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経営計画作成は売上アップの秘訣!中小企業庁調査で明らかに

※当記事は2020年6月6日にメルマガで配信した記事に加筆修正をしたものです。LINEのおともだちに登録されると、このような経営に関する記事が原則週1回ペースで配信されます。

1.経営計画の作成が売上増加に繋がる!中小企業庁の調査結果

 中小企業庁による実態把握調査で、経営計画を作成すると売上が増加する可能性が高まることが分かりました。これに基づき、本記事では当調査の内容・結果と、経営計画を作成すれと業績が拡大する理由、計画書作成のハードルを下げる方策、について解説します。既に経営計画がある事業者はブラッシュアップし、ない事業者は是非作成してみましょう。

中企庁の調査結果

2016年 小規模企業白書より抜粋

 上図は、2016年に中小企業庁が小規模企業白書という資料に盛り込んだ調査結果であり、調査の対象となった4,857の小規模事業者のうち、売上が増加した者の占める割合は27.5%となっています。

 また、この4,857の小規模事業者のうち、経営計画を作成したことがある事業者は2,575者、作成したことがない事業者は2,282者となっています。

 そして、作成したことのある事業者の中で売上が増加した者が占める割合は34.0%であり、全調査対象4,857者の中で売上が増加した者の占める割合の27.5%を上回っています。

また、作成したことのない事業者の中で売上が増加した者が占める割合は20.2%であり、全調査対象4,857者の中で売上が増加した者の占める割合の27.5%を下回っています。

 このことは、計画を作成することで業績が拡大する可能性が高まることを示していますが、なぜ経営計画を作成すると売上上昇の可能性が高まるのでしょうか。

狙った結果と訪れてしまった結果の違い

 「昨日は100点満点中、何点の日でしたか?」という質問を受けた場合、あなたは何点と答えますか?仮に60点という回答だった場合、その60点は狙って獲得したものではなく、結果としての60点の方がほとんどでしょう。

 では、3年前からその日を100点にすると決めて、そのための計画を作成し、その計画に基づいて取り組んできていたとしたら、60点ということはないはずで、100点という目標が達成できたかもしれませんし、それに及ばずとも60点以上の高得点になる可能性が高いのではないでしょうか。

 経営計画は、自社の目標を策定し、それを達成するためのものと言えますが、売上を○○円にしたいという目標を立て、その達成のための行動を考え、明文化したものがある場合と無い場合では、当然に前者の方が売上は上昇すると言えます。

計画を作成したことがない方のために

 ここまで、経営計画を作成する重要性を述べてきましたが、作成したことがない方にとっては、とてもハードルが高いはずです。そのような場合は、一人で頑張るのではなく、地元の商工会や商工会議所、市役所などの産業支援課などに出向いて相談することをお勧めします。

 これによって、計画書作成の専門家派遣を活用できることもあり、計画書作成のハードルはぐっと下がります。

 以上、経営計画の重要性について解説しました。経営計画がある事業者は売上増加の可能性が高いことが分かりました。経営計画を作成することで目標を明確にし、戦略的な行動を取ることができます。是非、経営計画を作成して業績拡大に繋げてみてください。ロードサイド経営研究所が発信するその他の経営に関する情報や、noteの更新もお楽しみに!

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