、改装前である現在の写真と改装後のイメージ図や、改装前と改装後の図面を盛り込むといった形です。

 また、看板設置を補助事業とする場合は、看板を設置する場所が分かるように、設置前の状況を示し、看板設置後のイメージ図を盛り込むことも一考です。

【持続化補助金】採択の可能性を高める計画書の書き方〔販路開拓等(生産性向上)の取組内容〕のポイント(5)How Muchを盛り込む理由を押さえる

 前述の公募要領「書面審査」には「積算の透明・適切性」として「補助事業計画に合致した事業実施に必要なものとなっているか。」「事業費の計上・ 積算が正確・明確で、 真に必要な金額が計上されているか。」という記載があります。

 上記の太文字部分は、かつての公募要領には記載のないものでした。つまり、補助対象経費はその内容や金額を厳しく判断するという意図が読み取れます。

 持続化補助金の申請は、計画書の他に経費明細表を作成する必要がありますが、そこに記載するだけでなく、補助事業計画書にも経費額を盛り込むことが上記の意図に対して有効と判断でき、公表されている計画書の記載例も同様の書き方になっています。

 今回は<補助事業計画>「2.販路開拓等(生産性向上)の取組内容」に記載する際のポイントとして、(3)「創意工夫の特徴」を示す、(4)ビフォーアフターを示す、(5)How Muchを盛り込む理由を押さえる、を述べました。次回は<補助事業計画>「4.補助事業の効果」に記載する際のポイントを述べていきます。

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